パク・シネ「PARK SHIN HYE WORLD TOUR~Story of Angel in Japan~」取材レポート&セトリ情報

パク・シネイベント

ドラマ『相続者たち』や『美男<イケメン>ですね』など数々のヒット作品に出演するパク・シネが、昨年に続きワールドツアーをスタートし、7月19日と20日にそれぞれ大阪・東京で「2014 PARK SHIN HYE WORLD TOUR ~Story of Angel in Japan~」を開催。ミュージシャンとしても活躍しているパク・シネの実兄パク・シンウォン共にスペシャルステージを披露しイベントを盛り上げた。

イベントは2部構成となっており、1部ではライブ、2部ではトークがメインに行われた。
タイトルに合わせ、天使の羽をイメージしたステージセットで、1部では『相続者たち』の映像が流れるとピンクのジャケットと黒のミニを履いたパク・シネ登場。大歓声のなか『Story』を静かに歌いスタートした。

パク・シネ歌

パク・シネ歌2

「こんにちは皆さん、本当にお久しぶりです、パク・シネです。」と日本語で挨拶し、「こうやって日本にやってくるのは7か月ぶりくらいになります。皆さんにお会い出来て嬉しいです。本当に不思議ですが、私が参加した作品がいい結果になると、いつも最初に訪れるのは日本だなと思います。それほど皆さんが韓国ドラマを愛してくださり、私をどれほど愛してくださってるかということを感じています。今回は特別なものにしたいと思い第1部をコンサートのような形にしてみました。そして私と皆さんで1対1で楽しむ時間にしてみたいと思います。ちょっとドキドキしていますし、ちょっとミスがあるかもしれませんが皆さんと一緒に特別な時間を作りたいと思います。」と笑顔で語ると大きな拍手が沸いた。

『美男<イケメン>ですね』OSTから『言葉もなく』やイスに座って『君は別れ、私はまだ』を歌い、幼い頃の兄との写真が映されると、ステージに実の兄が登場。兄はアコースティックギターを優しい音色を弾いて『真黒に』をシネが歌った。

歌い終わるとシネから紹介を受け「はじめまして私はパク・シンウォンです」と挨拶。シネは「兄と一緒にステージに立てるといいなと思っていましたが、今回こうやって一緒にステージに立つことになりました」と言うと、「僕もこうやって妹と一緒にステージに立ちたいなと思ってました。先ほどの映像でご覧いただいたように、いつも僕が妹の面倒を見てきたんです。15歳くらいまで。それからは逆にシネのほうが僕の面倒を見てくれています。(笑)」と会場の笑いを誘った。

今回兄と一緒にアルバムを作成したと言うシネは、2年前のファンミーティングでギターを弾きながら歌った『My Dear』という曲について、兄が手掛けた曲であったとこを明かすと兄のシンウォンは「僕に凄く似合わない曲だと思いませんか?シネとはよく合いますね」と語り、度が入っていないメガネを外してさらに沸かせた。

シネは「兄が友達と一緒にインディーズで出したアルバムでは、悲しい曲が多かったのですが、ガイドとして作ってくれた曲を偶然私が歌うことになり、時間が経ってこうしてアルバムを出すことになるとは思ってもみませんでした」と経緯を語ると、シンウォンも「私も(笑)僕が作った曲なんですが、(『相続者たち』の)ウンサンがキム・タンを見るような恋の話です。もともと別れたり、ずっと待ち続けたり、片思いしたりするほうが大好きで、聞いてる人を泣かせてこそ僕には喜びなんです。でも今回のようにシネによく合う曲を僕が作ることが出来て本当に嬉しいなと思います」と嬉しそうに語るとその恋心を歌った『My Dear』を兄もギターとラップで参加しファンへ披露した。

さらに「デジタルシングルで出した曲で、初々しい男女の曲です。そんな恋をしたいな~」とシネ。シンウォンは「くすぐったい感じで僕には合わないな…(笑)」と沸かせ、「こうして好きでいてくださるので、皆さんに対するどきどきする気持ちをどきどきした恋のように歌いたい」とシネが言うと「最後の曲とともに消えていきます、光栄でした。これからもうちのシネを沢山愛してください」と兄妹愛を見せた。ギターの演奏に合わせ、リズムに合った手拍子が会場から沸き、シネはマラカスを片手にファンミーティングで初公開という『腕枕』をキュートに歌った。最後は仲良く兄妹手をつないでバンザイ!と笑顔で退場し1部は終了。

2部では、シネのインタビュー映像が流れ、1部では髪をアップにしていたが髪を下して清楚な白いワンピースで登場。今回兄と一緒にステージに立って、「兄と一緒に『腕枕』という曲を歌うと、私自身気分が浮かれて凄くノリよく歌えるんです。その気分がまだそのままで、まだドキドキして気持ちが落ち着かないです」と、兄妹でのセッションの夢が叶い、余韻が残っているというシネ。兄が手掛けた『My Dear』という曲については、「私自身が持っている感性と、とても似ているなと思いました」「兄と音楽の感性が似ているところを見るとやっぱり同じ血が流れている兄妹なんだと感じます」と語り、両親も喜んでバラエティー番組に出てしまうことから「もともと両親が音楽やスポーツにとても長けていたので、両親の血を受け継いだのかなと思います」とあらためて感じたという。その持って生まれた多才なシネは、歌も演技もダンスも何でもこなしてしまうことから、「事務所の方が“全てのことをやらせてみたい”と言ってました。次回お見せしたいと思います」とファンを喜ばせた。

ドラマ『相続者たち』の撮影後は、広告やCM撮影などを行い、今年の初めから始まった映画撮影が終了したばかりと忙しいスケジュールをこなしてきたという。その映画『尚衣院(原題)』については「朝鮮時代を舞台とした話で、市場で働いていた男が宮廷に入っていろいろな出来事が起こると言う内容で、韓国の古典の美を味わっていただけます」と紹介。王妃役ということで「『相続者たち』では散々な目に合っていたのですが、次の作品では王妃まで上り詰めました。人生の大逆転です。(笑)『相続者たち』では、私はいつも誰かのために働いていたのですが、今回は座っていれば誰かがやってくれました」と嬉しそうに語り、来年の1月に韓国で公開される予定で、「どうか楽しみにしていてください。機会があって日本の皆さんにも見ていただけるといいなと思います」と映画についてアピールした。

パク・シネトーク

美肌の秘訣について聞かれると「蓮の花のクレンジングで丁寧にしっかり洗顔をしてあげます。もともと日に焼けやすいので紫外線を遮断する日焼け止めもしっかり塗ります」と日ごろ行っているケアを公開。VTRで流れたフラワーアレンジメントから「ご縁があって、『花』というMVへの出演や、ドラマでも花のような美男子の『美男<イケメン>ですね』や『となりの美男』、そしてイケメンたちとご一緒した『相続者たち』もあり、撮影してる間、目がとても楽しい状態でした」と花について答えた。

ドラマ『相続者たち』については、「もちろん視聴率のプレッシャーはあったのですが、演技をするにあたっては何の躊躇もなく自分がしたいように演じることが出来ました。特に制服を着ると不思議なことに韓国で25歳ですが、18歳にスッと戻れた気がします。当初男性陣も10歳くらい若く見えなくてはならないので制服を着てとても心配していましたが、撮影が進めば進むほど、皆さん制服が身についていたなと思います」と振り返った。

ドラマの名場面集(ベストオブベスト)では3つのシーンを紹介。
『アメリカへ逃げるが戻ってきて泣くシーン』
感情を表現するシーンではNGを出さないように一日中緊張するというシネ。プライベートのお母さんとは仲が良くよく話すほうだが「疲れているときに話しかけてきて相手にしないとドアを閉めて出て行ってしまうので、その時はため息を一つついて母のベッドに一緒に横になります」とエピソードを語った。

『キム・タンがウンサンのエプロンを優しく外し、おでこにキスをするシーン』
「多くの方がこのシーンでドキドキしたみたいです。顔が近づいてきたということより画面としてキレイに見えるだろうか?上手くいくだろうか?のほうが先に気になります。どんな女性にとっても好きな人におでこにキスをされるのはロマンチックなことだと思います」お気に入りのラブシーンを聞かれると、「キスより手をつないで学校に登校するシーンやキスをしそうでしないシーンが記憶に残っています」と笑顔で答えた。
また、たびたび話題になる共演者とのスキャンダルの噂については「作品の中で2人がそれだけ似合っていて、それぞれのキャラクターに嵌っていたということじゃないかなと思います」と噂について語った。

『タンに会うのは最後として田舎に逃げてきたウンサンのもとにタンが訪ねてきたシーン』
ウンサンの複雑な気持ちを熱演し「高校生ながら壮絶な恋だったと思います」と説明し、ドラマの中では沢山の涙のシーンがあったことについて「作家の先生がどんどん泣かせたくなったとおっしゃって、回を重ねるごとにウンサンはどんどん泣いたので、苦労させてしまったと言われました。私自身もウンサンを演じながら、自分の感情を表現する細かい部分が沢山学べたかなと思います」と演技について真摯に語った。
「ウンサンのおかげで沢山の素敵な人たちに沢山の愛情を貰えたので、私はこれから先ここで貰った沢山の力と愛情でこれから先楽しくやっていけると思うよ、本当にありがとう。バイバイ」とシネからウンサンへメッセージを送った。

次にニューヨークでのファンミーティングの模様などのVTRが流れ「シネちゃーん!」と会場の呼び込みで、ドラマで着た高校の制服姿に着替えて登場!ファンの大歓声に「記念にいただきました」とくるくる回って披露し、客席に降りて記念撮影を行った。

<ウンサンのマンゴージュース!>ドラマで登場したマンゴージュースをシネ自らジューサーで手作りするコーナー。
茶色いエプロンをして「ドラマの中では、マンゴーだけを使ったジュースを作るアルバイトをしていましたが、今日は疲労回復にとてもいい人参を加えて作りたいと思います」「マンゴーと人参を一緒にしてジュースにすると、夏でくすみがちな肌を早く回復させるのに役立ちます」とアドバイスをして氷、切った人参、マンゴーを容器いっぱいに詰め込んだ。(笑)大胆な操作で美味しそうなマンゴージュースが出来上がると10名のファンを選び、直接シネが客席まで届けてファンを喜ばせた。

パク・シネ料理

さらに抽選で3名が選ばれ、ドラマのワンシーンを再現したツーショット撮影で会場は大盛り上がり。さらにプレゼントコーナーでは、シリアルナンバー入りのシネと同じというiphoneケースや『相続者たち』のカレンダー、台本、大きなキャンディーなどにサインを入れてプレゼントした。

今日を振り返って「とても楽しかったです。昨日(大阪)もとても緊張していたのですが、会が進むととても楽しくなって、今日はその楽しさに加えて本当に幸せだなと思いました。私は、沢山の皆さんの前でこのようなファンミーティングがいつまで出来るんだろうか?といつも考えます。ですから毎回ベストを尽くそう、そして皆さんととても幸せな時間を過ごしたいという気持ちで臨んでいます。日
本で久々に本当に幸せな時間を過ごせました。今日私とご一緒してくださった皆さんは幸せな時間を過ごしていただけましたか?皆さんの愛情のおかげで私にとってありがたいことが日一日と積み重なっていきます。私は本当に恵まれた幸せな人間だなと気づかせてくださってありがとうございます。皆さんとの幸せな時間のためにこれからも努力をしていきたいと思いますのでどうか待っていてくださいね。来年1月には映画も封切しますし、これからも沢山のいい作品に出ていきたいと思います。そして皆さんにお会いできる日までどうか元気でいてください。そして幸せが沢山ありますように。ありがとうございました」とファンへ感謝した。

大きな拍手を受けて退場するとファンへのメッセージVTRが流れ再登場。『オレのことスキでしょ。』OSTから『愛し合える日』を歌うと会場は総立ちとなり、手拍子が響いた。歌い終わってファンの声援に感無量になるシネ。アンコールが沸くが残念ながら準備してないとのことで困ってしまったシネは「次は必ず!」とファンと約束し「さようなら~」と笑顔で挨拶し大盛況で幕を閉じた。終演後には限定でサイン会も行われ、ファンとの触れ合いを楽しんだ。
男女問わず多くのファンから愛されているパク・シネ。見るたびに素敵な女優になっていく姿に今後も目が離せない。

【セットリスト】
<1部>
1.Story
2.言葉もなく
3.君は別れ、私はまだ
4.真っ黒に
5.My Dear
6.腕枕
<2部>
7.愛し合える日



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