東方神起ユンホの防疫指針違反騒動によるイメージダウン報道が相次ぐ中、4月から放送開始が予定されている｢Kingdom｣番組司会はこのまま続行となるのか、マスコミの関心が集中している。

ユンホはチャンミンと一緒に4月1日から放送スタートのMnetの競演番組「Kingdom：Legendary War」で番組司会を務めることが明らかになっている。

同番組には韓国はもとより世界中にファン層を持つボーイズグループiKON、BTOB、SF9、THE BOYZ、Stray Kids、ATEEZの6組が出演、競演ステージを繰り広げる。
豪華出演陣に、彼らのロールモデルであり、大先輩でもある「東方神起」が、番組司会を担うことで、レジェンド級の豪華さだと番組放送への期待が集まっていた。

しかし、韓国内でユンホに対するマイナス報道が続き、｢Kingdom｣の番組関係者がどのような選択を取るのか、マスコミも熱い関心を寄せており、番組関係者、そしてなにより渦中の人物となったユンホの心理的負担は非常に深刻な状況だ。

ユンホは先月末、ソウル市 江南(カンナム)区 清潭洞(チョンダムドン)の飲食店で営業制限時間である22時を過ぎ午前0時頃まで滞在していたところを警察に摘発された。

ユンホは自身のSNSを通じて謝罪文を公開、善良なイメージの強いユンホだけに、韓国内の雰囲気も当時は「取締りを結構厳しくしてるんだな」「クスリとかの違法行為でもないのにこれで大きく報じられなんてちょっと可哀そうな気もする」といった寛容なものだった。

しかし、12日に、ユンホが滞在していたのは飲食店ではなく、女性従業員が接客する形態の違法な遊興飲食店(風俗店)だったとMBCがニュース番組「ニュースデスク」で報道、さらに当時ユンホは逃走を試みたと伝え、一気に世間の風向きが変わった。

SMエンタテインメントはMBCの報道後、すぐに「ユンホは防疫指針を破った以外には、誤った行動は絶対にしていない」と逃走行為はなかったと強調した上で、「女性従業員が同席した事実も全くない」と報道は事実無根だと主張する公式の立場を示した。

しかし、ユンホがモデルを務めていたデリバリーアプリのヨギヨや、オットゥギのコッパプ(カップご飯)などが広告を一気に取り下げたことで、ユンホのクリーンなイメージは大打撃を負った。

相次ぐ匿名投稿やマイナス報道には陰謀説も・・・

MBCの報道に続いて、オンラインコミュニティーを中心に「不動産投資」や「愛犬放棄」など、マイナスイメージを増幅させる投稿も続いた。

ユンホは「ビルのオーナーにはならない」と、不動産投資で資産を増やす他の芸能人とは一線を画した発言で過去、称賛を浴びたことがある。
オンラインコミュニティに、この過去発言と矛盾した内容だと、ユンホの父親が代表を務める法人名義で163億ウォンのビルを購入していたと書き込まれ、マスコミが相次いで不動産投機説を報道した。

さらに、ユンホが2008年に迎え入れたシベリアンハスキーを、わずか1年で訓練所に送り、その後12年経っても音沙汰がないと「愛犬放棄説」を提起する書き込みもネット上で広まり、こちらもマスコミ報道が続いた。

ちなみに、家族名義の法人で不動産を購入することは、法律上なんら問題はない。
ビルの購入時期も2016年のことで、これまでユンホがこの件で何らの指摘を受けたこともなかった。

愛犬のエピソードも事実関係や経緯の真偽は別として、こちらもここ最近の話ではなく、完全に防疫指針違反の余波で何年も前の過去が意図的に掘り返されている形だ。

MBCの報道についても、報道内容が警察の見解とは異なる部分が既に判明している。

そのため、一部ではMBCニュースが「GO(スタート)」合図であるかのごとく続くマイナス報道に違和感を感じ、韓国で今、大問題になっている「LH投機疑惑」から世間の目を逸らさせるための陰謀ではないかという説まで出回っている状況だ。

「LH投機疑惑」を巡っては、現在、家宅捜索と調査が続いており、疑惑露呈から2週間後の16日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が直接「国民に大きな迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪した。

「Kingdom」の放送開始予定日まで残すところちょうど2週間となったが、ユンホは番組司会として出演できるのか、国内外のファンが固唾を飲んで見守っている。

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