【取材レポ】カン・ドンウォン来日!「日本映画に出演したい」映画『MASTER/マスター』舞台挨拶に登壇!
11月6日(月)TOHOシネマズ上野にて、実話をもとに韓国犯罪史上最大の金融投資詐欺事件の全貌を暴くクライムアクション映画『MASTER/マスター』に、正義感溢れる初の刑事役を熱演したカン・ドンウォンが来日、映画館のオープニング舞台挨拶に登壇した。
映画『MASTER/マスター』には、韓国30代俳優でダントツの人気を誇るカン・ドンウォンに加え、前回来日舞台挨拶を行った『マグニフィセント・セブン』のイ・ビョンホン、『二十歳(ハタチ)』のキム・ウビンと、韓国3大スターが揃い踏みしている。11月10日(金)TOHOシネマズ 新宿他にて全国公開。
会場の11月4日にオープンしたばかりのTOHOシネマズ上野は、スタジアム式観客席となっており、後方の席からも見やすい設計になっているという。
舞台挨拶の時刻になると、突然カン・ドンウォンが客席後方からのサプライズ登場に、会場は大熱狂となった。
黒いロングコートを羽織り、スラっとした長身が際立つカン・ドンウォンがスクリーンの前に到着すると「お久しぶりですね、カン・ドンウォンです。お会い出来て嬉しいです。」と日本語を交えた挨拶に会場からは大歓声と沢山の「かっこいい~」という声が漏れた。
MCが、TOHOシネマズ上野がオープンしたばかりということに触れると「おめでとうございます。韓国の映画館と似ていますね。(どんなところが?)設備とか似たような感じです。」とお祝いの言葉を送った。
―何度か日本にも来ていると思いますが気に入った日本食は?
カン・ドンウォン「へへへ(笑)まず、おそばが大好きです。それからお寿司も大好きです。好きなものが沢山あり過ぎて、とんかつも天ぷらも大好きで、食べるのが大好きです。他に楽しみがあまりないので(笑)」
―刑事役が初めてとお聞きしましたが。
カン・ドンウォン「(日本語で)はい、初めてです。」
―実際演じられていかがでしたか?
カン・ドンウォン「まずはマニラで1か月くらい撮影をしたのですが、それが本当に大変でした。何よりも暑くて朝から30何度というくらい気温が上がってたんです。」
―暑さ以外では、どんなところが大変でしたか?
カン・ドンウォン「フィリピンのマニラで撮影していて貧民街だったのですが、想像していた以上にそこに暮らしている人たちが苦労の多い生活をされていたので、それを見守るだけでも最初は心が痛みました。この映画は腐敗した政治社会を描いている物語ですが、貧富の差を強く感じましたので、胸に響くものがありました。」
―凄いアクションでしたが怪我は?
カン・ドンウォン「インタビュー記事をご覧になった方はご存知かと思うのですが、今回撮影中に大変危険な事故がありました。爆発のシーンではなかったのですが、ガラスが割れるシーンでガラスの破片が顏に飛んできて、そのまますぐに病院に行きました。内側から3針、外側からは4針くらい縫うことになったんです。首にもガラスが刺さってしまいました。だからもう引退しないといけないかと思いました。(照)顔中に血が流れてました。」
―イ・ビョンホンさん、キム・ウビンさん、カン・ドンウォンさんの3人の頭脳戦やアクションシーンもありましたが、共演されていかがでしたか?
カン・ドンウォン「今回映画を撮りながらウビンとは凄く仲良くなれたんです。年の差も、僕が思うにはそれほど離れていないです…実際いくつだったかな?(笑)でも本当に楽しく撮影が出来ました。イ・ビョンホン先輩とは一緒に出演するシーンは少なかったのですが、現場で本当に楽しく一緒に撮影が出来ました。」
―イ・ビョンホンさんが来たときも、カン・ドンウォンさんを絶賛されていましたが、何か印象に残っていることはありますか?
カン・ドンウォン「とにかくイ・ビョンホン先輩は集中力が素晴らしくて勉強になりました。あとはリクション、セリフの発声が凄く素晴らしいので、僕も頑張らなければいけないなと思いました。」
―いつかご一緒したい世界の監督の方はいらっしゃいますか?
カン・ドンウォン「僕は日本映画に出演したいなと思っているんです。なかなか機会がないのですが、例えば是枝(裕和) 監督とも映画を撮ってみたいですし、中島哲也監督とも一緒に映画を撮れたらいいなと思っています。そんな素晴らしいみなさんといつも映画を撮りたいと心はオープンの状態なのですが、日本語の準備が出来ているかどうかが分からないですね…日本語での演技が可能かどうかも考えてしまいます。(日本語で)今、7年前より(日本語が)どんどん、どんどん、いいけど…まだ無理じゃないかと…。(笑)」
―きっと監督にも伝わるかと。
カン・ドンウォン「一生懸命頑張ります。(照)」
―最後に日本のファンのみなさんにメッセージとご挨拶をお願いします。
カン・ドンウォン「今回見ていただく『MASTER/マスター』以外にも今後日本で公開していただけるのではないかと思える作品をいくつか準備しています。一つ日本の原作の作品も終わっていまして、それは『ゴールデンスランバー』なんですが、韓国では6月に公開される予定です。日本にもまた来たいなと思っています。他にも日本の原作で『人狼』という作品も撮ってるので、これからもいい作品を撮ってみなさんとお会いしたいと思います。来年も頑張りますので沢山の応援をお願いします。どうもありがとうございます。
会場の拍手喝采に「ありがとうございまーす」と手を振って帰ろうとするが、フォトセッションが残っていたため慌てて照れくさそうにポーズを取るというお茶目な姿を見せてくれたカン・ドンウォン。今後日本映画への出演もぜひ期待したい。
監督・脚本:チョ・ウィソク
キャスト:イ・ビョンホン、カン・ドンウォン、キム・ウビンほか
2016年/韓国/143分/カラー/スコープサイズ/5,1chデジタル/字幕翻訳:根本理恵
配給:ツイン
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11月10日(金)TOHOシネマズ 新宿ほか、全国ロードショー!
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