映画『コンフェッション 友の告白』チソン、オフィシャルインタビュー

  • 2015/7/16
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チソン、チュ・ジフンという二大スターが初競演し、友への友情が疑惑に変わり葛藤する男たちの姿を、緻密なストーリー展開と途切れない緊張感で描く新しい犯罪ドラマ『コンフェッション 友の告白』が8月1日(土)よりシネマート新宿ほかにて全国順次ロードショーとなる。

少年時代に強い絆で結ばれた性格も生き方も異なる親友同士の3人。ある日、ヒョンテの母親が経営する店で放火強盗事件が発生。大切な家族を失ったヒョンテは進まない捜査に苛立ち、インチョルとヒョンテを巻き込み、独自に事件を調べ始める。しかし事件の真相に近づくにつれ、3人の男たちに疑念が生じ、固く強い絆で結ばれたはずの3人の運命は思いもよらぬ方向へ暴走していくー。

チソン、チュ・ジフン、イ・グァンスという人気俳優陣が、非情な出来事によって極限状態に追い込まれ、急激に変化していく心理を三者三様のカラーで表現している本作。チソンは妻子とともに歩んでいた幸せな生活から一転、悲劇の渦中におかれた男の内面の苦悩を深みのある演技で表現している。そんなチソンのオフィシャルインタビューが届いた。

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本作への出演のきっかけは何でしたか。
-実は、3人の中で私が最後に合流しました。物語がありがちなノワールでない点も良かったし、平凡な素材も十分刺激的にできるのだと新鮮に感じました。この映画のメインが犯人捜しの話であれば、映画が良いものにはならないと思いました。正直なところ、チュ・ジフンとイ・グァンスに対してあまり良い先入観はなかったんです。とくに信頼もありませんでした。全く合わなさそうなこの二人と本当に仕事をしないといけないのかという疑念もありましたが、どうしてもこの映画に参加したかったのです。

役作りについてお聞かせください。
-監督から手紙を一通もらいました。その手紙には質問ばかり羅列されていて、答えがありませんでした。“ヒョンテはどうして聴覚障害者の女性と結婚したのか?”“思春期に友を誤解してしまった申し訳なさや、自分が生き残るため友を置き去りにしそうになった罪悪感などが、成長期のヒョンテにどのような影響を与えたのか?”などでした。それらがあったからこそ、監督の意図するように自然とヒョンテというキャラクターをつくることができました。

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本作では、ヒョンテの感情があまり表に出ない演出がなされていますが。
-もともとヒョンテに対する説明や、彼が感情をむき出しにするシーンは多くなかったので、演じていて自分の中に表現できないイライラが溜まっていくだろうということは予想していました。しかし逆に、この映画で私が任された役割こそそれだと思ったのです。物語全体の舵をとる役割ですね。最初からストーリーの流れにおいて、ヒョンテだけがフィーチャーされるのはダメだと判断しました。チュ・ジフンとイ・グァンス、この二人をサポートしたかったのです。私があえて誇張してしまうとバランスが崩れるので、コントロールが必要でした。実はヒョンテの感情が出てしまうシーンもあったのですが、監督が編集してしまいました。それよりもショックだったのは、完成品を見て自分の演技力がまだまだ足りないということに気づき、辛かったことです。

チュ・ジフンさんとイ・グァンスについてはどう思われていますか。
-二人の良いところは、どちらも劇中のキャラクターと似ていることです。チュ・ジフンはインチョルのように生意気だけど、憎めないタイプでした。知り合ってみたら非常に正直で賢いやつでした。グァンスは優しく情に厚く、ベストを尽くすタイプです。私から二人に近づいていったのですが、とても自然に受け入れてくれました。礼儀を保ちながらも親しくなっていったのです。そのような関係が撮影中ずっと続き、ストレスが少なかったです。

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ラストシーンについてお聞かせください。
-ラストシーンの撮影の日、撮影前にわざとジムに行きました。体を疲れさせたかったのです。映画本編では映っていませんが、実際に鍵を開けて家に入りました。最初、涙がボロボロ零れ落ちそうで、なかなかドアを開けられませんでした。部屋の中に入ろうとしましたができず、何度も待って気持ちを落ち着かせてから中に入りました。涙を流すシーンでは、カメラが正面と横にあったのですが、何となく横のカメラの映像が使われるだろうと思いました。すると涙が自然に横に落ちたのです。自分でもびっくりしました。ファーストテイクで監督のOKが出ました。二回撮るとあのような感情はもう出せなかったと思います。

あなたにとって友達とは?
-友情や義理という単語は、20代のときに使って以降、あまり使っていません。言葉は必要ではなく、傍にいるのがまさに義理でしょう。会わずに友情だ義理だというのは、ちょっと違う気がします。私は同業の俳優よりも、幼い頃の友人の方が今も仲が良いです。ですので、今回の映画は自分にとって違和感無くとても自然に受け入れられました。

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『コンフェッション 友の告白』

© 2014 OPUS PICTURES, All Rights Reserved.
配給:ツイン
8月1日(土)より、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー!




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