11月16日は韓国の大学入試試験である「大学修学能力試験」略して「修能/スヌン」の日でしたが、前日15日の夜に突如として1週間の延期が発表されました。
スヌン延期が公式に発表されるや、ポータルサイトNAVERのリアルタイム検索語の上位10位はほとんどがスヌン関連の検索語となり、大きな衝撃が広がりました。
スヌンが延期になるのは韓国のスヌン史上、初めてのことです。
この日のために、文字とおり寝る間を惜しんで勉強漬けの日々を送ってきた受験生の多くはSNSでやりきれなさを吐き出しています。中には、もう残すところ明日だけということで、要点チェックの冊子だけ残して持っていた問題集は全部捨てちゃったのにと嘆く受験生も・・・!
ちなみに、15日の午前中には受験生(高校3年生と浪人生)は、自分の受験票を受け取り、受験番号と試験会場を確認、午後に各自、受験会場となる高校などに下見に行く家庭がほとんどでした。
受験会場は、スヌンの前日になるまで分からないので、前日午後に初めて試験会場を知ることになるのです。
スヌンの受験会場は、自分の通っている学校ではない、公立の学校が会場となります。そのためスヌン当日は中学校、高校は休校となります。
前日夜の突然のスヌン延期で、もともと休校予定であった16日の給食の準備が今からできないと臨時休校にする中学校・高校も続出しています。
15日午後には各試験場となる学校で、16日のスヌンの時間割や注意事項、そして受験番号別の部屋割りが貼り出されていました。
スヌンの試験は朝の8:10までに入室、8:40から試験がスタートし、17:40に終了します。
試験時間は全部で392分です。
会場にはデジタル製品の持ち込みは全面禁止となっています。
昨年は、お母さんがスヌン会場まで子供を送った時にうっかり自分のスマホをお弁当を入れた袋に入れていて取り出すのを忘れて渡し、子供もまさかスマホが入っているとは知らずに預けなかったがために試験が失格となってしまった受験生が大きく報道されました。
また、普通のサインペンも禁止です。(※韓国では中間試験・期末試験などの学校の普段の試験はサインペンで試験を受けます)
スヌンの日は、スヌン専用のいわゆる「スヌンシャープ」が試験場で配られます。これも不正防止のための決まりです。
そして、注意事項として赤字で書かれているように、時計もアナログの時計のみ使用可能となっています。
そのため、スヌンが近づくと文具屋さんにはスヌン時計が並び、売られています。
この文具屋さんでは、日本のカシオの時計が人気です。
また韓国全国チェーンの文具屋「モーニング・グローリー」のスヌン時計にも、「日本産ムーブメント使用」「日本産バッテリー使用」と大きく書かれていて、スヌン時計には正確で安心というイメージの強い「日本」が人気を集めています^^。
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