6月30日に誕生日を迎えるVIXX Nの誕生日パーティー、2017 N’s Birthday Home Party Live ~えん返し~が6月16日（金）Zepp東京にて開催された。
このイベントは、「Nの家にファンを招待し、チャ・ハギョン（N）の日常をお見せする」というコンセプトで、14日（水）札幌からスタートし、今回の東京、17日（土）、19日（月） の福岡と全4都市で開催されている。

実際のNの部屋を実際に使用しているのとほぼ同じ家具を使い再現し、リラックスしたアットホームな雰囲気の中で、ファン参加型のイベントとなっている。
冒頭では、バースデー ケーキがステージに置かれファンが声を揃えてHappy Birthdayを歌いNのバースデーを祝った。

「君のあだ名は何？」のコーナーでは、あらかじめファンクラブを通じて投稿してもらった、ファンのあだなを紹介。読まれたファンは会場にいる他のファン達に自己紹介をする。Nがそれぞれに「僕とデートするならどこに行きたいですか？」などと質問をして楽しんでいた。また、「ダイアリーを見・せ・て！」のコーナーでは、Nが練習生の頃から書き続けている、日常の出来事を綴った日記と、練習日記の2冊の日記の一部を公開した。

日常の出来事を綴った日記では、日本語を習得するまでの様子を公開した。当時は初級クラスで、ひらがなを一生懸命覚えていたという。それは、Nがサインをするときに、日本のファンの名前をきちんと日本語で書きたかったから、だと話した。手元にスケッチブックを持ったNは、ひらがなをあいうえお順で書いていったが、ところどころあやしい文字もあり、その都度ファン達は優しく声をかけて正していたのも、微笑ましかった。
また、6年前には大学に合格したことや、先輩のコンサートに行ったことなど、様々なことが書かれているのを懐かしそうに紹介していた。

そして、当時VIXXの中では末っ子だったRaviの誕生日にサプライズをして、涙もろいRaviに感動の涙を流させたとその時の様子を話しているNの姿は、本当に愛おしい弟を思う兄のように見えた。

Nは、日記を読み返していると辛いことの方が多かった練習生時代を思い出すと話す。Nが一番つらかった瞬間は、テストで歌を歌ったが（事務所の）代表がため息をついた時で、その日からNは歌に自信がなくなったと話す。歌を歌おうとすると（その時を思い出し）涙が出てきて、その時いたスタッフが「自己催眠をかけて見て」とアドバイスをしてくれた。この頃は涙が止まらず、Raviが慰めてくれたという。そしてそのような経験がなければ今の自分はなかったと続けた。

今回のイベントのコンセプト（「Nの家にファンを招待し、チャ・ハギョン（N）の日常をお見せする」）でもわかるように、家にいることが好きだというN。その家にいる時にできることがキャンドル作りだったそう。姉と始めたキャンドル作りが、今では姉より上手になり自信が湧き、Nの一番の趣味となっているという。自分のまわりにいる人たちに何かプレゼントをしたくて作りを始めたのだと話すN。

今回のイベントのグッズの１つには、N自身が手作りしたキャンドルを販売している。このキャンドルの収益は全額を東日本大震災義援金として寄付をする。
決して大きな金額ではないけれど、自分の気持ち（「恩返し」）を、愛するSTARLIGHTたちと一緒に何か良いことができないかと考えて決めたと話すN。

また「恩返し」という言葉が好きで、「恩返し」をしたかった。今回のイベントではそんなNのいつも応援してくれるSTARLIGHTに「恩返し」をしようという気持ちを込めて、いろいろと悩んだ結果、タイトルを「~えん返し~」に決めたという。今回だけではなく、これからも「えん返しができるNになりたい」と語った。

最後Nは参加したSTARLIGHTと一緒に写真を撮った。今回のイベントではNの配慮により、特別に参加したSTARLIGHTも各自のスマホでステージ上のNの写真を撮る時間が設けられた。

終始とてもあたたかい気持ちに包まれた、心優しいNらしさが溢れた、イベントであった。
公演の後には、Nがイベント参加者に1人ずつ丁寧に握手をし、「たいせつなえん。たいせつにまもっていきたいです。」とメッセージカードの入ったお土産の５円（ご縁）玉を手渡し。もらったSTARLIGHTたちも嬉しそうに、そしてとても大切そうに手にして会場を後にしていった。(文：ymk)

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