ソウル風物市場
- 2014/1/16
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- 東大門市場/往十里スポット
ソウル風物市場
清渓川が工事により復元され、ソウルの観光スポットが一つ増えたのと同時に、失ったものもありました。
黄鶴洞市場という、昔から有名であった大規模な露天街です。
東大門運動場にあった黄鶴洞市場は、東大門運動場がなくなったことにより「ソウル風物市場」に名前を変えて新設洞に移動しました。
風物とは、元々特定の地方だけで観ることが出来る特産物や品物、独特な民俗文化を意味します。
そのため風物市場とは、そういった地域の特産物や見もの等を一か所に集めて販売する民俗5日場や常設市場を指します。
産業課や現代化の波に押され地方の風物市場は大部分消え去ってしまい、今や一部に残っているだけとなってしまいました。
黄鶴洞フリーマーケットなどの風物文化をなくさないようにソウル風物市場が生まれたのです。
2008年4月に開場したソウル風物市場。
生活用品、観光商品、土俗商品、民俗食べ物など民族固有の風物と実生活で使用していた品物や、好んで食べていた食べ物などが一団となって集まったところです。
総面積 7,941㎡に 2階で建てられた建物には、派手な味ではなくても昔の庶民たちの素朴な生き様をそのまま感じることが出来る品物・食べ物が揃っています。
市場は色ごとに区域が分けられています。
赤色はフードコート、オレンジは地域特産物・工芸品・小品などを扱い、黄色はタイプライターや電話機などの旧制品コーナー、緑色は骨董品コーナー、青色はファッション小物、藍色はファッション衣類・韓紙・書画、紫色は雑貨や電子工具などを扱っています。
同じ民俗品を売っている仁寺洞とは違い、高価な品物がなく負担が少ないのも魅力。
市場といえどもクレジットカードも使用可能、消費者利用不便申告センターも配備されており、商品の交換や返品などのサービスもスムーズに行えます。
清渓川の近くということもあって、外国人観光客にも大人気の観覧コースとなっているソウル風物市場。
ショッピングだけでなく、韓国の民俗文化を知るためにもとっておきの場所と言えるでしょう。
■基本情報
名称:ソウル風物市場
住所:ソウル市東大門区新設洞109-5ソウル風物市場
電話番号:02-2232-3367
営業時間:10:00〜20:00(冬季19:00まで)
定休日:毎月2・4週目の火曜日
交通アクセス:1号線新設洞駅9番出口徒歩5分