韓国の有名映画監督であるキム・ギドク氏が、新型コロナウイルスにより亡くなったことが明らかになった。
2000年にアジア映画賞選外佳作を受賞した第57回ヴェネツィア国際映画祭に始まり、数々の国際映画祭で受賞、独特の世界観を描き韓国の鬼才と呼ばれたキム・ギドク監督の訃報が伝えられた。
現地時間の11日、ラトビアのメディアDelfiが、キム・ギドク監督がラトビア国内で新型コロナウイルスの合併症により死去したと報道、これを引用する形でロシアのタス通信もキム・ギドク監督の訃報を伝えた。
関係者によると、キム・ギドク監督は先月20日にラトビアに到着したが、今月5日から連絡がつかなくなっていたという。
世界3大映画祭を制覇するなど、数々の受賞歴で名誉と栄光を手にしたキム・ギドク監督だったが、2018年に性的暴行疑惑が持ち上がった後は、韓国を離れ海外を中心に活動を行う様子が時々マスコミで報じられていた。
キム・ギドク監督作品としては、2018年作のチャン・グンソク、藤井美菜、オダギリジョーらが出演した映画「人間、空間、時間、そして人間」が、今年3月に日本で公開された。関連記事
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