今年1月に除隊したカラムの約3年ぶりとなる来日イベント『KARAM Fancon 2022 I’m home⇔Welcome back in Japan』が4月29日浅草花劇場にて昼夜2回開催された。
昼公演をレポートします。
約3年ぶりにファンの前に登場したカラムは、自身初のソロ曲『Rise Up』のダンスナンバーでオープニングを飾った。冒頭の間奏には「ただいま!」とステージに戻ってきたことをアピール、歌い終わると「雨の中、ありがとう」とファンに感謝を伝えた。
ここでMCが登場。入隊前のイベントでもMCをしたジェントル氏が担当。1曲歌い終わった感想をカラムに聞くと、「今ドキドキしすぎて焦ってる」と、普段は緊張しないタイプというカラムだが、ファンを目の前にした久しぶりのステージに、「デビューの時とはまた違った緊張感がある」と落ち着かない様子。「軍隊も行ってきたし、成長した姿を見せたい。不安もあったが皆さんの顔が見れて良かったと思います。」「でも身長は一緒!(笑)」と、おどけて笑わせた。
■会場に向かうことで胸がいっぱい
最初のトークコーナーでは、今回の来日までどのように過ごしてきたか、など近況を語ってくれた。
「除隊後、早く(来日して)会いたかった」と言うカラムは、言葉を選びながら丁寧に日本語を話す。とにかく話したいことが沢山あるようで「日本語も何しゃべってるか分かんなくて…緊張してますよね?僕いま」と少々恥ずかしそうにファンに問いかけた。
韓国では、5月中旬から出演するミュージカル「은밀하게위대하게(隠密に偉大に)の稽古中の真っ只中とのことで、「(自分だけ)日本に来ちゃって(みんなから)戻ってこなくていいよって言われちゃって(笑)」と、公演間近の忙しい中での来日だったという。
日本に到着してからの隔離期間は、歌や日本語の勉強をして過ごしていたそうで「今日会場に向かうことで胸がいっぱいで、2日目、3日目、やっと明日!っていう気持ちで今日を迎えることが出来ました。」とファンと会える喜びを噛み締しめるように語った。
外出できない間は、Uber Eatsなども活用していたそうで、“いきなりステーキ”が食べたかったが無かったので、そば、天丼、牛丼などいろいろ注文したという。
兵役についても触れ、公益として税務署で勤務。受付で来客者の体温チェックや駐車場の管理などを担当し「いい経験だった」と振り返った。
プライベートではコロナ過で「家と仲良くなりました」とNetflixで日本の作品も沢山見ていたそうで、最近見たのが小栗旬主演の『信長協奏曲』で「めっちゃ面白かった」「歴史の勉強にもなる」と絶賛。
再開した芸能活動については、最近WEBのドラマを撮影し、今年の夏頃に公開予定とのこと。さらに韓国でのミュージカル公演について、「韓国に来るのも大変なので、無理せずに日本から応援してくれたら」とファンを気遣い、遠くからでも見守ってほしいと舞台への意気込みを語った。
「日本に来れない間、成長したと言えることは?」と聞かれると、「年齢がだんだん上がってくるから顔がだんだん変わってくるというのが怖くて、必死で毎晩パックしたりしてました。」と明かすカラム。MCから「変わってない、つやつや」と言われ「ありがとうございます。皆さんの前で綺麗な姿見せないとと、頑張りました!」と嬉しそうな笑顔に。
少しだけ緊張もほぐれてきたところで次の曲へ。韓国で練習してきたという日本のカバー曲、そして「“俺は生きてるよ!”と言うメッセージが込められた歌をみなさんに聴かせたい」と大好きなミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』の『I’m Alive』を披露。ミュージカルのワンシーンを見ているかのような躍動感溢れる歌声で会場を魅了した。
■人生を大事にしてほしいと伝えたい
次は『日本ではこんなことがありました』コーナー。日本に来れない間に日本で起こった出来事や流行ったものをどれだけ知っているのかをカラムに質問。
日本でも人気のグループ“嵐”の活動休止について聞かれると、グループはよく知っているが活動休止は知らなかったと驚くカラム。NiziU、優里などは知っているが、知らなかったAdoの曲が流れると「ぜひ教えてほしい」とかなり気になる楽曲のようだ。また、菅田将暉と小松菜奈の結婚は知っていたそうで、「菅田君のファッションを真似していた」というほど韓国でも人気と語った。昨年開催された東京オリンピックの話題では「本当はオリンピックの時に日本に居たかった」と少し残念だったが画面で観戦していたとのこと。
今回の日本でのイベントを前に、心配していたお母さんから電話で「みなさんが来てくれて、ちゃんと感謝の言葉を伝えて来なさいと言われました。」とアドバイスをもらったという。誰もが不安で大変な時だが「人生を大事にしてほしいとみなさんにも伝えたい」とファンにメッセージを送った。
■後悔しないように、どんどん表現していくこと
次に「10の質問にさっと答えるコーナー」
Q1. 最近お気に入りの食べ物は?「いきなりステーキ!」「玉ねぎとコーンをトッピングで」
Q2. 30代になり、ずばり大人の男性とは?「(困惑しながら)ヒゲ?匂い?(笑)ちがう、全力!」と答え、家族から「30歳を超えてから大人の姿、匂いがするね」と言われたと照れくさそうに話し、ヒゲの話題になると「キレイな生え方だったらいつか挑戦してみたい」と語った。
Q3. 寝る前に必ずすることは?「Netflixを見ます(笑)」テレビよりラジオを聴くようになったとか。
Q4. イメチェンしたいと思う?には「したい!」と即答。「10年後くらいはオールバックにして、どうも!みないな(笑)」
Q5. 結婚願望ありますか?には「結婚はしたくないけど、子供は欲しい…自分と似た子供がいたらもっと力がもらえるんじゃないかなと」
Q6. 歌とお芝居、どちらかを選ぶとしたら?には「歌!」と即答。「今、一番好きな歌は何?と聞かれると優里の『ペテルギウス』」
Q7. 休みの日、何してる?「サッカーかNetflix(笑)」
Q8. 今の夢は?「家族の健康、周りのみんなが元気でいてほしいこと」そして「後悔しないように愛の言葉や感謝の気持ちをもったいないと思わずにどんどん表現していくことが幸せに生きていけることじゃないかなと思うようになった。」
Q9. もし他の仕事をしてるとしたら何?には「絶対“営業”。人と会うのも喋るのも好きだから」
Q10. カッコいいポーズを3つ。には、照れながらクールなポーズを3パターン披露。たまに建物の鏡の前で練習してるという。(笑)
質問コーナーを終え、だいぶ緊張が解けたところで語りだすカラム。「できたら大国男児のメンバーが集まって、思い出としてステージに立って、前に歌ってた曲をまたやりたい」「今日絶対(ファンに)言おうと思って…」と目を輝かせながらグループ活動への熱い思いを語った。MCも「言葉にするのは大事ですね」と実現へ向けてエールを送った。
ステージに一人になると最後のトークでは、今朝、後から来日したインジュンに電話で「隔離つらいね~」と会話したことを報告。最近はミュージカルで歌うことで「歌い方からだんだん変わってきて、あと4、5年後には歌声がどうなってるのか気にしてくれたら一番嬉しいな」と、さらなる成長へ意気込みを語った。
今回の来日イベントでは多彩な楽曲にチャレンジしていたカラム。楽曲選びも慎重に大切に選んだそうで、「緊張するタイプじゃないのに焦ってて、ドキドキしすぎて、僕たち長いから“久しぶり!”って、目だけでも“おかえり”っていう気持ちが伝わってきて…」と、ようやく落ち着いてきた様子で心境を語った。
ラストは好きな曲でもある優里の『ペテルギウス』を披露。カラムの感情のこもった歌声に会場は温かい拍手に包まれた。「みなさん、ありがとうございます!」と感謝し、笑顔でステージをあとにして昼公演は終演となった。
久しぶりの来日でファンと対面したカラムは、流暢な日本語と変わらないキラキラ感、そこにバージョンアップした歌声でファンを楽しませてくれた。言葉ひとつひとつにも成長を感じさせる魅力的な人柄が伝わってきた時間となった。今後も沢山活動する姿を期待していきたい。
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