【取材レポート】ハ・ジウォン『HANA~奇跡の46日間~』試写会&舞台挨拶

  • 2012/11/21
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2012年11月2日(金)シネマート新宿にて来春日本公開予定の『HANA~奇跡の46日間~』(原題:KOREA)の試写会が行なわれ、ムン・ヒョンソン監督と主演のハ・ジウォンさんが舞台挨拶をしました。




試写会前に大きな歓声のなか、ムン・ヒョンソン監督と主演のハ・ジウォンさんが舞台に登場しました。

司会:まずムン・ヒョンソン監督にひとことお願いします。
ムン・ヒョンソン監督
ムン・ヒョンソン監督:こんばんは、はじめまして、私はムン・ヒョンソンです。よろしくお願いします。

司会:皆さんもよくご存知の『ファン・ジニ』や『シークレット・ガーデン』、映画『第7鉱区』など大変は活躍をされていますハ・ジウォンさんにもひとことお願いします。
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ハ・ジウォン:こんばんは、ハ・ジウォンです。このように皆さんに会う事が出来てとても嬉しく思っております。また、日本でこの映画を公開することが出来てありがたい気持ちで本当に胸がいっぱいです。
ハ・ジウォン舞台挨拶の写真6

司会:ムン監督にお聞きしますが、どのような経緯でこの映画を企画されることになったのでしょうか?

ムン・ヒョンソン監督:2年ほど前に私と制作者の間で20年ほど前にあったこの卓球大会の話をすることになったのですが、当時、南北の大陸チームというのが構成され、千葉で46日間ともに時間を過ごし、そして別れるという話をしました。その別れの部分が実話なのですが映画よりも、もっともっとドラマチックだなと感じました。21年という時間が経過しましたが、その当時の人々が感じた感情、状況といったものをもう一度今振り返ってみることに意味があるのではないかと思い、この映画を作ろうと思いました。私もこうして観客の皆様にお会いすることが出来て本当に感激しています。感謝の気持ちでいっぱいです。

司会:映画の中で卓球シーンが出てきますが、その迫力やスピード感、本当に試合を見ているような臨場感がありましたが、練習はかなりの時間が必要だったのでしょうか?またその時のエピソードがあればお聞かせください。
ハ・ジウォン舞台挨拶の写真7ハ・ジウォン:ありがとうございます。10年以上選手生活を送らないと国家代表選手になることは出来ないのですが、私達俳優はたった6カ月で卓球の国家代表選手にならなければなりませんでしたので、体が無理ではないかと思うほどの状況で訓練をして沢山のケガもしました。私達は一日も休みなく撮影とトレーニングを並行させながら行なったのですが、そんな中でも本当に一生懸命頑張ったからあの卓球の試合のシーンが本物のような感じがして、皆さんもあのシーンに集中することが出来たのではないかなと思います。映像の中でも汗をびっしょりかいていますが、実は本物の汗なんです。1ヶ月間あの試合のシーンを撮ったのですが、体育館の中の温度が50℃を超えていた状況の中、様々な悪条件を克服し、またケガにも打ち勝ちながら撮影しました。私達の汗と情熱が無ければこの映画もなかったのではないかなと思いますし、私達がひとつになったからこの映画を作り上げることが出来たと思います。そんな私達の真心を日本に届けることが出来て本当に胸がいっぱいで、ワクワクしますし、気分もとてもいいです。どうぞ皆さんもこの映画を楽しんで見てください。

ここでフォトセッションが入りました。

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司会:最後にひとことずつお願いします。

ムン・ヒョンソン監督:皆さんの貴重な時間をこの作品と一緒にしてくださることを本当に心から感謝申し上げたいと思います。この場でぜひひとこと申し上げたいのですが、多くの皆さんがご存知の通り、荻村伊知朗さんという方が21年前に卓球協会の会長をしていた方で、この方の偉大なる考えがあったからこそこのような話が実際に生れてきたんです。当時その方が出発点となってこの歴史的な“46日間の奇跡”というものが起きたんです。当時卓球が韓国だけでなく世界の人々に感動を与えたのだとすれば、今度はそこに映画を加えて、卓球と映画で持って多くの皆様にもう一度感動を与えたいと考えています。本当に皆さんありがとうございました。素晴らしい時間をお過ごしください。

ハ・ジウォン:20年前ここ日本で小さな統一を成し遂げたわけですが、その同じ日本でこの映画を公開することが出来て、非常に感謝をしていると同時にとても光栄に思っています。この映画の持っている真実味や真心が皆様の心に近づいていって心を温かくしてくれる、そんな映画になっていただければなと思います。今日は本当に貴重なお時間をくださいましてどうもありがとうございます。皆さんいつもお元気で幸せでいてください。そして個人的に申し上げたいのですが、私のファンの皆さんが朝早くからこの場で待ってくださってこの時間を共にしてくださって本当にありがとうございます。久しぶりにお会いすることが出来て私も本当に感謝していますし、私自身も皆さんにまた会いたいと思っていました。どうぞ皆さん楽しんでご覧ください。

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取材日:2012年11月2日(金)

◆取材後記

試写会には沢山のファンも駆け付け終始笑顔で応えていました。シックな黒い衣装のハ・ジウォンさんもとても素敵でした!卓球というスポーツの感動と情熱が凝縮されたスポーツ・エンターテイメントムービーがいよいよ来春日本公開です。

映画「HANA~奇跡の46日間」(原題:KOREA)

2013年陽春、日本公開予定
監督:ムン・ヒョンソン 出演:ハ・ジウォン、ペ・ドゥナ、キム・ウンス他
配給:株式会社SUMOMO

かつて世界卓球連盟会長であった荻村伊知朗氏の尽力で実現した南北統一チームの奇跡の実話が、21年の歳月を経て韓国映画として完成し、韓国では200万人を超えるスマッシュヒットを記録。主演には韓国映画界を代表するハ・ジウォンとペ・ドゥナがライバル同士を演じ、迫力の演技で映画を盛り上げている。

■ストーリー
かつて韓国で空前の卓球ブームが巻き起こしたスター選手、ヒョン・ジョンファ(ハ・ジウォン)。しかし中国で壁にぶつかり、惜しくも銀メダル止まりに終わっていた彼女に、千葉で行なわれる世界卓球選手権大会を控え、南北統一チームが結成されるという知らせが舞い込む。周りの猛反対にもかかわらず、彼女は初の南北統一チームに参加を決意。南北の選手達は、練習方法、ライフスタイル、価値観まであまりにも違い、事ある毎にぶつかり、チームを代表する実力者、ジョンファと北のリ・プニ(ペ・ドゥナ)の神経戦も日増しに深刻になる…。

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