それぞれが個性豊かで、幅広いファン層から人気を得ている5人組アイドルグループMYNAME（マイネーム）が、2015年6月5日のTOKYO DOME CITY HALLから始まったホールツアーのツアーファイナル、MYNAME TOUR 2015「The Greatest Stories～Promise Land」を6月30日（火）赤坂BLITZ にて開催した。

満員となった会場はファンの熱気で溢れ、スクリーンにメンバーを一人ずつ紹介されると大歓声が上がった。
そのスクリーンにMYNAMEの5人のシルエットが映し出され、サングラスとネイビーのスーツ、赤いスカーフを身に着けた5人が姿を現し『To The Place』で幕を開けると会場の熱気は一気に急上昇！『Music Of My Life』『LAST TRAIN』と、パワフルに3曲続けて披露した。

セヨンが「東京、盛り上がってますか？最後のコンサート、挨拶します！こんにちはMYNAMEです！」続けてインスが「ひとりひとり挨拶していきましょう」と、それぞれサングラスを外して一人ずつ挨拶した。

セヨン「今日6月30日、MYNAMEのツアー最後のコンサートが始まりました！」
インス「時間がめちゃくちゃ早いですね。もうコンサートツアーが最終日しか残ってないので、今日は火曜日なのに本当にありがとうございます。今回のツアーの中で僕たちがステージで歌って、皆さんからの反応が一番良かったと思う曲は何だと思う？ジュンQさん！」
ジュンQ「何がありますか？全部いいから…『너무very막（too very so MUCH）』一回コンセプトが変わって韓国でやりましたね。だから反応も良かったし、僕も好き」
チェジン「僕は『딱말해（はっきり言って）』じゃないかと思います」

「準備はいいですか？」とインスの呼びかけで『너무very막（too very so MUCH）』では、元気いっぱいのステップでパフォーマンス、『딱말해（はっきり言って）』で会場はさらに大熱狂へ。

続いてのソロコーナーでも個性が光った。チェジンは、黒い膝丈の半ズボンで『Robot Boy』、セヨンとジュンQは傘を使った華麗なダンスと息の合ったラップ曲『No Joke』、パワフルで力強いダンスをながら登場したインスは『Guilty As Charged』を歌い、素肌に革ジャンというスタイルから見事な腹筋を覗かせてセクシーなパフォーマンスで魅了。ポップなデザインのコート姿で登場したコヌは『Your Answer』で圧巻の歌声を披露した。

次に、英語のナレーションで物語が始まると『最後のLabyrinth』の世界へ連れ込んだ。
小さな女の子がステージを彷徨っていると、黒い羽根の付いたマントを着けたメンバーたちが登場。コヌとインスが歌い出すと、女の子は、ジュンQ、セヨン、チェジンの3人と華麗なダンス、インスとコヌの2人に可愛く挨拶した。セヨンが女の子にティアラを付けると、その女の子を抱えて歩き、再びステージに降ろす…という幻想的なステージと歌声に、全ての観客を釘づけにした。

マントを外し『Hello&Goodbye』では、息の合ったパフォーマンスとファンとの掛け合いで一体感を見せると、スクリーンにタレントのハリー杉山が、1年8か月ぶり4枚目のMYNAMEの新曲『Hello Again』を紹介した。
これまで『MIRACLE』、『SUMMER PARTY』なども手掛け、EXILEや倖田來未など、日本のR&B界のトップアーティストを手掛けているヒットメーカー、STYがプロデュースした曲という。“ツアーファイナルに間に合わせたい！”と制作され、MVのメイキングも公開。“世界で一番切ない友情を描いた曲”という大切なテーマが込められている。と伝えると、白い衣装で登場したメンバー達は、その切なく力強いナンバーの新曲『Hello Again』を初披露した。

ボーカルラインのインス、コヌ、チェジンの3人がステージに残った。
チェジンが「お兄さんたちがMYgirlに韓国のバラード曲を見せたらどうかなと思うんだけど…」と提案すると、
コヌは「インスさんが、少しだけ歌ってください」に、インスは韓国での1stミニアルバム収録曲『In My Place』のサビをアカペラで披露。コヌは「めちゃくちゃよかったです、感動しました！」と絶賛。

続けてチェジンが「コヌさんもお願いします（コヌ「何が聞きたいですか？」）Replay！」とリクエスト。コヌは「久しぶりに韓国語で歌います」と『Replay』を見事なアカペラで披露した。

インスはチェジンに「一番新しい韓国のアルバムの中で聞きたい曲があります」に「何ですか？」とチェジン。『“잠을 너무 못 잤나봐（寝られなかったらしい）』というリクエストにチェジンも甘い歌声を披露。
「甘いですね～チェジンを食べたいです、甘すぎて～！」と、おどけるインスに会場が沸いた。（笑）

3人と交代で、今度はセヨンとジュンQの2人がMCへ。

セヨン「東京、盛り上がってますか～？2階盛り上がってますか～？今日もラッパー２人でMCをやりますのでよろしくお願いします。今日がツアー最後のコンサートで、ジュンQと僕のMCは最後じゃないかと思います」
ジュンQ「本当に意味があるコンサートでした。みんなそうですよね？」
セヨン「ちょっと待って！まだ後半もあるし、最後のMCじゃないし」
ジュンQ「なんかバイバイみたいで…じゃないですよ～大丈夫です！」
セヨン「『Hello Again』という曲を皆さんに特別なプレゼントとして歌いましたけど、レコーディングする時（ジュンQに）エピソードありましたか？」
ジュンQ「今回、活動しながらコンサート…中に…レコーディング…」
セヨン「ちゃんとやって！」（笑）
ジュンQ「（ファンに）僕だけ見てください！レコーディングの時、本当に忙しかったですよね？」
セヨン「そうです、コンサートやりながら、握手会やりながら、PV撮りながら、ジャケット撮りながら…いっぱい頑張りましたよね？ジュンQさん！」
ジュンQ「そうですよね、セヨンさん！」

と2人の息の合った楽しいトークが続き、「最後のコンサートもSOLDOUTして…」「感謝してます。平日なのに満席で」「ありがとうございます」とファンに感謝する2人。ジュンQの日本語の上達ぶりにセヨンは「なんでこんなに日本語が上手くなって、MCも上手くなりましたか？」にジュンQは「これはやっぱりMYgirlの皆さんのために、頑張って握手会とか、日本語の勉強して…ありがとうございます。愛してます。そうでしょ？セヨンさん！」するとセヨンは「僕が期待した答えじゃないんですよ（笑）」と沸かせ、「ジュンQさんが最近日本語も上手くなったし、踊りも上手くなりましたよ。最近新しい曲の振り付けを教えてもらう時、ジュンQさんを見てびっくりしました。ただカッコよく踊るだけじゃなくて気持ちが入って踊るのが本当に」と言われ踊り出すジュンQ（笑）

「2015年はやっぱりMYNAMEの年じゃないかと思います。いろんな活動もやる予定もあるし、今も準備してるので、期待してもいいです、みなさん！」とジュンQが力強く語り、3人を呼び込んで５人揃うと、インスが「今から後半ですので、めちゃくちゃ走っていきたいと思います」、セヨンも「MYgirlの皆さん、準備はいいですか？盛り上がってますか？」に歓声が沸き、後半のライブがスタート！

パワフルな『Message』、爽やかに『What’s Up』を披露し、会場もリズムに合わせ沢山のペンライトが揺れた。
『Sha la la』『Beautiful Life』ではコミカルなパフォーマンスで、さらに弾けるメンバー達。「タオル持って～！」と『We Made It』では、ファンもタオルを回してジャンプで盛り上げた。そして「最後の曲、盛り上がっていきましょう！」と今年オリコン1位を獲得したアルバムのリード曲『Stop the time』では、会場の熱気が最高潮となった。

「ありがとうございました！」と一旦退場すると、すぐにファンから『everlastin’ luv』の大合唱が始まった。
アンコールでは、ストライプのシャツを着たメンバーたちが姿を見せると会場は大歓声！『THE GREATEST STORY NEVER TOLD』で5人での見事なハーモニーで会場を魅了した。

「アンコールが始まりました。ありがとうございます。やっぱりアンコールでは、ビッグニュースが絶対あると思ったけど、もう7月28日シングルは分かりますので、この前のアルバムのように、皆さんと協力してオリコン1位取りたいです！」「感謝の気持ちを込めて今回準備したので、ぜひ皆さん、応援よろしくお願いします」にファンも大歓声！

セヨンが「次のシングルでは『Hello Again』というタイトル曲以外に3曲もありますが、どんな感じの曲ですか？」とジュンQに振ると「曲の種類が全部が入ってます。バラード、ダンス、明るい曲、セクシーな曲…全部入ってるので期待してください！」と新曲をアピール。

「皆さんにお願いがあります。今日はホールツアーの最後の日だから、最後のアンコールだし、みなさんと本当に今までいろんなことの中で一番大きな声が僕らは聞きたいです」とセヨンの呼びかけで、『Day off』から「Beautiful on day～♪」とインスの歌声に大きな歌声で応えるファン。
「どんどん盛り上がっていきましょ～」と『SUMMER PARTY』では、拳を掲げて盛り上げ、ステージを駆け回るメンバーたちに会場は大熱狂へ。

ここでインスから「本当に最後の1曲しか残ってないので寂しいです。今回のツアー、ずっと回って、個人個人ひとこと言いましょう」と一人ずつ感想を述べた。

チェジン「僕は本当に右も左も分からない時、日本に来たんですけど…16歳の時です。本当に超大変でした。だけど、今はMYgirlがいるから、たぶん、チェジンが今、ここにいると思います。ありがとうございます」

ジュンQ「最後で寂しいですが、僕たちMYNAMEの曲の中で、僕が作詞した曲があります。この曲の中で皆さんのことを思って書いた曲があります。正直僕は、ファンの皆さんが僕たちを応援して愛してくれて、いつも僕たちのそばにいてくれるから、それが当たり前の事のように感じていた時期もありました。でも今回のコンサートを通して、それがどんなにありがたいことで幸せか、あらためて感じることが出来ました。皆さんにめぐり会えたのは、僕たちにとって本当に奇跡です。僕たちに出会ってくれて本当にありがとうございます。これからもっと努力して目標の日本の武道館、東京ドーム、僕たちが連れていくので、信じてください。約束します」

セヨン「泣いてるファンもいるんですけど…MYNAMEが日本でデビューして、ほぼ3年になりましたよね。最初に来た時からMYgirlと一緒に、雨が降った時も暑かった時も一緒にステージで一つになりましたけど、MYgirlの皆さんのおかげでMYNAMEが成長したと思います。でもスタッフさんもコンサートが終わるまで頑張ってくれてるし、直す部分もいっぱいあるし、まだ足りない部分もいっぱいあります。だから、MYgirlの皆さんのおかげでMYNAMEがホールツアーまですることが出来ましたから…本当にMYgirlの皆さんが僕らのそばにずっといてほしいです。皆さんが僕らのそばにいてもらえるように、今よりもっと努力するので、ジュンQも話したけど、東京ドーム、武道館に連れていけるようにもっと努力します。これからも永遠に一緒にいきましょう、ありがとうございます」

インス「僕たちMYNAMEは、皆さんにとって誇りに思ってもらえるようなグループになっていきます。そのために毎日努力して、皆さんを僕たちが武道館と東京ドームに連れていくことが、僕たちの皆さんに伝える恩返しだと思います。だからこれからももっと頑張っていきますので、皆さん、本当に僕たちMYNAMEを沢山応援よろしくお願いします」

コヌ「今回のコンサートツアーにいっぱい見に来てくれて本当にありがとうございました。今回ツアーを回りながら、いつまで皆さんの前でコンサートすることができるか、時々思う時があります…今回が僕たちにとって最後のコンサートになるんじゃないか？という気持ちで毎回のコンサートに全てをかけて頑張っています。皆さんもこの瞬間をひとつひとつ大事にしてください。皆さんの素敵な、大切な時間を僕たちのコンサートのために使ってくれて本当にありがとうございます。だから…（声をつまらせ）大切な時間を僕たちも大事にしていきたいと思います。コンサートツアー、最後の曲です、皆さん一緒に歌ってください」

それぞれファンに感謝を伝えると、会場も熱い感動の涙に包まれた。ラストナンバー『Promise Land』では、ステージの階段に座り、感極まり声を詰まらせながら歌い出すインスとコヌ。2人を支えるように、チェジン、セヨン、ジュンQ、そしてファンも号泣しながら大合唱となった。

スタッフ、ダンサーにも感謝を述べ、全員で手を繋いで「今日来てくれてありがとうございました」とファンにお辞儀し、大声援と大きな拍手が送られた。セヨンが「MYNAMEの今回の6月のホールツアーが本当に終わりました。本当にいつもMANAMEはMYgirlの皆さんに感謝してるから、本当にこの気持ちを持って、絶対、武道館連れていきます！ありがとございます！」とファンに誓った。最後にマイクを置いて「ありがとうございました！」と力強く叫びステージをあとにするMYNAMEに、いつまでもファンの声援が鳴り止まなかった。

毎回ステージごとに成長した姿を見せてくれるMYNAMEの5人。ひとりひとりの熱い思いがファンに伝わり、感動に包まれたツアーファイナルは大盛況で幕を閉じた。

取材日2015年6月30日（火）