写真：オフィシャル提供

デビュー20周年を迎えたJAEJOONG（ジェジュン）が、Home Partyをテーマにしたアジアツアーの日本公演「2025 KIM JAE JOONG Asia Tour Concert J-Party “Home” in Japan」が3月15日（土）・16日（日）に千葉・幕張メッセ国際展示場ホール1-3にて開催。16日（2日目）の様子をレポートします。

日本公演最終日となったこの日は、冷たい雨が降っていたが、会場は開演前から熱気に溢れていた。
スクリーン映像には、JAEJOONGがコーヒーを飲み、ケーキを用意し風船を飾ったりと、ホームパーティーの準備をするVTRが流れた。オープニング曲の前奏が流れるとステージ中央扉から後光が差すとシルエットが浮かび、黒いスーツで登場したJAEJOONGに会場は大きく湧き立った。今日の雨の日にピッタリな「Rain Shower」そして「Drawer」を伸びのある柔らかい歌声でしっとりと歌いあげイベントがスタートした。

「みなさんこんにちは！JAEJOONGです」「2日目のJ-Party “Home” in Japan、昨日も沢山来てくださって、すごく楽しい時間でしたが、今日も雨の中、来てくれてありがとうございます。今日はどうなるかな？」「昨日の応援を乗り越えられる自信はありますか？」と少々心配気味な様子で「まだテンションが低い？外で寝てたの？げんき―？」と笑わせながら呼びかけると、ファンも「げんきー！」と大きな声で反応した。

今回記念イベントなので、ライブだけでなく沢山コミュニケーションもしたいと特別な企画を準備してきたと、最初のコーナーはファンの望みに応える『JAEFANS（日本のJAEJOONGのファンネーム）の願いを叶えて！』のコーナーへ。

写真：オフィシャル提供

１つ目は「JAEJOONGさんのカチカチの腕の筋肉を見せてほしい、ぎゅっと抱きしめるポーズをしてほしい」という願い。「3年くらいジムに行ってないので筋肉がないんですよ～」と言いながらもジャケットを脱ぎ、上腕二頭筋を披露。さらにカメラマンを相手に「明日からも頑張れるように」と抱きしめるポーズをすると、カメラマンも“うんうん”と縦に頷くなどしてファンを熱狂させた。

2つ目は「好きな人にJAEJOONGさんの歌で告白するならどんな歌をおススメしますか？」という質問。「何がいいのかな？ 」としばらく考え、会場から聞こえた「“守ってあげる”もいいね、でも告白の歌というよりファンのみんなに歌ってほしい曲かな」次にマネージャーに相談するなどして“忘れないで“のサビをアカペラで歌い出し、ファンも一緒に歌った。

3つ目は「ROCK JAEJOONGのポーズを見せてほしい」という願い。歌ってない状態では「難しい」と恥ずかしそうにカメラに向かって鋭い視線を送りROCK JAEJOONGのキメ顔に会場は歓喜の嵐。「いまメイクが薄いからちょっと自信感が出てこないね」と照れくさそうに語った。

4つ目は「日本で一番好きな場所と一番好きなほっとする食べ物を教えてほしい」という質問。自然がある所が好きというJAEJOONGは「意外と千葉が好きなんですよ」と告白。「美味しいものを食べて釣りもやって、近いのに自然もあって、絶壁もあって…」と社員と行ったという楽しかった思い出を振り「韓国芸能人の中でも結構日本に詳しい僕なのに、まだまだ行ってないところが沢山あって、まだまだ知りたいです」と語った。食べ物では「正直に言うと今でもかつ丼が好き」「初めて日本で出前を頼んだのがカレー」など好きな食べ物をあげた。

5つ目は「HYDEさんがプロデュースした楽曲“BREAKING DAWN”をワンフレーズ歌ってほしい」という願い。アカペラでサビを歌うと「サビより好き」とラップ部分も披露し会場を沸かせた。「HYDEさん元気かな～会いたいな～、みんなに会いたい」などと懐かしむ場面も。

最後の「一番幸せな時間はいつですか？」という質問には「いつも僕、毎日幸せですよ」と、しみじみと語りだし、「いろいろ落ち込んだりしてた瞬間も沢山あったんですけど、最近は生きている一秒一秒が本当に幸せで、本当にありがたい瞬間だらけで、世の中の全てが美しく見えるしかない、生まれてよかった！」「みんなも生まれてきてくれてありがとう！長生きしようぜ！」と声を大にした。さらに「僕も活動期間が、少なくてもあと40年くらいかな？（みんなも）付いてこれるかな？その時は全席車椅子にするから！俺も車椅子で！」と爆笑をさらい、「ここまで生きてきて、世界で見たことがない風景を見せてあげますからね！」とファンに熱く誓った。

次に「この曲の一番最後のフレーズが、やっぱり僕、頑張っていくしかないんだ！という、輝いている一個を出さなきゃいけない、勇気をくれたひとつのために、あの歌詞を書いたんじゃないかと思ったんです」と振り返り「皆さんもこの曲を聴いて、私たちの一番近くに人生の原動力になれる小さい大事なもの、何があるかよく考えて探してみるきっかけになればと思います」と説明し、辛い時に生きる希望や、前へ進む光になってほしいという強い思いが込められた曲「Hoper」そして「I Want To Ask You」、「Run Away」へとJAEJOONGの渾身の歌声が会場に響いた。

写真：オフィシャル提供

JAEJOONGは一度退場し、スクリーンにJAEJOONG が4人のキャラクターに扮し誕生日を祝うコミカルなVTRが流れた。
そこにパステルピンクの衣装で登場し、一斉に会場のファンは総立ちとなった。
アルバム「FLOWER GARDEN」のタイトル曲「Glorious Day」の前奏が流れ、「♪Whoa-oh～」とJAEJOONGが歌うとファンも続けて歌い出し、曲がスタート。何度も続くコールアンドレスポンスで会場一体となり大熱狂に！さらに右手を掲げてリズムをとり「Humanity」を圧巻の歌声で歌いあげた。

「楽しんでいますか？昨日は赤の衣装で、今日はピンクの衣装、どっちがいい？」と問いかけたり、「手を上げて振って！」と呼びかけ、次はハードなロックナンバー「Devotion」「Mine」「Tru Love Tru Lies」へと続いた。花道からセンターステージへ移動したり、火花が飛び交うステージでのパワフルさ全開のパフォーマンスに会場の熱気は最高潮に！

「ステージの上では大丈夫だけど、ステージから降りると、またくしゃみが」と切り出し、実は花粉症だったということを明かすJAEJOONG。「次は最大の力を出してくれないといけないです」「両手上げて！そうだ！そうだ！」とリズムに合わせ手拍子を煽り、ファンの「Ｊ！Ｊ！…」の掛け声が連呼する「Summer J」へ。ステージ上で飛び跳ねたり、右へ左へ駆け回り、恒例でもあるペットボトルの水を“待ってました！”と言わんばかりの客席に振りまいたり会場をさらに熱く盛り上げると、伸びやかな歌声で歌う力強いナンバー「To The Boy」で壮大な世界感へと誘いステージを後にした。

写真：オフィシャル提供

会場に「JAEJOONG」コールが沸き起こると、スクリーンには前半のVTRで流れた4人のキャラクターが“ J-Party ”の感想を語る映像が流れ、再びJAEJOONGがTシャツ姿で登場。アンコールでは、ファンのための曲「I AM U」を披露すると、じっと聴き入るファン。拍手喝采が沸くとあちこちから「JAEJOONG！」と鳴りやまない声援に「ありがとう」と返すJAEJOONGは、一層大きくなった会場の盛り上がりと、温かく包み込まれた空間に浸りほっこりしている様子。
すると「Summer J」の時に、実はパフォーマンスでミスがあったと告白。会場から「もう一回！」コールが沸き起こり急遽サビの部分をやり直すと、それでもまだ足りないというファンから再度の「もう一回！」コールに“これはやるしかない”と再びサビを歌い会場を盛り上げた。

ここで客席をバックにバンドメンバーと一緒に記念撮影。会場を見渡し「みんな温かいね～」と微笑むJAEJOONG。「この会場にはみんな温かくて、熱い気持ちを持っている人しかいないから…」と、みんなが目を合わせてくれると満足気に語った。今日で日本公演が終了だが「近いうちにまた会えますからね。少しだけ待ってくださいね！まだJ-Partyは終わってないし、今後の活動の楽しみにしてください。」と嬉しい報告に歓声が上がった。

「聴いてくれるファンがいないと新しい曲は出せないので、みなさんのおかげで一歩一歩前に進んでいけると思います。どんどん曲を増やしていって、みなさんにいろんな姿を見せることが出来ると、すごく嬉しいと思います」新しいアルバムでは「あの時（20代の頃）の若いロックのオレの気持ちに戻って作業したら、また新たな芽を見つけることが出来るんじゃないかなと思います。頑張って準備します！」とアルバム作りへの意気込みを語った。

写真：オフィシャル提供

最後はトロッコに乗って「Balloons（風船）」を歌いながら会場を巡回。サインボールを投げたり、身に着けていた小物や前日イベントで使ったバスローブもファンにプレゼント。至近距離でファンサービスをして喜ばせた。メインステージに戻ると「一緒に歌おう！」と「ラララ～♪」とファンと息を合わせ歌い「ありがとう～」と感謝を伝えた。

「また近いうちに、元気な姿でまた会えるように頑張っていきますね！」と再会を約束し「本当に幸せでした、ありがとう！」と何度もお辞儀をして、沢山の花吹雪が舞う中、ファンと楽しい時間を一緒に過ごしたJ-Party は大盛況で終演となった。

写真：オフィシャル提供

1月のソウルを皮切りにスタートした「2025 KIM JAE JOONG Asia Tour Concert J-Party “Home”」は、2月にタイ、3月15日、16日は日本、そして22日と23日はマカオで開催。各国のファンの近くへ行き、サービス精神旺盛で様々な姿を見せてくれるJAEJOONG。これからもファンの希望となる姿を沢山見せていってほしい。