【取材レポ】髙塚大夢(INI)プロポーズの公開アフレコに大照れ!映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』大ヒット御礼舞台挨拶レポ
ウクライナのアニメーション映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』が9月22日(金)から全国公開となっている。その映画の大ヒットを記念して10月15日(日)ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、声優初挑戦で主人公ルスランの声を担当した髙塚大夢(INI)と、金歯男役の井上裕介(NON STYLE)が登壇。トークではファンからの質問に答えたり、劇中のプロポーズのセリフを披露するなど大盛り上がりとなった。
その舞台挨拶の様子をお届けします。
映画『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』大ヒット御礼舞台挨拶レポ
MCからの呼び込みで最初に髙塚が登壇すると、会場は拍手と黄色い歓声が沸き、その直後に呼び込まれた井上は、登壇するやいなや「悪意がある!」「絶対最初俺からやった」「二人同時に呼び込んでくれたら俺も“キャー”に埋もれたのに~」「主役は最後に登場でええと思うでぇ~」と、呼び込みの順番に不満を爆発させながらの登場で、いきなり会場を笑わせた。
井上:大ヒット御礼みたいなやつ初めてなんですけど、(自分たち)二人なんですか?
髙塚:(僕も)ちょっと思いました(笑)
井上:いや、(髙塚君と)アフレコ一回も一緒になってない、なんなら前回の舞台挨拶がはじめましてで…
髙塚:そうですね、しかもその時ぶりですよね?(照)
井上:(笑)思い出増えてへんけどええの?
―これから今日、沢山の思い出をここで作ってもらいますからね!
登壇者が自分達だけという不安げな2人を和ませたMCから「“ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン”の大ヒットおめでとうございます!」と声があがると、客席からも沢山の「おめでとう!」の祝福の言葉が飛び交い、嬉しそうな髙塚からまずは挨拶へ。
髙塚:本日はお足元の悪い中、お越しいただき、本当にありがとうございます。主人公ルスラン役をやらせていただいた髙塚大夢です。今日はこうして、みなさんにまたお会いすることができて本当に嬉しいです。本日はよろしくお願いします。
(井上の番になると会場から不思議な拍手が沸き…)
井上:すんません、OK!OK!(客席に向かって)だいぶバカにしてるね?(会場笑)唯一、来れたの俺だけなんで、がんばります!声優さん、みんな忙しいからね~
―井上さんのファンも沢山きてますよ~(会場から拍手が起こると)
井上:すみません、拍手に気持ちがこもってないことは分かってますんで(笑)
ー大ヒットということで“映画を見たよ”という声は聞こえてますか?
髙塚:僕の近くだと、家族だったり、友達も久しぶりに連絡が来て「見たよ」って言ってくれる人がいたり、INIのメンバーでも時間のない中で見てくれたりとかしてて本当に嬉しいですね。
―メンバーはどんなコメントをされてましたか?
髙塚:「すごい見やすかった」と言ってくれて、僕が普段は近くにいるからこそ、声優をやってるときの声の印象が特別だったみたいで、またそれが別の印象で聞けたみたいなことを沢山話してくれました。
井上:(髙塚君は)すごいと思います、ほんと。
―井上さんは先輩ですね、声優部門ですと…
井上:先輩でもないですけど、何度かやったことはありますけど、主役はないので、高塚君のほうがよっぽど上ですよ
髙塚:いえいえ…(恥ずかしそうに)
―素敵なヒーローでしたよね
井上:かっこよかったね~!
ここで会場には映画を10回、20回以上も観たという人がいるということが分かり、驚く髙塚と井上。
髙塚:僕たちより(本作が)詳しいんじゃないですか?
井上:そうやろうな~
―井上さんは「見たよ」って言う声は聞こえてきましたか?
井上:SNSとかで言われたりして、ありがたいことに「気づかなかった」って言ってくれる方が結構多かったので、逆に気づかれないほうが映画の邪魔しないんで良かったなと思いますし、10回、20回見てる方も、髙塚君が好きだっていうのもあるけど、みんなどこか心の中で、ウクライナを救いたい、何かできることないかっていう中で、この映画が走り出したっていうことが意味あるので良かったなというか、それが大ヒットに繋がったひとつの要因でもあるのかなと感じますね。
続いて、観客から募集した質問に答えることに。
Q.挿入歌『Shout It Out』が流れるシーンが大好きで、夜通し冒険して距離が縮まった二人にいつもキュンとします。このとき、ミラが生きていることを実感しますが、お二人が生きてるって実感する瞬間はどんな時ですか?
髙塚:INIっていうグループをやってるのもあって、ステージの上に立ってる時は、やっぱりここに自分の居場所があるっていう実感はありますね。
井上:じゃ、今日なんか、ワ~って声援で迎えられるときは、生きてなって実感する?
髙塚:はい、このためだけに頑張ってきたみたいな
井上:このためだけ?それは言い過ぎや!(笑)
髙塚:そうですね(苦笑)練習とかして忙しい中でも、声を聞くと嬉しいっていうのもありますけど、それは公の話で。個人的な話で言うと、やっぱり食べることが好きなので、美味しいものを食べてる時、実感しますね。
井上:公の話のあと、本当の話する人あんまおらへんで(笑)でもグループと個人で違うってことね。
髙塚:そうですね、はい(照)
―でもスタイルいいままじゃないですか。お腹が出てるってわけじゃなさそうですし…
髙塚:あります!やっぱ、食べ過ぎると。
井上:ムキムキやろ?
髙塚:いや、そんなこともないんですけど…華奢なほうなんですけど、華奢なわりにメンバーの中では結構食べるほうかなと。
井上:へぇ~(沢山食べる)イメージないな~
―じゃ、井上さんはどうなんでしょうか?
井上:ステージに立ってる時、生きてるな!って感じるわけでしょ?一緒ですよ!日々練習してステージに立って、信じられないくらいすべった時に生きてるな~と思います。(会場笑)このすべりにも耐えながら、俺は生きているんだと。
―ハートが強いんですね
井上:そう、そちらですよ!経験することないじゃない、何かを喋って、来てる人全員が黙るってこと。ないじゃん!俺らの世界はそれがあるから。その時にぐっと心臓を掴まれるの。生きてるぜ!って。
Q.髙塚さんに質問です。井上さんの金歯男をやるとしたらどこにポイントを置きますか?井上さんにも質問です。高塚さんのルスランをやるとしたらどこにポイントを置きますか?
髙塚:そうですね、やっぱり金歯男って、“ザ・悪役”じゃないですか、だから“悪役感”みたいなところを一番イメージするのかなって思いますね。そういう意味で言うと井上さんの声優が本当にすごいなと。
井上:悪い奴?って言ってるの?
髙塚:(あわてて)ちがいます!()“悪い奴感”が凄かったんですよ、声のイントネーションとか…
井上:あ、そう?“サシスセソ”が言えたらあかんって、それが大変やったけどね。歯が抜けてるから。俺、ルスランやるんやったらどうするんやろ?でもウソみたいにキャラ入れんやろうな。普通には喋られへんと思う。ナチュラルなカッコ良さがあるじゃない髙塚君は。そこがないから、たぶん作り物みたいになるんやろうなと思うな。
―髙塚さんは、誰かをイメージするとかないと思うんですよ、そもそもイケメンですから。
井上:子供の頃からドラマで憧れてたのは木村拓哉さんですから。何かあったら「ちょ、待てよ!」みたいになるんですよ~たぶん、ルスラン。
髙塚:それはもうルスランではないです、木村拓哉さんですよ(笑)
井上:(笑)だって憧れのカッコいい人を想像しながら演じるとなってくると似てくるやん!(髙塚に)誰かおったの?ルスランやる時。
髙塚:なんだろ?でもそれこそアニメーション映画の主人公や、おとぎ話の主人公のイメージはすごいありましたね。
井上:そういうのを見たりして勉強したんだ?えらいな~(会場からも拍手)
Q.今回の声優の仕事が決まった時、一番最初、誰に伝えましたか?
井上:え~だれに?(髙塚に)覚えてる?
髙塚:まあ。僕は家族ですかね。メンバーと言いたいところですが、僕はちょっとそこを一歩引いて内緒にしておこうと思って。マネジメントの方とメンバーとみんな一緒に集まった時に「大夢が~になりました」っていうのがよくあるので、その時に「えー!」ってなるように取っておこうと、黙ってました。
井上:俺、誰に伝えただろう?吉本ってスケジュールがだいたい1~2週間分がメールで来るんですよ。メールをマネージャーと一緒に確認してたら、この映画のアフレコって書いてあって、マネージャーに「俺、アフレコすんの?何の?」(ウクライナ映画の)「へえ」って。誰に伝えたって言ったらマネージャーです。それ以外誰にも伝えてない。別に嫁に言うこともないし。
―言わなかったんですか?
井上:家に帰って「聞いてくれ!アフレコやんねん!」って言わへん!(会場笑)あんまり家に仕事の話とか持って帰らへんから。
髙塚:どんなに大きい仕事とか来ても言わずに?
井上:言わない言わない、なんなら嫁にも見てほしくないし。映画とかはまた違いますけど、バラエティーは悪口言われてるだけですから。
ーじゃ、家で何の話してるんですか?
井上:何の話?…(恥ずかしそうに)愛の話ですよ!(「フ~!」と会場から冷かされる(笑))
Q.本作に出てくるハムスターには名前がありません。名前を付けるなら何て付けますか?
髙塚:難しい…
井上:俺に関しては、(ハムスターと)ほぼ絡んでないからな(笑)
髙塚:やっぱり豆を取り合いするので、まめ…まめ…まめ…まめ君
ー日本語ですね
髙塚:じゃ、ビーンズ君!
ー井上さんは?
井上:ハムタロウ!
ー著作権的にありますからね
井上:その著作権をギリギリのラインでいけるんじゃないかって、字体をアルファベットでHAMUTAROに!(笑)いけるんじゃないかって。
Q.これから映画を見る人に、この映画を紹介するために本作にキャッチコピーを付けてください。
髙塚:そうですね。「夢を追いかける姿が愛する人を…」(次の言葉がなかなか出てこない)
井上:浮かんでからしゃべってください(笑)
髙塚:(笑)カッコいいこと言おうとしました…(再度)「夢を追いかける姿が…」えっと~そうですね…
井上:(考える髙塚を見ながら)悩んでる姿も見てられるよな~
髙塚:わかりました!(再々度)「挑戦する力が…」
井上:(始まりが)「夢」ちゃうやん!(会場笑)
髙塚:(気を取り直して)「挑戦する力が愛する人を結びつける」とかですかね?
―2人とも、ボケとツッコミのコンビネーションが出来てきましたね
井上:「髙塚大夢カッコいい物語!」(会場拍手喝采)それに尽きるよ!皆さんは沢山見ていただいてると思うけど、その裏では信じられへん努力をしてるから。
Q.ルスランのプロポーズの言葉のアフレコをお願いできないでしょうか?井上さんにも。
井上:なんで⁉俺は井上で言うの?金歯男で言うの?ルスランで言うの?(会場笑)
ーでは井上さんが本当にプロポーズする気分で、キメキメのポーズでお願いします。
井上:リアルに嫁に言ったような感じでいいの?
ステージ中央に立った井上は「あのさ、もし俺が結婚しようって言ったらどうする?愛してんねん」に会場は大盛り上がり!続けて「(プロポーズは)去年の今くらいにこんな感じかな」と照れくさそうに語った。そしてハードルが上がる髙塚の番へ。入れ替わってステージ中央に立った髙塚は「もし俺が結婚しようって言ったらどうする?愛してる」と、ルスランそのもののセリフまわしに会場は黄色い悲鳴と大きな拍手が沸いた。
―(ここでプロポーズのセリフを)言うのは恥ずかしいものですか?
髙塚:(大照れしながら)恥ずかしいですね、ルスランだから言えたんだなと思いました。
井上:誰もいないアフレコルームだから言えることってあるもんな!
髙塚:ありますね~
―最後にひとことメッセージをお願いします。
髙塚:あらためて本日はお越しくださり、本当にありがとうございます!またこうして皆さんにお会い出来たのも、沢山の皆さんの応援だったりとか、裏で支えてくださったスタッフの方々だとか、本当に沢山の力があってこそだと思いますし、この映画自体も本当に沢山の人の力があって上映出来たものだと思うので、この機会をあらためて心から感謝します。この後も上映を通して沢山の人に、この映画の魅力を伝えられたらなと思います。本当に今日はありがとうございました!
『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』映画情報
あらすじ
騎士に憧れを持つルスランと王女であるミラ。身分が違う二人はお互いの素性を知らぬまま出会い、やがて恋に落ちる。しかし、悪の魔法使い・チェルノモールがルスランの目の前でミラを連れ去り、ミラの愛の力を自分の魔力に変えてしまう。ルスランは、愛するミラを助けるためにあらゆる障害を乗り越え、本当の愛は魔法よりも強いということを証明するべく旅へと出るが、そこには様々な困難が待ち受けていた…。
監督:オレ・マラムシュ
制作年:2018年
制作国:ウクライナ
制作スタジオ:Animagrad
上映時間:94分
© 2018, SSVG EAST FUND INVESTMENT LIMITED © 2018, “ANIMAGRAD” LTD © 2018, Ukrainian State Film Agency © 『ストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン』製作委員会
公開日:2023年9月22日(金)大ヒット上映中
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