強制わいせつと特殊脅迫の疑いで裁判中であった俳優イ・ソウォンが20日、軍に入隊し、ネットユーザーの怒りを買っている。
22日、韓国メディアは、「イ・ソウォンが、強制わいせつと特殊脅迫の疑いの4次公判に出席していない。20日、既に入隊していたためだ」とし、「自隊配置を受けた後、軍事裁判所に移送されてから、次の期日には、出席することが可能だ」とイ・ソウォンの入隊を報道した。
20日の軍入隊のため、22日に行われる予定だった公判は、来年1月10日に延期された。
イ・ソウォンの所属事務所は、入隊について「イ・ソウォンは、先月12日入隊通知を受けた。裁判を終えた後、入隊するために兵務庁の関係者と口頭議論および、兵務庁に正式な書面による質疑をしたが、現行の法令上、裁判出席は兵役延期事由に該当しないとの最終的な助言を受けた」と裁判中に入隊することになった理由を説明した。
そして「今後、軍人の身分で軍事裁判所を介して裁判に誠実に臨む予定だ」と伝えた。
また入隊ニュース報道後に広まった所属事務所との契約解除説については、「事実ではない。現在、活動をすることができる状況ではないのでイ・ソウォンの両親と口頭で協議をした。契約を正式解約したものではない」と否定した。
イ・ソウォンの弁護を担当する法務法人チュンムのソ・ヨンドゥク弁護士も「軍入隊について、裁判中であるだけに逃げたのではないかと思われることを懸念し、最後まで最善を尽くしたが、結局行くしかなかった」と伝えた。
しかし急に伝えられたイ・ソウォンの入隊のニュースにネットユーザーは、所属事務所の釈明後も「軍隊に逃げるのか」、「入隊したら終わりなのか?」「軍入隊を隠れみのに使うのか」など、イ・ソウォンを激しく批判するコメントが殺到した。
イ・ソウォンは、2015年のドラマ「錐」でデビュー後、話題の作品に次々と出演し、KBS2「ミュージックバンク」のMCとしても活躍した。
しかし、4月にイ・ソウォンは、女性芸能人A氏に対して強制的に身体的接触を試み、被害者がこれを拒絶しながら恋人に電話をかけると、凶器で脅迫した疑いを受けて、立件された。これによりMCを務めていた「ミュージックバンク」や出演が決まっていたtvNの新月・火ドラマ「止めたい時間:アバウトタイム」も降板することとなった。
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