韓国全土に<アジョシ・シンドローム>を巻き起こし、日本でも熱狂的ファンが多い映画『アジョシ』から4年。韓国アクション映画の新境地を切り開いたイ・ジョンボム監督、待望の最新作『泣く男』がいよいよ10月18日(土)日本上陸!
最近では、主演チャン・ドンゴンの哀しみを漂わせた表情が印象的な本作のポスター・ビジュアルに江頭2:50が映画と初コラボで挑戦したパロディ・ビジュアルがネット上で大きな話題となった本作。本家チャン・ドンゴンの体をはったハードで臨場感あふれる本格アクションと、感情を押し殺して生きてきた男がある過ちをきっかけに心の葛藤に揺れ動く“男のカタルシス”を描いたドラマが見どころの本作の日本公開を記念して、10月16日(木)、ますだおかだの岡田圭右さん、デヴィ夫人をお呼びしての公開直前イベントを実施した。
“色々な局面でぶれているお笑い界の「泣く男」”というMCに呼び込みで、拳銃を片手に、黒いスーツで颯爽と登場した岡田さん。 開口一番、「ほんとに、岡田の芸風はぶれているのかー。元々、いや今も漫才師だけど、くずれたんだー。
「くーっ」と叫ぶが、会場内の笑い声のなさに、「初めてシーンという音を聞きました」と早くも“泣く男”ぶりを披露!
実は岡田さんが来ているグレーのTシャツは、実際映画の中で殺し屋ゴンを演じる、チャン・ドンゴンが着用した衣装で岡田さんにジャストサイズだったらしく「今日、私は、オカチャン・ドンゴンです!」と宣言するが、またもや会場の反応の悪さにくーっ」と“泣く男”2回目炸裂。 「劇中アクションでボロボロになったこのドンゴンTシャツのように、顔で笑って岡田の心はいつもボロボロなんですよー。心の中はこんな状態。毎日いろんな仕事のあと、心の中は傷だらけです。この衣装は私の心を忠実に表しています」とさらに自虐的に続ける。
そして映画の感想については、「銃撃戦は本当に迫力があって、リアルな世界観がすごい」と興奮気味に語り、「チャン・ドンゴン演じるゴンが冷酷なんだけど、あることをきっかけにぶれちゃうことで、よりハラハラドキドキする展開になっていくのですが、私も元々漫才師で突っ込みだったのに、いつのまにか“ぶれる”というよりくずれちゃったわけでして。でも実は変化する、進化しているのですよ。ぶれないと思われる人も、時代にあわせてぶれているんだと思いますし、あれ、かっこいいコメント言おうと思ったけど、なんのこっちゃわからなくなった」とついついコメントもぶれまくりの岡田さん。
ここで、現在本作の公式サイトで実施中のチャン・ドンゴンのメインビジュアルについた吹き出しに一言いれる「ゴンの一言キャンペーン」に、岡田さんも挑戦!すると、「あ、73.2、、うわ73(kg)超えてしもた。あかーん、寝る前のお菓子やめよ」という実体験に基づいた答えを披露するも、残念ながら会場は沸かず。
すると、そんな大喜利のダメさ加減にカツをいれるべく、全身金色で胸元がセクシーな女豹スーツに身を包んだデヴィ夫人が、マシンガンを手にバンバンといいながら、登場!(デヴィ夫人の衣装はなんとポールダンスをする時の自前の衣装!) すぐに、岡田さんのTシャツ姿に突っ込みを入れ、「ずいぶんチャン・ドンゴンと違うわね」と一蹴したデヴィ夫人。
まず本作の感想を聞かれ、「最初から最後まですごいアクションでハリウッド超える迫力とスピード感!そしてチャン・ドンゴンさんが日本の俳優さんにはない魅力で、スタントを使わずほとんどのアクションをこなしているなんてすごいわ。
そしてただのアクション映画ではなく、人間の心の葛藤を描いた大作だわ」と大絶賛!
また、映画でも描かれている男の美学については、「ギャーギャー泣くんじゃなくて、心の中で泣くっていうのが男らしいのよ。でもW杯のときに、長友選手がインタビューの途中涙をこらえられなかった姿には泣かされたわね」と語るデヴィ夫人の横で、何を勘違いしたのか、例の野々村元議員のマネをしながら「この映画をキャンペーンしたいだけなんですぅぅ」
と泣きマネをする、岡田さんを「なにやってるのよ、見てるほうが恥ずかしいわ」と殺し屋バリのするどいダメだしで一蹴。
さらに、本作の魅力を「私、最初どうしてこのタイトルにしたのかわからなかったけれど、最後になったら、なぜかってわかるの。どうして冷徹なゴンに心が宿ったのか。殺し屋だけれども、人間の葛藤がある。最後のシーンは衝撃で心打たれるわ。」と熱く話すデヴィ夫人。
最後に、「この映画は10月18日より開店ガラガラ。わぉ!」と決め台詞を放ち、再度会場を凍らせた岡田さんは本日何度目かの“泣く男”となり、終いには「うちで飼っていたマルチーズがゴンという名前だったんです!ワン!」と、さすがにお笑い界きっての色々な局面でぶれている“泣く男”。
会場の反応にも負けず、その芸風を炸裂しながら、大盛り上がりのうちにイベントは終了となった。
完璧だった殺し屋が犯した、ただ一つの過ち。
逃れようのない罪に、自ら課したラスト・ミッションとは―
■監督・脚本:イ・ジョンボム 『熱血男児』、『アジョシ』
■出演:チャン・ドンゴン『ブラザーフッド』、『マイウェイ 12,000キロの真実』 キム・ミニ 『火車 HELPLESS』、『恋愛の温度』
ブライアン・ティー『スターシップ・トゥルーパーズ2』、『ウルヴァリン:SAMURAI』 キム・ヒウォン『アジョシ』、『ミスターGO!』 2014年/韓国/116分/R15+ nakuotoko.jp ©2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved
10/18(土)新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国公開
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