超新星ユナク出演!山崎育三郎主演『プリシラ』制作発表に驚きのドラァグクイーン姿で登壇!【取材レポ】
2016年12月8日から上演する山崎育三郎主演、宮本亜門演出の日本初上陸のミュージカル『プリシラ』の製作発表として、9月7日(水)、本作にも登場するバス『プリシラ号』さながらのピンクのバスの「プリシラ号出発式」を開催。日本一の高さを誇る”東京スカイツリー”にて、キャストの山崎育三郎、ユナク(超新星)、古屋敬多(Lead)、陣内孝則が登壇、MCには本作にも出演するキンタロー。が務めた。
原作は1994年公開の、3人のドラァグクィーンたちのドタバタ珍道中を描いたオーストラリア映画。世界中で大絶賛を浴びた後、 2006年には待望のミュージカル版がオーストラリアにて誕生。そして今年12月、日本初上陸となる。
左から ユナク、山崎育三郎、陣内孝則、古屋敬多
華やかで豪華な衣装を身にまとったキャストの4人は、重くまだ慣れない衣装のため、ぎこちない歩き方でようやくステージに登壇。これから始まる稽古に向けて、それぞれミュージカルへの意気込みを語った。―ひとことずつ挨拶をお願いします。
山崎「まずこの喋り方でいいのかな?(笑)今日は衣装を初めて着けて頭が重くてびっくりしてるんですけども…今日は『プリシラ』の魅力を少しでも皆さんに知っていただいて、公演を楽しみにしていただければと思います。今日はよろしくお願いいたします。」ユナク「皆さんこんにちは。アダム役のユナクです、よろしくお願いいたします。僕は韓国で『プリシラ』を2回位見たのですが、すごく楽しくて盛り上がるいい作品なので、ぜひよろしくお願いします。頑張ります!」 古屋「こんにちは。ユナク君と同じくアダム役を演じます古屋敬太です。よろしくお願いします。まさかのこんな格好で役を演じれるというのは、逆にワクワクしているんですけども、永久脱毛したほうがいいのかなとか、いろいろ今から考えております。(笑)早くこの役をモノにして世界一のドラッグクイーンになれるように頑張りたいと思います。」陣内「トレンディ俳優の陣内孝則です!(笑)なんかこの格好してるとマジンガ―Z になった気分です。苦節36年、芸能界に入ってちょっと屈辱的な感じがします。マネージャーには20㎏痩せろと言われ、今日は脇毛を剃ってこいと言われ(笑)女房に剃ってもらいました。(笑)そしてこの格好です!再来年、還暦なんですけど、還暦前にやる仕事ではないと思います!(笑)でも作品はいい作品だし、共演者のみなさんもみんなベクトルが上を向いている方たちで、私も顔がいいというだけで売れっ子になっちゃったので中年になって伸び悩んでいたもので、この作品で一皮剥けたいと思っています。よろしくお願いします。」―陣内さん、数々の役をやられてきて、今回のドラッグクイーンは初な感じですか?
陣内「どっちかというと、ヤクザとか暴走族のリーダーとか、ゲイの人とか、両極端なんです。普通の役があまり来ないもんですから、意外と現実離れしている役が今まで多かったです。ただこの格好で歌ったり踊ったりすると思うとゾッとしますね。(やっぱり重たいんですか?)重たいです。お辞儀をしたいんですけど出来ないんですよ、落ちそうになって。決して芸能人だから思い上がっている訳ではないんですよ。(笑)腰低くしたいんですけど出来ないんです。」
―凄い足になってますが、歩きにくいですか?
山崎「そうですね。浮輪を半分に切ったくらいのサイズで、思ったよりは重くはないですけど歩きづらいです。これで本番は踊りながら歌うので今日初めて動いてみたら、歩くだけでもなかなか難しいので、かなりリハーサルが必要なんじゃないかなと思います。」
―階段上がるのもひと苦労ですか?
古屋「ひと苦労ですね、頭も重いので…」
―見てるほうは華やかで素敵ですが、着てる本人は大変ですね。
山崎「結構大変ですね。」―メイクも普段は絶対しないようなメイクですが、新しい境地というか、自分のメイクを見た感想は?
陣内「あたしね、このメイクはどうでもいいんだけど、金髪で女装したときに、この女だったら抱けると思いました。(笑)綺麗なんだもの。」
古屋「隣から見て色気を感じますね。マダムの色気が。」
山崎「憂いを帯びた…陣内さんが一番女性らしいですからね。」
陣内「(髪型は)マリリンモンロー風です。でも40日前まで90㎏あったんですが、20㎏痩せてくれと言うから一生懸命やって、やっと10㎏痩せたんです。本番まであと10㎏痩せなきゃいけないので、カメラマンの人はCGでちょっと痩せた感じに修正してくれる?(笑)本番はもうちょっと痩せるのでお願いします。男が痩せると必ず病気だとかトラブル抱えてるとか薬物やってるとか言われますが、全然違いますからね!この役のために痩せるんですからお願いしますよ!」
―みなさんはウエイトを調整したりとかはあるんですか?
山崎「一応、亜門さんからは鍛えてほしいと言われましたね。」
ユナク「そうです、僕もムキムキになってほしいと…すごく男性にモテる役だから、生意気で美しくてムキムキで。10月から(鍛えることを)スタートします。」―私も亜門さんにお会いしたら、とにかく筋肉を付けてくれと言われました。どんな稽古が始まるんでしょうね。
山崎「女性も鍛えるんですね」
―劇中は、この衣装で歌ったり踊ったりするので筋肉要りますよね。
陣内「(自分以外に)あんた達は踊れるからいいわよ。(山崎:急にオネエになってる!(笑))あたしはダンサーじゃないから、段差(ダンサ)には気を付けるけどね。」(笑)
―ちまたでは『ポケモンGO』が流行ってますが、今日は『プリシラGO(号)』みたいな感じで(ラッピング)バスが一週間都内を廻るんです。皆さんが出没するのでプリシラモンスターみたいなに、みなさんを見つけたらラッキー!金運、恋愛運、仕事運アップ間違いなしだと思います。
陣内「このトラックを前もって見た友達がポルシェが買えた!と言ってた。」
山崎「見つけた人は写メ撮って待受け画面にすると幸せが訪れるんです。」
―宮本亜門さんの作品の印象は?
古屋「僕は一度、去年の年末に宮本亜門さんの舞台に出演させてもらったのですが、凄く演出が分かりやすいというか、はっきりしているので、どっちにも振り切った構成なので、毎回毎回サプライズのような演出を付けられる方だなと。身振り手振りも大きいので凄く分かりやすく教えていただいたので、今回も凄く楽しみです。」
陣内「宮本さんとは、30何年か前に(宮本さんが)振付師だった頃にご一緒させていただきましたので、僕は踊れないというのは重々ご承知だとは思うので、その点は安心してるのですが、同い年ですし、いろいろ時代をを共有してきた仲間でもありますので、今回こういう素晴らしい素敵なキャストに恵まれて、いろいろ刺激を受けさせていただきたいなと思っています。宮本さんは情熱的で、かつ作品に対する愛情が何よりも深い人なので、面白い化学反応を出して演出してくださるんじゃないかと僕は期待しています。僕は顔で売ってきたのであまり演技力はないですが一生懸命頑張ります。」
山崎「僕は宮本亜門さんと初めてご一緒させていただくのですが、プライベートでは仲良くさせていただいてます。周りから話を聞くと、とてもエネルギッシュで亜門さん自身が太陽のような人なので、稽古場でも立ち上がってキャストと向き合って、海外の演出家のような感じがしてるのですが、それぞれの役者の個性を引き出す、みんなが稽古場で裸になって全力で挑める空間を作ってくれる方と聞いていますので、自分自身もこの役で新しい自分に出会えるんじゃないかなと楽しみにしているので凄く期待しています。」
ユナク「今回僕も初めてなんですけども、すごく緊張していて、メンバーやスタッフさんの中で僕は遅刻マンと呼ばれているので、遅刻すると怒られると思うので、素晴らしい俳優さんたちと一緒にやるので、頑張って真面目にやって、この作品をいい作品になるように頑張ります。よろしくお願いします。」―稽古はこれからですが、今の時点での『プリシラ』の魅力は?
古屋「本作の映画も見ましたが、仲がいいのか悪いのか、悪いようでむちゃくちゃ良かったりとか、そういう本当に人情がある物語だなと思って、(共演者の方と)まだ何度かしかお会いしたことがないので、早く打ち解けて自然な空気が出せたらいいなと思うし、負けないように頑張ります…質問違いましたっけ?(笑)魅力?本当に華やかな世界だなと思うので、それを体でいっぱい表現して、この人たちだったら襲われてもいいや!みたいに思ってもらえるような役を演じたいと思います。」陣内「僕は映画しか見てないんですが、テレンス・スタンプという名優が私の役をやってます。凄く渋くて素敵でした。ですから僕なりの役をやろうと思っていますが、ミュージカルって映画のB級作品を凄く重く膨らませるという手法がだいたいだと思うのですが、これなんかミュージカルにしたら絶対面白いような70年代のポップチューンを全面に押し出してやっておりますし、衣装から何から凄く華やかで魅力的になっておりますので、眺めてるだけで楽しい、非常に魅力的なミュージカルではないかと思っております。あたしも一皮剥けた自分を出していきたいと思ってます。よろしくお願いします。」
山崎「本当に見ただけで衣装がこのような衣装なので、それだけでも楽しめるのですが、音楽も名曲揃いでショーアップされた部分が大きく取り上げられるとは思うのですが、それだけではなく、この3人がバスで旅をする中で家族とか愛とか自分自身を見つめ直す、この一度きりの人生を自分はどういう風に生きていくんだ、という大きなテーマも含まれていて、最後はちょっと泣けるシーンもありまして、本当にエンターテイメントとして幅広い、笑いから涙まで、これぞミュージカル!という作品になるので、この2016年のラストにふさわしいミュージカルになると思いますので、ぜひみなさん遊びに来ていただきたいと思います。」ユナク「衣装も派手で、ステージも凄く素晴らしく、いろんなものが入っているし、本当に目が楽しく心は癒されるので、さっきおっしゃったとおり、家族の愛とか友情とか、いろんなものが入っている素晴らしいものなので、ぜひ見てほしいと思います。よろしくお願いします。」
ここで巨大なラッピングバスの前でフォトセッション。さらに降っていた雨も上がったということで、外に出て、東京スカイツリーをバックにして撮影が行われ、その後ラッピングバスが都内へ出発!(走行は9月13日(火)で終了)
取材日:2016年9月7日(水)
2016年の「プリシラ」制作発表取材レポ
2016年の「プリシラ」開幕取材レポ
2016年の「プリシラ」動画レポ
2019年の「プリシラ」開幕前会見動画レポ
2016年12月8日(木)~29日(木) 30回公演
日生劇場
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