キム・ジノ 「Kim Jinho First Solo Concert 2013」取材レポート!
- 2013/5/9
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sg WANNABE+のキム・ジノが2013年4月21日(日)東京・Bunkamuraオーチャードホールにて初のソロコンサートを開催した。
3年を費やし自分自身を深く見つめ、家族、友人、自分をとり巻く日常を自らの言葉と音で表現したアルバム「今日-あなたの寂しさと共にいたい」(原題)を2月14日に韓国でリリースしたキム・ジノのソロコンサート。キム・ジノは大きな窓枠と机の上にはかすみ草の入った花瓶というセットの前の椅子にそっと座り、アコースティックギターの伴奏でコンサートは始まった。
1曲目には韓国でリリースしたアルバムから『TODAY』を力強い歌声で披露し、一気に観客をキム・ジノの世界観へと連れ込んだ。続いて『今日のように』、そして『シャララ』では会場と一緒に歌い手拍子でリズムをとった。
「お久しぶりです。今回のコンサートは明るい曲はほとんどありません(笑)。今日は皆さんと一緒に心を動かせる時間になればいいなと思います。昔の曲を聞くといろんなことを考えます。心を動かすような歌が多かったのではないかと思います。好きな韓国の先輩方の曲を何曲かお届します。」とバイオリニストが合流しイ・ムンセの『昔の愛』をしっとりと披露、続いてキム・ グァンソクの『忘れなければならない気持ちで』を歌うと自然と会場から手拍子が起きた。「昔の曲ですが、温かい気持ちがしませんか?」とキム・グァンソクの『僕の歌』、さらに『あまりにも辛い愛は愛ではなかったと』を披露し、キム・ジノの圧巻の美声が会場を包んだ。
「次の曲はもともとファンの皆さんの為に歌いたいと思って書いた曲です。」と『この瞬間を愛しています』を披露。続いて『ラララ』では会場が総立ちになり「ラララ♪」と掛け合いが起き、『気になる』でも力いっぱい盛り上げるキム・ジノに一体となった会場は大きな手拍子で応えた。
「運良く素敵なメンバーに出会えました」とライブを盛り上げてくれたバンドチームとコーラスを紹介し「今回のアルバムは僕の友達、家族、周りの人達のストーリーを込めました。」とアルバム作成中に訪れた小学校で見た子供達の光景を見ながらいろいろなことを考えたというキム・ジノ。「子供の頃、学校に通っていた頃を思い出しながら一緒に心で聞いていただきたい」と『学校へ行く道』を感情豊かに披露すると会場も酔いしれた。
さらに友人達に関する物語として「僕は運良く夢は叶ったが、途中で妥協していく友達も多くなり、その熱い気持ちを心の中に隠したまま生きている人もいるかなと思います。友達とは互いに職業が違っても同じ思いを抱えて共に時間を過ごしていると思います。だからこの曲を書きました。」と『友へ』をしっとり披露した。曲の前には一緒にレコーディングしたという友人達10人が会場に駆け付けステージへ上がると1人ずつ自己紹介。キム・ジノは「今の苦痛、今の試練、この瞬間は僕を強くしてくれるだろうという歌詞の部分を彼らが一緒に歌ってくれます。」と話し「今この瞬間に笑えるということに感謝をしながら皆さんと一緒に進んでいきたいと思います」と『いつか』を友人達とともに熱唱し、会場も温かい雰囲気に包まれた。
続いて『言葉にできない』(小田和正)を日本語で歌い、ステージのセット上にもある花の曲『かすみ草』の話に触れた。韓国が昨年自殺率が1位になってしまったニュースに触れて書くことになったという曲。「バラのように華やかでなくても小さい花が沢山咲きバラを引き立たせているかすみ草がむしろバラよりも美しいと思ったりもします。自分の決心がかすんで見えても、いつかは実を結び、安定したものを望んでいることを思い、自分の周りにはかすみ草としていてくれる人を考えながら聞いてほしい。」と『かすみ草』、そしてアルバムの代表曲である『知っているか』を披露。
「最後の曲です」と前置きし、「僕の家にはちゃんとした家族写真がありません。家族写真には健康な時に早く撮っておくのがいいんじゃないかなと思います。」と会場を沸かせ「結婚して第一子を授かって沢山の夢を抱いて第二の人生をいよいよ始めようという時に家族写真を撮るのが一番いいんじゃないかな」と星空をイメージしたステージで『家族写真』を披露、マイクを使わずに歌い出すと、その力強い圧巻の歌声はマイクがなくても十分に会場全体に響き渡り、観客の心に染み渡った。
大きな拍手喝采となった会場にジノコールが鳴り止まず、アンコールに再び登場したキム・ジノ。『いばら』を熱唱し、ラストの『僕の人』では友人達を再びステージに呼び寄せ、一緒に歌い、マイクを会場に向け大合唱!最高潮の盛り上がりを見せ終演となった。
M1.TODAY
M2.今日のように
M3.シャララ
M4.昔の愛
M5.忘れなければならない気持ちで
M6.僕の歌
M7.あまりにも辛い愛は愛ではなかったと
M8.この瞬間を愛しています
M9.ラララ
M10.気になる
M11.学校へ行く道
M12.友へ
M13.いつか
M14.言葉に出来ない
M15.かすみ草
M16.知っているか
M17.家族写真
(アンコール)
M18.いばら
M19.僕の人
■取材後記
アルバムのコンセプト通り、キム・ジノさんの人間味溢れるメッセージがたっぷり詰まった曲、そして圧倒的な歌唱力とパフォーマンスに感動しました。sg WANNA BE+とはまた違った彼らしい姿を今後も楽しみにしています!
取材日:2013年4月21日(日)
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