今日(2017年5月9日)は、1987年の憲法改正により、国民直接投票制になって7回目となる第19代韓国大統領選投開票日です。
ちなみに、韓国語では「大統領選挙」は「대통령선거(デトンリョン ソンゴ)」といいますが、日常の中やマスコミ報道では省略して「대선(デソン)」と使うことのほうが多いです。
今回の大統領選では、昔からマスコミによく登場する有名な候補者から、多くの人が「え、この人誰?」と不思議に思うようなまったく知名度のない人まで、立候補者はなんと歴代最高の15人(※公示後にこのうち、2人が辞退しました)を数えることとなりました。
そのため、選挙告知ポスターはズラリと非常に横長になり、また有権者の自宅に届く封筒もいつもよりちょっと気持ち分厚目となりました。
韓国は直接選挙のため、国家元首である大統領は国民が選択します。
普段意識することはありませんでしたが、日本は国民が首相を直接選択するわけではないので、ある意味興味深い感じがしますよね。
こちらは韓国の選挙ポスター。学校の周りにはポスターが貼られ、それぞれの地域の主要エリアには横断幕が掲げられています。
韓国の選挙ではお馴染みの光景。
選挙カーからは非常にノリノリの流行歌や演歌の替え歌などが流れ、それぞれの候補者のカラーで彩られるとともに、選挙運動員は候補者の「기호/キホ(記号)」を指で示して、手を上に突き上げてアピールし、有権者にPRします。
でも、いつもはこんなに立候補者がいないので、10番以降の候補者はいったいどうしたのでしょうか・・・(指が足りませんね^^;)
人数も非常に多いので、テレビで紹介する時はどうするんだろう?と思われるかもしれませんが、マスコミが番組や記事で大きく取り上げるのはほぼトップ5まで。テレビ討論会に出演したのも記号5の候補者までの5人でした。
本日の投票は、韓国全国13,964ヶ所の投票所にて午後8時まで受け付けられ、その後当確が決まります。(学校が投票所として使われることもあり、本日は韓国は公休日となっています)
報道によると、今回の選挙の有権者数は4,247万9,710人。そののうち、4日と5日に行われた期日前投票で1,107万2,310人が投票をしており、残りの3,140万7,400人の有権者が投票を行うことになります。
昨年12月に朴槿恵(パク・クネ)前大統領が国会弾劾訴追議決で職務停止となってから、大統領の空白が続いていた韓国。
大統領選の結果とともに、今後の国際情勢の行方に多くの関心が集まっています。
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