新型コロナウィルスが日々拡散される様子が報道され、韓国全国で不安が広がっています。
ニュースや国の公的サイトで感染者に関する最新情報(具体的な感染者の行動履歴を含め)が常にアップデートされているので、それらを追いかけることはもはや必須となっていますが、一瞬で流れてしまう映像や細かく大量の文字をチェックするのはなかなか大変です。
そんなわけで、ひと目で視覚的に、そして自分の現在地を元に確認できる地図サイトが次々とオープンして、多くの人が利用しています。
韓国で今、有名なコロナ関連の地図サイトを4つご紹介します。
韓国語ができなくても、google翻訳で気になる地名を翻訳して検索に入れると、そのエリア周辺を確認することができるので、参考にしてみてください。
目次
コロナマップ 知名度ナンバーワン!慶熙大学生が立ち上げたマップ
一番の人気と有名度は、なんといっても慶熙大学の大学生イ・ドンフンさんが立ち上げた「コロナマップ」です。
日本のニュースでも紹介されていたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
1月30日に立ち上げられた「コロナマップ」がネット上で口コミを通じて話題になると、マスコミが取り上げ、一気に知名度ナンバーワンの地図となりました。
「コロナマップ」は、NAVERが提供する地図APIを使った地図です。
利便性とニーズにマッチした「コロナマップ」は、本来であれば1,000万ビューを超過するとアクセス数に応じてAPI使用料が発生する地図サービスですが、NAVERが公益性の高い利用であるとして、利用料金を援助することを発表し話題になりました。
コロナアラート 高麗大学の学生が立ち上げたアラートマップ
「コロナマップ」に続き立ち上げられた「コロナアラート」も人気を集めています。
「コロナアラート」は、高麗大学のプログラミングサークルに所属する学生4人が立ち上げたサイトで位置情報(GPS)を使い、自分の近くの診療所や、感染者が訪れた場所を確認することができます。
診療所は水色の丸で「診療」と表示され、感染者が訪れた場所は赤色の逆三角に「確定」と表示されるので、ひと目で確認することができます。
さらにこのマークにカーソルを当てると、「診療」の場合は、診療所名、住所、電話番号(スマホからアクセスした場合にはそのまま電話可能)、その場所までのナビ(道順)が表示されます。
また、「確定」の場合は、感染者の立ち寄った場所、日付、何人目の感染者かという情報が表示されます。
尚、「コロナアラート」のサーバー代を支援していたRAINBOW(レインボー)ジスクの恋人でソウル大卒のプログラマー兼事業家のイ・ドゥヒ代表は、3月5日にマスクの在庫状況を表示する「マスクアラート」をオープンしています。
韓国のNHK、EBSの移動経路案内地図
日本のNHKにあたる、韓国の教育・教養放送局EBSも「移動経路案内地図」を公開しています。EBSの移動経路案内地図は、韓国全国の幼稚園や小・中・高校、大学、図書館など2万4千の教育関連施設を中心に、感染者の移動経路を検索することができる地図です。
「コロナある(CORONAITA)」本日リアルタイムで話題になっているサイト
本日、21日にはリアルタイム検索語に「コロナある」がランクインし、「CORONAITA」に注目が集まりました。「CORONAITA」も、疾病管理本部が提供するデータに基づき、近隣で発生した感染者数や動線(移動経路)、経過時間などを把握できるサービスです。
検索に地名を入力すると、「とても安心」「安心」「若干不安」「不安」「とても不安」と5段階で安心度を表示する機能があります。
感染者の移動経路がなくても、距離的に少し離れた場所でも現在、感染者が収容されている隔離施設があると「不安」と表示されるようです。
(※筆者の住む近所も「不安」と表示されて、不安になりました😱😱😱)
開発者は「『安心』が表示されるからと、そこに行っても絶対に大丈夫というわけではありません。同様に、『不安』だからといって絶対に感染するわけではありません」と、あくまで目安としてほしいと伝えています。
マスク不足を受けて政府の買い取りマスク(公的マスク)の状況は?
2020年2月の韓国のマスクの販売状況
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