イ・ビョンホン『王になった男』ジャパンプレミア&大ヒット祈願調印式 取材レポート
- 2013/2/1
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- イ・ビョンホン
1月29日(火)先に記者会見を終えたイ・ビョンホンが新宿バルト9にて映画『王になった男』のジャパンプレミアに登壇、その後大ヒットを祈願して調印式が行なわれ、集まった大勢のファンから熱烈な歓迎を受けました。
大歓声の会場のなか、イ・ビョンホン登場!
司会から「ご挨拶の前に、たった今映画をご覧になったばかりですのでぜひ拍手でお願いします。」と声が掛かると会場は割れんばかりの大拍手!「面白くなかったみたいですね~」とジョークを言って笑顔を見せるビョンホンさん。
―ではご挨拶をお願いします。
イ・ビョンホン:皆さんこんにちは、イ・ビョンホンです。おいしかったですか?(会場笑)面白かったですか?私もこの映画は面白かったです。本当に気分を良くしています。久しぶりに皆さんにお会い出来るので昨日寝る前は興奮してしまいました。この作品は血も出ていませんし、誰もが楽しめる作品ですので、自信を持ってこの舞台挨拶に来ることが出来ました。
―久しぶりということですが公式の来日はいつぶりですか?
イ・ビョンホン:年が変わりましたので、もう一昨年の12月のファンミーティング以来です。映画のプロモーションとして一番最後に来たのが『悪魔を見た』以来で2年以上経っています。
―久しぶりに日本のファンに会った感想はいかがでしょうか?
イ・ビョンホン:沢山の方が感じていることかもしれませんが、私にとってファンは友達のような存在ですので、親しい友達に久しぶりに会う時の胸のときめきという風に思っていただければと思います。(会場には前日の羽田空港へお迎えに行った方も多数来ていた模様)
―時代劇初挑戦と一人二役ということですが、演じたご感想をお願いします。
イ・ビョンホン:この作品は『G.I.ジョーⅡ』のアメリカでの撮影後の撮影でした。『王になった男』は私にとっては初めての時代劇で、初めての一人二役という役どころなので、いろんな面でプレッシャーを感じていたのですが、映画のシナリオを見た時に感じた愉快な気持ちや楽しめるような気持ちが最後まで撮影の時に私を引っ張ってくれた気がします。撮影中も本当に楽しく笑顔で撮影することが出来ました。
―監督さんは台本を見た時にビョンホンさんしかいないと思ったそうですが、非常にコミカルな場面が沢山出てきますので、ビョンホンさんに頼んでいいんだろうか?という思いもあったそうですが、自身のイメージを覆すような演技をやってみようと思われたのはどういうことだったのでしょうか?
イ・ビョンホン:作品を決める時には、こういったイメージだからこの作品はやって、この作品はやらないという決め方はしないんです。あくまでも作品の物語が何かということが重要になってきます。既に皆さんは察しているかもしれませんが、この映画に出てくるハソンというキャラクターが私の性格にとっても似ているんです。王様のほうより似ています(会場拍手)なので私の周りにいる親しい友達やスタッフは、特に見て驚いたということはありませんでした。
―ハソンの冒頭のコミカルな踊りでは指先まで丁寧に演じていましたが、コミカルに見えても大変だったのではないでしょうか?
イ・ビョンホン:本当に大変でした。足が映っているところは実は代役だったんです。でも何か月も練習をして臨んだんですが、動きもあまり激しくないですし、大きな動きではないので、最初はすぐ出来るだろうなと思っていたんですが、本当に大変でした。韓国舞踊の基礎から学ばないとあの繊細な表現は出来ないと知りました。あのシーンは一番最初の撮影の予定でしたが、あまりにも大変だったのでお願いして先延ばしにしてもらって、結局は4カ月間の撮影の一番最後の日に撮影しました。それでも大変だったのでどうしても難しいところは舞踊の先生にお願いしました。
―日本の作品でも『外交官 黒田耕作』など、日本の映画やドラマに出演されていますが、これから共演してみたい日本の俳優さんはいらっしゃいますか?
イ・ビョンホン:私は日本の映画がとても好きで、よく探して見ていました。最近は海外の仕事が多いのでなかなか見る機会は無かったのですが、本当に好きな映画、監督さん、俳優さんが沢山い過ぎて、選ぶことが難しくて出来ないです。本当に立派な監督さんや俳優さんが日本には揃っています。そしてこういった質問はよくいただくのですが、いつでも、機会があれば、シナリオ、俳優さん達がいれば一緒にやりたいなと思いますし、そうなったらとても光栄だと思います。
ここでフォトセッション後、名残惜しい声の中、大きく手を振って退場していきました。
またこの後、同映画館のスターステージで行なわれた「大ヒット祈願調印式イベント」では沢山のファンに見守られながらイ・ビョンホンが登場、「実は空港に到着した時から皆さんのおかげで胸を熱くしていました。毎日こんな風に私の胸を熱くしてくださってどうもありがとうございます!」と挨拶。さらに日本を代表する大女優でもあり、10年来イ・ビョンホンファンという岩下志麻さんがベージュの着物姿で駆け付け、花束をプレゼント。「映画はご覧になられましたか?」に「もちろん拝見しました。とにかくイ・ビョンホンさんの二役が素晴らしかったです。王様は風格があり、影武者のハソンはちょっととぼけたところがありますが、正義感があって可愛くてとても面白くて素敵でした…」と少々ネタばれしそうな勢いで映画を絶賛。「本当に素晴らしい女優さんで、俳優として先輩にあたりますが、岩下さんに私の演技を褒めてくださって身の置き所がないような気持ちです。1つ心配なのはここにいる方でまだ映画をご覧になってない方もいるかと思うので少し心配でした…」(笑)とビョンホンさん。
ファンになったきっかけは「『オールイン』の時からで、以降ほとんどテレビも映画も拝見しています。素敵で格好良くてチャーミングで…」と岩下さんに言われ、さりげなくピースをするビョンホンさんに会場のファンは大熱狂。「ビョンホンさんの役作りの姿勢も好きで、どんな役も、のめり込みが凄くて同じ俳優として素晴らしいなと思っていつも感心しています。」とベタ褒めされ恐縮するビョンホンさんは「先ほど岩下さんが出演しているDVDをいただいたので日本語なので見るのが難しいかもしれませんが素晴らしい演技をぜひ見たいと思います。今から見るのが楽しみです。」とコメント。
「もし共演するとしたらどんな役柄がいいですか?」という質問に「ビョンホンさんが韓国の御曹司の息子で、ちょっと屈折した性格。私が韓国で事業している女社長役。あるパーティーで出会ってミステリアスな事件に巻き込まれるような素敵なミステリーがいいですね。」と言って会場を沸かせると「突然の質問に戸惑っていますが、2人ともそれぞれ武道の達人で日本の武術と私が韓国のテコンドーで一緒にアクションをするのはいかがでしょうか。」と言うビョンホンさんでした。
「日本でも大ヒットお祈りいたします!」という岩下さんからの応援メッセージが伝えられ、映画の大ヒットを祈願して、“影武者真の王になる”というボードに映画にも度々登場する王の印鑑を2人で押印し、イベントは終了しました。
取材日:2013年1月29日(火)
2月16日(土)より新宿バルト9、丸の内ルーブルほか全国ロードショー
監督:チュ・チャンミン (『麻婆島(マバド)』『拝啓、愛しています』)
脚本: ファン・ジョユン(『オールド・ボーイ』)
キャスト:イ・ビョンホン/リュ・スンリョン/ハン・ヒョジュ/キム・イングォン/シム・ウンギョン
配給:CJ Entertainment Japan 製作:リアルライズピクチャーズ 2012年/韓国/131分
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