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【取材レポ】人見知りっぷりを明かされる川西拓実(JO1)、桜田ひよりとサプライズ登場!風間太樹監督とともに映画『バジーノイズ』新入生への特別講義に登壇(動画あり)
川西拓実(JO1)、桜田ひよりのW主演映画『バジーノイズ』(5月3日公開)より、風間太樹監督を迎えて、4月1日(月)に来週入学式を迎えるデジタルハリウッド大学の新入生に向けて特別講義が行われた。さらに主演の川西と桜田がサプライズで登壇し新入生たちを驚かせた。
映画『バジーノイズ』 川西拓実(JO1)、桜田ひより、風間太樹監督 特別講義レポ
まず登壇したのは、本作の監督であり、話題となった連続ドラマ『silent』を手掛けた風間監督。「ご入学おめでとうございます」と祝福し、映画業界や、さまざまなクリエイターを目指す新入生たちを激励し、自分の学生時は「ひと通り体験しながらやりたいことを見つけていった感じだった」と振り返った。
今回の映画『バジーノイズ』について、ドラマ『silent』のスタッフが多く参加していたこともあり、「安心感があり、やりやすい現場だった」という。ドラマと映画の違いを聞かれると、「大きく違うのは、映画は一回の視聴で物語を完結して見せることが出来るが、ドラマは全10~11話の回で興味を牽引しなくてはいけない」「映画を劇場で観てもらう工夫と、ドラマを継続して観てもらうのはまた違う」というそれぞれの難しさを語った。
さらに学生からの質問を直接受け、「作品はどこを重視して作っていますか?」には、「そこに至るまでの過程にある わずかなうねり、感情の起点みたいなものを大切に描いていきたい」と答え、「作品を作るモチベーションについて」に聞かれると「この俳優でこのお芝居を撮ってみたい」そして「自分の内側に閉じこもっている葛藤、憤りや、煩わしいと思っている自分を投影しながら、彼(俳優)がどういうふうに生きていくか見つめたい。起点となるのは自分自身なのかな」と丁寧に説明した。
ここでサプライズゲストの主演の川西拓実(JO1)、桜田ひよりが登場すると、会場は驚きと拍手に包まれた。
「心細かった~!」と呟く監督に川西もサプライズ登場に「緊張しちゃいました!」と話し、驚いた学生たちの様子に川西は「(歓声が)もうちょっと欲しかったですね」と笑顔を見せ、桜田は「まさか私たちが出てくるとは思ってなかったと思うので、(驚いてくれて)良かったです」「良かった~」と胸を撫でおろす3人。
ここであらためて作品についてのトークへ。
Q.「バジーノイズ」はどんな作品ですか?
監督「まず、この映画は音楽映画です。誰に聞かせるわけでもなく、たったひとり、自分の好きな音楽を作っている川西拓実くん演じる主人公の『清澄』が、その曲を好きだと言ってくれる女性、ひよりさん演じる『潮』に出会ったり、かつて決別した仲間と再会したり、音楽業界に発見されて、自分がちょっと避けてた他者と交わるということが物語の中で始まっていきます。その中で思いがけず出会った人たちから、いろんなノイズを受け取りながら、自分がどう生きていきたいのか、自分がどうありたいのかを迷いながら選択していくいく彼を見つめる映画になっております。」
Q.川西さんが演じた『清澄』はどんな役ですか?
川西「まわりの人間関係だったり、環境というものを遮断して、自分一人で生きていくんだ、音楽ひとつだけあれば僕はそれでいいんだと思ってるような青年で、その中に少し寂しさとか苦しさ、10~20代が抱える悩みみたいなものを持ってるのかなって思いました。」
Q.桜田さんが演じた『潮』はどんな女性ですか?
桜田「思ったら即行動に移せるような真っすぐでひたむきで、ただ、人に自分の繊細さや弱さをあまり見せれないような、男らしいけど女の子らしい、そんな多感な女の子だなと感じました。」
Q.川西さんは音楽制作をしていく清澄を演じるにあたって、何か役作りで準備されたことは?
川西「今回のこの映画でキーボードを弾くシーンがあるんですけど、弾けなかったので、2か月くらい練習して、本当は楽譜を読んで弾くんですけど、僕は楽譜が読めないので丸暗記で、楽譜を見ずにやるというのをやってました。」
―監督から何か伝えたことは?
監督「とにかく“頑張れ”と僕はお伝えしました」(笑)
川西「沢山ビシバシ!していただきました」
―演じる時はどういうことを意識されましたか?
川西「お芝居なので、弾くだけじゃなくて、そのときの感情も出さないといけないので、どっちかに偏ってしまうときがあったんですけど、そこを両方上手くやれるようにするのを意識してやってました。」
Q.桜田さんは『silent』に続き風間監督とご一緒ですが、監督から言われたことは?
桜田「2回目ということで、基本的に意思疎通もとれていましたし、自分が思っていることと、監督が思っていることが同じだったりしていたので、あえて沢山話し込むということよりは、私自身の話を沢山させていただくことがあって、結構プライベートな内面、“桜田ひより”としてのお話をよくさせていただいたので、その中からどこか潮に通ずる部分だったりとかを感じ取ってくれたんじゃないかなという風に思っています。」
監督「潮の役どころとして、持ってる属性みたいなものが、ひよりさんが元々持ってるものに近いだろうなという思いもあってオファーをしてるというところから入っているので、出来るだけ潮とひよりさん自身を透写してもらうというか、キャラクターとして分けないで自分自身を表裏一体のものとして演じてほしいなという欲はあったと思うんです。」
Q.川西さんは普段のJO1と撮影現場で違うと思いますが感じたことは?
川西「まず風間監督も桜田さんもそうですし、スタッフさんもプロの仕事ぶりというのを実際に目の当たりにしたというか…僕が一番好きだったのは、カット割りを決めてるときの監督やスタッフさんの皆さんの顔がすごいカッコよかったなって。そのカット割りを見てるのが好きでしたね。なんかカッコいいな~って」
監督「客観的に自分たちのことを見ることなんてないので…写真であの光景見るとちょっと圧倒されるところはあるよね?群というか、みんなが集まってひとつの台本に向き合ってる姿ってちょっといいなって」
川西「(うなずきながら)めっちゃカッコいいです!」
Q.桜田さんは子役時代から沢山の撮影現場を経験されてるかと思いますが、今回の現場で印象に残ってることは?
桜田「夏に海での撮影がすごく多かったんですけど、とにかく風がすっごく強いのに、予告で使われてる映像やポスターは、いっさいその風を感じず、その裏にはヘアメイクさんがガチガチにスプレーで(髪を)止めてくださったり、風よけのネットみたいなので一生懸命囲ってくれたりとかがあって、いろんな人の支えがあって、ものすごく爽やかに映像に映っているので、ちょっと見どころだなと思います。」
監督「だいたい撮ってる時は(風)吹いてたね(笑)」
ここでMCが川西と桜田に「どちらも人見知りですか?」と聞くと、桜田は「(川西は)私を超える人見知りって感じですよね?」に「すいませんでした!」と認める川西。桜田は「私は最初に様子を見てしまうというか、自分から積極的に話しかけるとよりかは、相手の様子をうかがってしまうタイプなんですけど、相手の様子もうかがいつつ、小っちゃくなっちゃうのが川西さんだなっていう印象があるので、どうですか?」(笑)と川西を分析。最初に会った時は「あんまり目合わせてくれなくて…」と語ると「いや~そんなことないですけどね…」と、とぼけ気味の川西。
桜田は「私すぐ監督に言いいましたよね?どうしようって」と監督に振ると「言いましたね。早朝の海の撮影で朝の3時にどうしましょうってね、緊張がなかなかほぐれなくてね」と振り返る監督。さらに桜田は「(川西とは)目が合わなかったですし、ちょっと挙動も…私が今まで見るタイプの方ではなかったです。ガチガチな感じでしたね」と人見知りっぷりを明かされた川西は苦笑い。監督からは「スンとしてる」と言われ「スンとしてます」(笑)と認める川西は「風間監督、桜田さん、いろんなキャストの皆さんがいらっしゃいましたし、僕が初映画、初主演だったので、すごいプレッシャーに感じてる部分もあり、どうしたらいいんだろうってなってましたね、今のこの状況みたいに…(笑)」と、新入生たちから注目されている今の状況に「あんまり見ないでください~」(笑)と恥ずかしそうに言うと会場は笑いに包まれた。
当時、共演者とのコミュニケーションをとるための秘策として、桜田が考案した、ひとつの物事に対してどっち派か「せーの」で言い合う『ドキドキクイズ』というのをやったところ「意外と盛り上がってコミュニケーション取れるようになって、今じゃ、こんなに大きくなって」と振られた川西は「はい、大きくなりました」と照れ笑い。
今日はその『ドキドキクイズ』をアレンジした『ドキドキクエスチョン』を新入生3名も参加して、いくつかのリストからの質問に登壇者全員でボードに書いて答えた。
【ドキドキクエスチョン】
『Q. ふるさと自慢と言えば?』の質問に、監督は『いも煮』と答え、出身の山形県では『いも煮会フェスティバル』があり、クレーンで大きな鍋を混ぜるというお祭りあるくらいの郷土料理が人気という。千葉県出身の桜田は『ご当地キャラ(ちーばくん)の部位で住んでる場所を表す』と答え、MCから「どのあたりの部位ですか?」と聞かれると、「ちょっと個人情報です」と秘密と答えた。兵庫県出身の川西は『兵庫は温かい町』と答え、「東京も冷たいわけではないですが、より温かいと思います。」とふるさと自慢を語った。
『Q. 川西さん主演の映画を撮影するとしたら、どういう映画?』には、恋愛系が混じった仮面ライダーやアクション映画、純愛物語と答えた学生たちに対して、桜田は『人生』と書き、「川西さんの人生って夢があるというか、兵庫県で生まれて育って働いて、そこからオーディション番組に出ようって、今やここですから!まるで絵に描いたような夢のような波がある人生って、すごく素晴らしいですし、絶対映画にしたほうがいいです。赤ちゃんからやってもらって(川西「長い長い(笑)」)今までの再現をやってもらいたいなと思いました。」に川西は「そうですかね~元々高校卒業して会社に勤めてたので、確かにそういうところで言うと夢があるなとは自分でも思います。」と納得。
「SF」と答えた監督も「今までの会社員生活からの転身とかって、すごく夢があるんだけど、こうだったかもしれない世界っていうのはやっぱり見てみたいかなと思って、もしそのままお仕事してたりとか、いろんな可能性の枝分かれした映画を描けたらすごく面白いかなと思いました。」と言われた川西は二人の答えに「やりましょう」と感心していた。
桜田は「野球を続けてた世界線とJO1の川西さんとしての世界線もありますし、純愛の川西さん、ヒーローの道に行ってたかもしれない」に監督も「すべて混然一体とした映画が出来上がりますね」(笑)と、川西の可能性を全て詰め込んだ映画製作に意欲を見せた。
最後は『Q.「推し」と言えば?』という質問。桜田は『愛犬』が毎日の癒しと答えると、川西の答えは『桜田ひよりさん』と答え「真剣ですよ」と真顔で語った。「今回初めて共演させていただいて、本当に桜田氏の魅力にどっぷり嵌っちゃいまして、本当にこれからも応援し続けます」に桜田は「ありがたいです、そう思っていただけて」と少々困り顔。「ちょっと片思いでしたね。もう一個あったらたぶん川西さんって書いてたかな。すみません!2番目でもいいですか?」(笑)とフォローした。すると監督は、「自分への期待を込めて、ひよりさんの代わり」ということで、『タクミ』という回答に思わず大喜びする川西。監督は「JO1のライブに行かせてもらったんですがカッコいいですね」と川西推しということで、ここでは一方通行の結果となった。
最後にひとことずつ
川西「今回『バジーノイズ』という映画では、仲間との絆だったり、出会いというのが描かれていたりするんですけど、皆さんも隣に今いる方と出会って、出会いというのは本当に素晴らしいものだと僕は思いますので、その繋がりを大切にしながら生活してほしいなって思います。あとは本当に後悔しないように自分のやりたいことを好きなだけやっていただきたいなって思います。そのカギはこの映画に全て詰まっています。皆さんぜひ観てみてください。ありがとうございました。」
桜田「本当に今日は貴重な時間をいただきありがとうございました。春で、出会いの季節で、きっとこれから大変なことだったり、楽しいことだったり、あると思うんですけど、絶対それは自分の人生に繋がると思いますし、また周りの人を大切にして、自分らしくイキイキと過ごしていただきたいなと思います。そしてこの『バジーノイズ』という作品は私にとってもすごく大切なひとつになったので、この映画を観てまたひとつ皆さんと繋がれたらいいなって思います。本当に今日はありがとうございます。」
監督「今日はお付き合いいただきましてありがとうございました。皆さんたぶん、自分のやりたいことだったり、描いてる夢があると思いますが、その選択する自分の目標を転々としながらでも、いつか自分のやりたいことにたどり着ければいいのかなと。1つに絞るのではなく、いろんな可能性を探っていくような期間になるんだろうなと思いますし、そうあったらいいなっていうふうに思っています。映画バジーノイズは二人がとてもいいコメントをしてくれたので、ぜひ見ていただけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。」
新入生に向けてエールを送った3人。最後は一緒に写真撮影を行いイベントは終了となりました。
映画『バジーノイズ』 川西拓実(JO1)、桜田ひより、風間太樹監督 特別講義 動画
『バジーノイズ』映画情報
原作: むつき潤「バジーノイズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
監督: 風間太樹「silent」「チェリまほ」
music concept design: Yaffle
主題歌:「surge」 清澄 by Takumi Kawanishi(JO1) ©︎LAPONE Entertainment
出演: 川西拓実(JO1)、桜田ひより、井之脇海、栁俊太郎
円井わん 奥野瑛太 天野はな 駒井 蓮 櫻井海音 馬場園梓 / 佐津川愛美 テイ龍進
製作: 映画『バジーノイズ』製作委員会
制作プロダクション:AOI Pro.
製作幹事・配給:ギャガ
©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
5月3日(金・祝)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
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