両親の詐欺疑惑で出演中の全てのバラエティー番組を降板したラッパー、Microdot(マイクロドット)。ネット上を熱くしたMicrodot(マイクロドット)の両親の疑惑は、韓国芸能界のBETO(ビットゥー/※私も借金を踏み倒された)を巻き起こし、多くの芸能人が両親の借金問題で自身の家庭環境を説明して釈明したり、代わって返済をする様子などが相次いで報道された。
しかし、騒動のスタートとなった肝心のMicrodot(マイクロドット)につては、騒動を謝罪し「息子として責任を取る」との立場を明らかにした後からは一切、その姿は表に出てくることはなく、被害者のもとにも赴くこともなかった。
そんな中、11日に韓国で放送されたSBSの芸能情報番組「本格芸能真夜中」では、Microdot(マイクロドット)の自宅とされる場所を訪問した。
しかし近所の住民は、「引っ越ししたという話を聞いた。自転車はそのままで夜、荷物を運んだ」と証言した。
さらにMicrodot(マイクロドット)の自宅近くの不動産会社の関係者は、Microdot(マイクロドット)は引っ越ししてきたばかりだったが、最近、アパートが売りに出され、現在は別の人が住んでいると語った。
(ネット上で今回の両親の詐欺疑惑騒動が一気に広まる前の金曜日夜に放送された「私は一人で暮らす」では、Microdot(マイクロドット)が引っ越しして間もないため、冷蔵庫のない自宅が公開され、新しい冷蔵庫が届く様子が放送されていた)
Microdot(マイクロドット)の両親は、1998年に当時住んでいた村の知人たちから数十億ウォンを借りた後、突然行方をくらましてニュージーランドに移民として逃避したという疑惑を受けている。
Microdot(マイクロドット)の母親は、騒動が報じられた後、マスコミに対し「私が事件について(韓国に)行けば調査を受けるだろう。現在、手続きを踏んでいる。潜伏したり、逃避しようとする意図は一つもない。問題を解決するために、積極的には動きを取るだろう」と述べていた。
しかし10日に放送されたMBCの芸能情報番組「セクションTV芸能通信」の制作陣が、ニュージーランドを訪れた際、Microdot(マイクロドット)の両親が運営していたレストランは売り払われ、どこにいるのかその痕跡すら見つけることができなかった。
またMicrodot(マイクロドット)の両親は、既にニュージーランド国籍を取得しており、現行法上、韓国国内法の手続きによる強制送還は不可能な状態であることが明らかになっている。
警察は、先月23日にインターポール(国際刑事警察機構)に対しMicrodot(マイクロドット)の両親の手配を要請したが、ニュージーランドからその他の地域に逃避するのを防ぐだけで、強制的に韓国に送還をすることはできない。検察は、先月29日に引渡し請求の手続きを検討していると明らかにしているが、実際に引き渡し請求が認められ実行に移されるかは未知数だ。
韓国法務部と外交部を経て、ニュージーランド外交部、法務部、ニュージーランド裁判所による送還可否の判断、ニュージーランド警察の逮捕・引渡しなど、踏むべき手順は多く、もし実現できたとしても、送還まではかなりの時間がかかるものと予想される。
警察関係者は、「送還が決まっても2年以上の時間がかかると予想される」とのコメントを伝えている。
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