BoAの実兄クォン・スヌク監督、末期がん余命2~3ヶ月で闘病中を公表、BoAは兄にエールと感謝

  • 2021/5/10
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BoAのお兄さん

写真:クォン・スヌク監督のインスタグラム

歌手BoAの実の兄であるクォン・スヌク監督ががんの闘病中であることを公表した。

10日、クォン・スヌク監督は、自身のInstagramを通じて「腹膜に生じたがんが転移して、ステージ4の診断を受けた」と明らかにした。

クォン・スヌク監督は、「昨年から体調が悪く、仕事を休んだり復帰したりを繰り返していました。でも、あまりにも体調が悪いことに気付いて、現在、医学的にはあまり時間が残っていないと言われています」と綴った。

続いて、「腹膜に生じたがんが転移して、ステージ4です。腹膜炎で苦しんだ昨年12月末頃、体内のステントが腸を突き破って穿孔(せんこう)ができ、言葉では言い尽くせないほどの苦痛を伴う緊急手術を受けました」とし、「予後が良くないようで、どの病院でも余命は2~3か月くらいだと言われていますね」と余命宣告を受けたことを告白した。

クォン・スヌク監督は手術をした病院、そしてそれ以外の2つの病院名(※3箇所とも韓国では非常に有名な病院)を明かしながら、どの病院でも診断に誤差がないようだと書いた。

現在は、腸閉塞のため食事ができなくなって2ヶ月を超え、体重は36キロまで落ち、体に水が一滴も吸収されないため、言いようのない渇きと苦痛に苛まれているという。
さらに、点滴をつけた状態で動かなければいけないため、動くことさえ難しい状況とのこと。

クォン・スヌク監督は自分の現状を明かしながら、実母はそれでも「絶対に良くなる」と励まし続けているとした。

クォン・スヌク監督は「医学的には既に死亡したと判定する病院と医師たち。そして日々死にゆく身体の機能を見ながら、私はもはや自信がなくなった状態です。それでも、最後まで可能な治療を試しているところで、毎日毎日、泣きながら約束のない苦痛を感じながらも希望を失わないように努力しています」とし、「ご飯を一口も食べられなくて、泣いたのは初めてですね…。楽しく思いっきり働いても足りない年齢で、わずか数ヶ月前まで元気そのものだった私にとって、若年層の癌は本当に進行速度が恐ろしいほど早いということを改めて悟りました」と書いた。

最後に、「元気のある時に、ときどき近況をお知らせします。SNSに文章を書くのが、こんなにも体力消耗が激しいことを最近知りました。それでは皆さん、健康管理をきちんとなさって、こんな苦痛を経験されないことを祈っています。では失礼」と書き、ハッシュタグで「#知人の方々、通話はお断りします。#体力消耗のため、メッセージやコメントくらいでお願いします。#お返事は努力します。#癌カミングアウト」とメッセージを伝えた。

クォン・スヌク監督の投稿文には、BoA(ボア)が「お兄ちゃん、愛してる!私たち、乗り越えられるよ!!私が絶対、ラーメンを作ってあげるよ。一緒にラーメンを食べなくちゃダメだよ!!お兄ちゃんは本当に強靭な人だと思ってる!私の目には一番格好良くて強い人…。毎日毎日、頑張ってくれてありがとう…」とコメントを書き込み、愛情を込めてエールを送った。

BoAには2人の兄がおり、SMエンターテインメントのオーディションを受けに行く次兄(クォン・スヌク監督)について行きスカウトされて芸能界デビューしたと言われていた(※このデビュー秘話はあまりにも広まりすぎたが、実際は知り合いについて行ったのが真実だったと後日BoAが明かしている)。普段から兄妹仲が良いことで知られている。
クォン・スヌク監督は1981年12月23日生まれの39歳。BoAの「Only One」ミュージックビデオはクォン・スヌク監督がプロデュースした。

BoA(ボア)一家の家族写真も…




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