【取材レポ】ユナク(SUPERNOVA)出演!大ヒットミュージカル『プリシラ』再演!山崎育三郎、陣内孝則、古屋敬多(Lead)、宮本亜門と囲み会見に登壇

3人のドラァグクイーンたちのドタバタ珍道中を描いたオーストラリア映画を題材にミュージカル『プリシラ』が2019年3月9日(土)から30日(土)まで約2年ぶりに再演。公演前日の3月8日(金)には囲み会見と公開ゲネプロ行われた。

囲み会見には、初演と同じキャストのティック(ミッチ)役の山崎育三郎、バーナデット役の陣内孝則、アダム役(Wキャスト)のユナク(超新星)と古屋敬多(Lead)そして演出の宮本亜門が登壇した。

Q.約2年ぶりのドラァグクイーンの衣装はいかがでしょうか?
山崎「この衣装を着るとプリシラの世界にスッと入っていけるので、衣装も1つのスイッチになります。プリシラでは何度も着替えますが、僕一人でも22着の衣装があって着替えるごとに気持ちが変わっていくので、衣装でプレッシャーと、はじまるぞという気持ちになっています。」

Q. ドラァグクィーンを演じる中で普段の生活に影響はありますか?
陣内「やっぱり所作が違う。ジャケットの着る時は肩のラインを気をつけるし(しぐさを見せながら)イヤリング外すのも交差させるのよ、だからあたし耳ほじるときなんかも…冗談よ」(笑)

Q.宮本さん、作品の見どころと初演から再演で変わっているポイントは?
宮本「ぶっちゃけ言うと再演があると思ってませんでした。そのくらい正直バカバカしいんですよ、これ。ただバカバカしいだけじゃなく、そこに笑いと涙と最後に愛がグァッと。この前の初演のお客さんが予想以上に異様な雰囲気になって、これはメガ愛情が詰まっていると。今回は僕の愛情をもっと入れ込んだので、一部の隙間もないくらい凄い作品になってます。これは見ていただかないとと思います。」

Q.山崎さん、往年のディスコヒッツが満載ですが、特に思い入れのある楽曲は?
山崎「名曲ばかりで選ぶのが難しいですが、わりとずっと華やかで笑いも沢山起こる作品ですが、唯一3人で落ち込んで傷ついているシーンがあって、3人で励まし合って歌う「トゥルー・カラーズ」という楽曲が何度歌っても涙がくるシーンがあります。これは一番期待していただきたい楽曲です。」

Q.陣内さん、今回の役に向けて特別におこなったことはありますか?
陣内「やっぱりムダ毛の処理かしら。(笑)ギャランドゥなところとかデリケートなんか大変。あたしたち水着になるのよね?(暴走気味の陣内にキャストもタジタジ)笑

Q.ユナクさんと古屋さんはダブルキャストですが、お互いの印象は?
ユナク「同じダンスボーカルグループをやってて、2年前と同じキャストで古屋君とダブルキャストが出来て嬉しい。僕が持ってないところを古屋君が持ってて、古屋君が持ってないところを僕が持ってるから、お互いにプラスになったんじゃないかなと思うし、今回もっと仲良くなって嬉しいです。」
ここで陣内が「本当はバチバチよ!(笑)」と割って入ると「ちがう!」「も~!」と必死に否定するユナク(笑)

古屋「稽古中も韓国語でいろんな電話をされてるんですよ。社長なので…でも表にも立って凄く器用にやられてるなと。本当にカッコいいお兄さんだなと。」

Q.キャストのみなさんが初演と再演で変わったところは?
陣内「わたしは取り残された昔のドラァグクイーンだから、若手と格差を出すためにわざと下手に踊ったり、山崎君の歌を引き立てるためにわざと下手に歌ったり、そういう微妙なニュアンス?みんな分からないかもしれないけど、わざと外してみたりするの。」
山崎「あれわざと?」
陣内「わざとよ!」(笑)
宮本「でも今のことは初演の時から言ってましたら」(笑)

宮本「ちょっと真面目なこと言っていいですか?この2年ちょっとで、社会の意識が変わったというか僕たちの使っていた言葉がこんなに深い意味を持つんだと。いろんなことがあったときに、これだけ大きく世界の見る目が変わってきた。僕たちも変わったので作品が凄い深いものになってるんですよ。一段と感じやすいし、奥の人間愛が満ちてきてるので、時代の大きな変わり目にまた出来て良かったなという思いはあります。」

Q、最後に意気込みをお願いします。
山崎「約2年ぶりに帰って来まして、ほぼチケットがない状況で本当にありがたいですし、今一番チケットが取れないミュージカルではないでしょうか?その期待にも応えたいと思ってますし、確実に前回よりも何倍もパワーアップしてます。それだけ笑いあり、涙あり、衣装だけでもゴージャスで音楽もあり、本当にふり幅が広いミュージカルは他にないと思います。ぜひ劇場で体感していただければと思います。」

陣内「私も死ぬ思いでやってるの。コルセットしてるんだけどボンレスハムよ、正月から少し太っちゃったから。鎧着るより大変なのよこっちは。だから死ぬ思いで必死で頑張ってますので、その必死感をぜひ観に来ていただければ嬉しいかなと思います。」

ユナク「今回2年ぶりで前回と同じキャストで凄く嬉しくて光栄だし、さらにレベルアップしてるのももちろん、アダム2人のノリの半端じゃないです。本当に“アーユークレイジー?”って思わせる感じで、思い切りいきたいなと思ってるので、みなさん劇場で確認してください。」

古屋「僕、個人的にこの作品の大好きなところは“命の輝き”ですね。登場人物1人1人が交わることによってどんどん命が輝いていく。それを見るだけで凄く力が沸いてくると思いますので、最近元気ないなとか朝辛いなという人がいたらぜひ観てほしいなと思います。頑張ります。」「待ってるわよ!」(笑)

終始笑いに包まれた会見のあとは、公開ゲネプロが行われ、往年のディスコヒッツのナンバーと華やかでゴージャスなステージ。前作よりさらにパワーアップした内容で笑いと感動の物語を熱演。
(※この日のゲネプロのアダム役は古屋敬多)

公演は日生劇場にて3月9日(土)~30日(土)まで上演される。

当日の動画はこちらから

ミュージカル『プリシラ』

2019年3月9日(土)~3月30日(土)
東京・日生劇場にて

大ヒットを記録した初演から2年、待望の再演が決定!
華麗なドラァグクイーン達が往年のディスコヒッツで歌い踊る、超ゴージャスなミュージカル!

ティック(ミッチ):山崎育三郎
アダム(フェリシア)Wキャスト:ユナク
アダム(フェリシア)Wキャスト:古屋敬多(Lead)
バーナデット:陣内孝則
演出:宮本亜門

詳細は公式HP参照
https://www.tohostage.com/priscilla/index.html




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