ユジュンウォン FANTASY BOYSから離脱… 「母親がギャラアップ要求」VS「不合理な契約条項で信頼喪失」デビュー目前に真っ向対立

MBCのオーディション番組「少年ファンタジー~放課後のときめきシーズン2~」で最終ランク1位でFANTASY BOYSのデビューメンバーに選ばれたユ・ジュンウォンが活動を中断することが発表され波紋を呼んでいる。

番組制作会社と所属事務所はユ・ジュンウォンの両親側がギャラ配分に不満を示したとしてユ・ジュンウォンの母親と交わしたメッセージのキャプチャーを公開した。
一方のユ・ジュンウォン側はこの主張に反論し、専属契約効力停止仮処分訴訟を起こすことを予告した。

9月のデビュー予定を目前に、FANTASY BOYSは、1位のメンバーが抜け11人体制となることが発表されると同時に、法的対立も予想される前代未聞の事態となっている。

ユ・ジュンウォンの母親が1位優遇を求めてギャラアップを要求?

写真:少年ファンタジー公式Instagram

23日、「少年ファンタジー」の制作会社であるPHUNKY STUDIOと所属事務所のPOCKETDOL STUDIOは「FANTASY BOYS」のメンバーに1位で選抜されたユ・ジュンウォンが、「無断離脱によりグループ活動を共にすることができなくなった」と明らかにした。

POCKETDOL STUDIOは「番組終了直後から、ユ・ジュンウォン本人と両親と共にグループ活動の契約書について10回以上話し合ったが共にできないという通知を受けた」と説明した。

その上で、ユ・ジュンウォンの両親が、番組で投票1位になったことを理由に他のメンバーの「5:5」のギャラ配分よりも割合を引き上げるよう要求し、「6:4」を求めてきたと主張した。

POCKETDOL STUDIOによると「オーディション番組の収益分配条項では「5:5」のケースが多く、それを考慮して全メンバーに「5:5」で同じ契約書を渡し、ユ・ジュンウォン以外のメンバーとの契約は円滑に終わった状態」だという。

そして「最終投票順位を理由に他のメンバーとギャラ配分に差をつけると、公平性が問題になりかねないため、その都度不可能な理由を十分に説明してきたたが、ユ・ジュンウォンの両親はユ・ジュンウォンを2度にわたって無断で離脱させ、最終的にグループには入れないと通告してきた」と説明した。

写真:公開されたメッセージキャプチャー

公開されたキャプチャーには「理事、私が言った比率でコンサートや番組だけでなく、音源、アルバム、グッズなどすべての精算でジュンウォンが6で会社が4です。間違って伝わったんですよね? こうでなければ契約できないと思います」というユ・ジュンウォンの母親のメッセージが書かれている。

ユ・ジュンウォンは不合理な契約条項を主張

写真:ユジュンウォンのInstagram

同日、ユ・ジュンウォンは自身のSNSを通じて制作会社と所属事務所側の主張について事実と異なる部分が多いとした上で「不合理な契約条項の修正を要求したが修正されず、僕と何人かのメンバーは納得できる合理的な契約条件を要請し続けたが、逆に常識外れの条件を追加して合意を強要し、同意できないなら出て行っても構わないと通知してきた」とし、信頼関係が回復不能な状況に達したため新たな契約関係を築くことは無理だと判断したと伝えた。

双方がお互いの主張を事実無根で虚偽事実として真っ向対立中


ユ・ジュンウォンは契約内容に現場マネージャーの給与やスタッフ賃金、練習室や付帯施設の賃貸料、車両レンタル費用などの高額な月額固定費控除や精算について不合理な要求があったと主張している状況だ。

しかし、これについてPOCKETDOL STUDIOは「合意書上の固定費用は芸能活動を行うにあたって必要経費を事前に具体的に提示することで後日、精算関連で不必要な誤解が生じないように作成したものだ」とした上で「該当金額は最初に半分を会社側が負担し、残りの半分もFANTASY BOYSの芸能活動による全体売上からメンバー別に1/12ずつ控除されるものなので、もしも芸能活動による売上が発生しなければ、全額マネージメント会社がこれを負担するものであり、メンバーたちにこれを負担させるものではない」と説明し、不合理な条項を強要したことはないと反論している。

FANTASY BOYSはデビューを前に初の来日単独公演を開催し、大盛況で終演した。
来日取材の際にユ・ジュンウォンはデビューについて「デビューを前にして、まだ「FANTASY BOYS」を知らない人たちに僕たちのことを沢山見せられるように努力していきたいです。ありがとうございます」と意気込みを語っていた。




関連記事