ミュージカル俳優のキム・ボムレが初の日本単独コンサート&トークを開催! 取材レポート!

  • 2014/5/26
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キム・ボムレ

圧倒的な重低音ヴォイスと唯一無二の存在感で観客の心を鷲掴みにしているミュージカル俳優キム・ボムレが、5月15日(木)・16日(金)キリスト品川教会グローリア・チャペルにて初の単独コンサート&トークを開催。16日が即日ソールドアウトとなったため、急きょ15日に追加公演が決定したほどの人気ぶりとなった。その追加公演の様子をレポートします!

オープニングには、韓国の旅客船セウォル号の事故で沢山の若い命が犠牲になったことを受け、哀悼の意を表し、本日のゲスト歌手の木村智秋が『Amazing Grace』を歌い静かに幕を開けた。

そして待ちに待ったキム・ボムレの登場に、熱い歓声と拍手喝采が沸き、会場はまるでアイドルコンサートのようなスタートとなった。登場してすぐ『♪魅惑的な誘惑(「クレオパトラ」より)』を圧巻の魅惑的な重低音ヴォイスで披露した。

司会の古家正亨が登場。ボムレは「お久しぶりです。会いたかったです。」と挨拶。
「日韓で初めての単独コンサートですが、どんなコンサートに?」と聞かれると「日本では『ジャック・ザ・リッパー』や『三銃士』でお会いしたかと思いますが、今回は韓国の歌謡曲や今まで披露していない曲で“新しいキム・ボムレ”という俳優、歌手としての魅力を味わっていただきたいと思います」とコンサートへの意気込みを語った。

セウォル号の事故を受け、「僕の息子が17歳なのですが、同じ年代の子供たちが沢山犠牲となり、とても胸が痛かった。歌詞を読み返してみると、親心としてどれだけ辛いだろう、離れ離れになった子供たちに幸せに生きてほしい」とキム・グァンジンの『♪手紙』を歌い哀悼の意を捧げた。歌い終わり深くお辞儀をするボムレの目には涙が光った。

「すみません、沢山泣いてしまいました…悲しんでばかりいられないですね…」と語り気持ちを切り替えると、「結婚を準備している人はいますか?」と客席に呼びかけた。そしてお祝いの曲である『♪10月のある素敵な日に』を優しい歌声で披露。すると今度は「片思いをしてる人は?」と問いかけ、「初恋を思い出しながら歌ってみようと思います」と『♪鳥かごを開く』を切なくも力強い歌声で熱唱した。

今回のコンサートでは、自分が好きな曲を選んだというボムレ。“はたして歌謡曲を歌うことに対してどんな反応があるのか?”と気になるそうだが、「歌詞にストーリー性があるものを選んだので、ミュージカルと関連づけられるものもあるのでは?そんなストーリーを感じてもらえたら…」と選曲について語った。
「声楽を選考された理由は?」と聞かれると「唯一持っていたのが父から譲り受けたこの声です。父も同じ声、息子も中学の頃からこのような声です」と答えると、会場からはどよめきが沸いた。「もし息子さんが同じ道を進みたいと言ったら?」に「上手く歌えて、自分が望むのであれば歌手への道もあり得ますね」「次回は横に?」に「そうなればいいですね」と笑顔で答え、親子共演も夢ではなさそうだ。

オペラを経て、アルバイトで始めたミュージカルの魅力に嵌り、その年の新人賞も受賞。オペラにはない面白さに本格的にミュージカルを始めたというボムレは「今もアルバイト?」と聞かれると「今はアルバイトではありません」と会場を沸かせた。

ここからはミュージカルの楽曲を披露。
『レ・ミゼラブル』より『♪Stars~星よ~』、『ラ・マンチャの男』より『♪見果てぬ夢』を披露し、「ファイティン!」と自分で気合を入れ『ジキルとハイド』より『♪時が来た』を全身全霊で歌った。「『ジキルとハイド』の歌は、俳優の中であまりに歌われすぎていて禁止曲になっていて、僕も観客の前で初めて歌ったんです。実際に歌ってみて決して簡単な歌ではないというのが分かりました…」とミュージカル曲の難しさを語った。

「普段役作りで気を付けていることは?」に「そんなに気は使わない。台本をもらって、相手と一緒にその場で呼吸を合わせるようにしています。次に何の役をやるのか分からないので普段から人を観察したり、動きを研究したりしています」と答え、練習については「相手に配慮した練習を心掛けて練習に励んでします。」と役作りについて語った。

コンサートは約半分が終わり、「すでに体力を使い果たしているようですね」と言われると「生まれて初めてのソロコンサートなので疲れますね。歌手の方は本当に素晴らしいですね」と止まらない汗を拭うが休む間もなく次の曲へ。(笑)ステージのピアノ椅子を持ってきて座りだし、『パーフェクトシンガー』という番組で歌ったことがあるという曲というイム・ジェボムの『♪サラン』を熱唱。
続いて、オープニングで登場したゲスト歌手の木村智秋と『オペラ座の怪人』から『♪ALL I Ask of You』を日本語と英語でデュエットした。曲の最後にはミュージカルさながら、木村氏の手とおでこにそっとキスをすると会場からは黄色い悲鳴が沸いた。一緒に歌った歌手の木村智秋は初対面のボムレについて「とにかく声が素晴らしい。最初はちょっと怖かったんです、目力が凄いですね」と印象を語った。

「今日は『三銃士』や『ジャック・ザ・リッパー』の曲は?」と聞かれると、「今日は一人なので一人でアクションやダンスはできません。一人でできないというよりも、一人でやってもその作品の魅力を伝えることが出来ないのではないかと。本当に愛してる作品ではありますが、今回はあえて避けたんです」と答え、久しぶりに歌うという『ノートルダム・ド・パリ』から『♪この世はなんて不公平』をミュージカル風に力強く披露した。「久しぶりに演技したのでとても大変でした。自分にとって音域の高い曲でした」と感想を語り、最後の曲は、会場から相手役になってくれるファン一人を選びステージに寝かせると、抱き抱えながら『♪踊って僕のエスメラルダ』を迫真の歌声で披露し、会場は大喝采となった。

さらに会場から大きなアンコールが起こると、唯一日本の曲から、来生たかおの『♪Goodbye day』を生バンドで感情豊かに歌った。今後の予定を聞かれ、「まだ次の作品の予定はない」と語るボムレは、今回の初のソロコンサートは「歌手っていいなぁと少し感じた瞬間がありました。また機会あればまたやってみたいです。幸せな時間を過ごさせていただきました」と感想を述べた。
最後は、“幸せにいてほしい”という曲『♪別れの途中です』を感情を込めて歌い、感極まり涙を浮かべながら「本当に幸せです、ありがとうございました!」とファンに感謝を伝えた。何度もお辞儀をするキム・ボムレに鳴りやまない大きな拍手が会場を包み、日本での初ソロコンサートを大盛況で終えた。

入場の際には、本人からのメッセージと披露する曲の歌詞が日本語でつづられたプログラムが配布され、ミュージカル楽曲以外は、ピアノ、ギター、パーカッションでの生バンドという、ファンと共に楽しみたいという思いが込められたコンサートとなった。

キム・ボムレオフィシャル

【セットリスト】
『キム・ボムレ 韓国ミュージカル俳優コンサート&トーク』
5月15日(木)@キリスト品川教会グローリア・チャペル

(Opening)
Amzing Grace

1.魅惑的な誘惑(From クレオパトラ)
2.手紙(キム・グァンジン)
3.10月のある素敵な日に(キム・ドンギュ)
4.鳥かごを開く(イム・ジェボム)
5.Stars~星よ~(From レ・ミゼラブル)
6.見果てぬ夢(From ラ・マンチャの男)
7.時が来た(From ジキル&ハイド)
8.サラン(イム・ジェボム)
9.All I Ask of You(From オペラ座の怪人)
10.この世はなんて不公平(From ノートルダム・ド・パリ)
11.踊って僕のエスメラルダ(From ノートルダム・ド・パリ)
E-1.Goodbye day(来生たかお)
E-2.別れの途中です(イ・ウンミ)




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