11月30日(月)目黒バーシモンホールにて、2016年1月23日(土)より全国公開(配給:クロックワークス)されるイ・ビョンホン待望の最新作『メモリーズ 追憶の剣』のジャパンプレミアが行われ舞台挨拶が行われ、歌手の坂本冬美さんが花束を持って駆けつけました。
『王になった男』以来、4年ぶりの韓国映画の主演、2年ぶりの来日となるイ・ビョンホンが客席横の扉から登場するとファンの熱い大歓声が包みました。
ビョンホン「お久しぶりです、イ・ビョンホンです。皆さんとお会いするのは本当に久しぶりです。今日この時間を一日一日指折り数えて待っていました。お会いできてうれしいです。事故が起きないように、あえて皆さんの手を握りませんでした…すみませんでした(照)」
―今、どんな気持ちでステージに立っていますか?
ビョンホン「もちろん、ファンミーティングのステージでも、このように歓声をいただいて温かく迎えていただいていつもびっくりして感謝しているのですが、劇場でこのように熱く迎えていただいて、ファンミーティングに来たような気持で、とても気分がいいです。そして何よりも気になっているのは、みなさんが映画を楽しんで観てくださったのかとても気になっています。」
(会場からは沢山の「サイコー!」声援が!)
―映画の一番の魅力はどこだと思いますか?
ビョンホン「最初にシナリオを読んだときに、あまりジャンルにこだわらずシナリオを読みました。この映画はどんな物語なのか?という点を考えて出演を決めたのですが、やはり一番の魅力は描かれている“愛”だと思います。古典的な愛で、現実とかけ離れているところがあるような愛の物語ですが、これほどまでに深くて濃密な愛もあるんだということをあらためて思いました。その点がとても魅力的に感じましたので出演を決めました。」
―チョン・ドヨンさん、2PMのジュノさんなどの共演者の印象を教えてください。
ビョンホン「まず、チョン・ドヨンさんですが、彼女とはお互いにもっと若かった頃に共演したことがありまして、今回は久しぶりの共演になりました。その間、私自身にもいろんな変化がありましたし、チョン・ドヨンさんも沢山変化がありましたね。カンヌ映画祭では主演女優賞を手にした今や大女優ですが、お互いの姿を間接的に見てきました。久しぶりに会って、ぎこちなさがあるのかな?と思っていたのですが、会った瞬間にすぐに以前に戻れたような、とても気楽な気持ちで撮影が出来ました。
ジュノさんは、本当に誠実な人だなと思いました。日本と韓国の間を一週間に一回くらい、行ったり来たりすとても忙しいスケジュールで、歌手としての活動もしているのですが、現場に来るときは、まったく辛い姿を見せずに、本当に誠実に取り組んでいたんです。その姿を見て、とても責任感が強いなと思いました。」
―武術やアクションが素晴らしかったですが、忘れられない撮影エピソードは?
ビョンホン「『G.Iジョー』という映画に出たときに、初めて武術のアクションを習ったのですが、今回はこの『メモリーズ…』の撮影のときは、スタントマンの皆さんが、私の武術に最初は真っ赤になっていました。実は『G.Iジョー』のときには時間もなかったというのもありましたので、構えや格好だけを習っていたんです。今回のように東洋の剣術を最初から習うというのは、この『メモリーズ』が初めてだったので、スタントマンの方々は“思っていたほどではなかった…”ということでガッカリしていました。私にとっても最初から習うのは本当に大変なことでしたが、スタントマンの方が私を見て、ガッカリしている姿を見ていたので、その時ちょっとプライドが傷つきました。(照)
事前にファンからの募集した質問へ
Q.映画の中で大好きなセリフがあれば教えてください。
ビョンホン「正確かは分かりませんが、“痛いところはあるか?歯が痛ければ歯を抜いてしまえ、指が痛ければ指を切ってしまえ、お前の痛いところがお前の全てを奪っていく…”というような内容のセリフです。(理由は?)本当にその通りだなと思いましたし、いかにもユベク(役柄)らしいセリフだなと思ったからです。」
Q.今回の映画でどのようなトレーニングで、どこの筋肉を一番鍛えましたか?
ビョンホン(照れ笑いしながら)「今回は特別に体を沢山鍛えようということはなかったんですが、背中を露出するというところがありましたので、背中を鍛える運動はしました。私が考えるのは、一番大事な体の部分というのは、背中と肩だと思います。」(会場拍手)
ここでジャパンプレミアをお祝いに歌手の坂本冬美が花束を持ってステージに登壇。会場も大歓声が沸く。
―昔からのファンということですが、お会いしていかがですか?
坂本「(紅白歌合戦以来)11年ぶりにお会いさせていただきました。この日を指折り数えておりました!」
―ビョンホンさんは、どんなお気持ちですか?
ビョンホン「本当に本当にありがとうございます。坂本さんは歌手ですので、仕事の内容は違いますが、同じ世界で仕事をして、私の演技を観ていただいて、映画を愛してくださっているということで、私にとってはとても特別な思いがあります。本当に感謝しています。これから私も坂本さんの活躍を見守っていきたいと思います。」
―坂本さんは、映画をご覧になっていかがでしたか?
坂本「ただただ、感動で、特に最後のシーンは涙なくしてはいられないです。アクションも素晴らしいですし、私は何より“お声”が大好きです…“背中”も大好きです…。」(会場笑)
ビョンホン「今日は素敵と言われた“声”を聞いていただきたかったのですが、少し風邪気味なので申し訳ありません。(笑)」
坂本「その風邪、うつりたい人ばっかりだと思います」(会場笑いと拍手)
フォトセッションでは、2ショット撮影に嬉しそうな坂本さん。最後は演歌の振付のように去っていく姿に会場も大笑い!
―最後にメッセージをお願いします。
ビョンホン「シェイクスピアの悲劇を見るような、少し古典的な雰囲気もあり、そして濃密な深い愛が描かれています。美しくも悲しい愛が描かれていますので、どうか沢山の関心を寄せていただければ嬉しいと思います。そして今日はお会いするのが短い時間でしたが、来年の2月から3月にかけては、少し長く皆さんとファンミーティングでお会いしたいと思います。どうもありがとうございます。」
ファンの大歓声の中、退場していったあとに坂本冬美さんのみの囲み取材が行われました。
「私の映画じゃないのにどうしましょ~」(笑)と取材陣の前に登場。
「11年ぶりでしたがどうでしたか?」と聞かれると「紅白歌合戦に11年前にビョン様がゲストでご出演なさったときに、待ち伏せをして握手をしていただいたんです。その後の打ち上げにもいらして、写真を撮っていただいたので、今日はそれを持ってきました。大事に枕元に飾っておきました。」と嬉しそうに当時の写真を披露。「このお役をいただくまで11年かりましたが、ようやく廻ってまいりました。夢がかなったという感じです。まだ肩のぬくもりが… (笑)」と満足気。
映画に関しては、「今までみたことがないようなビョン様の表情をご覧いただけるかと思います。」と語り、「具体的にどこが好きなんですか?」と聞かれると「まず、お声も好きですし、『オールイン』というドラマで嵌ってしまったんですが…」と、肉体美や誠実さなど、イ・ビョンホンの魅力を語り始めると、「結局早い話がファンだということです。」と締め、「今日の幸せなお仕事は、全ての運を使い切ったような感じがします。」「私は一生お嫁に行きません!(笑)ビョン様一筋で!」と宣言した。
11年ぶりの再会ということだが「“はじめまして”と言われました」「当然です」と言いつつ、「出来ればまたここのようなお役をいただければ…」「今度は今日の写真を見せて確認してみます」「紅白も、今日いただいたパワーをぶつけたい」と意欲満々。
最後に「どんな香りがしましたか?」という質問に「私は匂いフェチなんです。ある程度年を重ねるといろんな匂いがしますが…本当に素敵な無臭でございます。」と言って取材陣を沸かせて囲みは終了しました。
取材日:2015年11月30日(月)
韓国映画史上、最も壮大なスケールで描くソード・アクション超大作!!
イ・ビョンホン×チョン・ドヨン×キム・ゴウン×ジュノ(2PM)
豪華競演で贈る愛と復讐の物語
<STORY>高麗末期、3人の剣士ユベク(イ・ビョンホン)、ウォルソ(チョン・ドヨン)、プンチョンは世を変えるべく最強と謳われた3本の剣により反乱を起こすのだが、ユベクの裏切りにより計画は失敗。プンチョンは命を落としウォルソはプンチョンの子と共に姿を消した―。18年後ユベクは国内で最も権力のある男になっていた。ある日、自ら主催した武術大会でウォルソにそっくりな剣さばきの少女を見つけたユベクは彼女を追う―。ばらばらになった3本の剣が再び揃うとき、真実が明かされる。
出演:イ・ビョンホン(『王になった男』) チョン・ドヨン(『マルティニークからの祈り』 『スキャンダル』) キム・ゴウン(『その怪物』) ジュノ(2PM)(『監視者たち』『二十歳』)
監督:パク・フンシク(『私にも妻がいたらいいのに』)
配給:クロックワークス
提供:クロックワークス/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ
(C)2015 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2015年/韓国/120分/シネマスコープ/原題:협녀:칼의 기억
2016年1月23日(土)全国ロードショー
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