嘉会洞(カフェドン)ギル

嘉会洞(カフェドン)ギル
清渓川(チョンゲチョン)と鍾路(チョンノ)の北に位置する北村韓屋村(ボクチョンハンオクマウル)は、朝鮮時代からの600年の伝統を誇る高級住宅街で、王族や権力ある官吏が居住した地域。現在は11洞900軒余りの韓国式家屋が軒を連ねています。 その中でも嘉会洞(カフェドン)ギルと呼ばれる小道は、狭い路地の両側に韓国式家屋が立ち並ぶエリアです。伝統工芸品の工房や博物館、ギャラリー、韓国式家屋を生かした喫茶店やレストランなどが密集していて、ゆったりと散歩しながら、ソウルの隠れた歴史や文化を知るのに最適なエリアです。

嘉会(カフェ)とは、「楽しい集まり」の意味。そんな意味もあってか、博物館やギャラリー、韓屋を生かしたレストランなどが立ち並んでいます。その中でもぜひとも立ち寄りたい、ちょっと珍しい工房、博物館をご紹介しますね。

まずは「韓尚洙(ハン・サンス)刺繍博物館」重要無形文化財として認定された韓尚洙(ハン・サンス)先生の博物館。韓国の伝統刺繍の作品が展示されています。

続いて「嘉会(カフェ)民画博物館」。昔の庶民の生活を垣間見ることができる民画や魔よけのお守りを展示した、韓国伝統家屋の博物館です。

「東琳(ドンリム)組みひも博物館」。装飾用の組みひもから、糸、ひも、装身具など、組みひもの材料まで一同に集めた博物館、ここは、ドラマ「宮~Love in Palace~」で小物、衣装協力をしたシン・ヨンミ先生の工房でもあります。

個性的なのは「鶏文化館」。キムチョガン館長が世界各国で集めてきた3000点余りの鶏コレクションを見ることができる異色の博物館です。

最後にお勧めなのは「ラッコジェ」と呼ばれるゲストハウス。ドラマや映画撮影地としても有名な高級ゲストハウスです。

古き良き時代の伝統だけでなく、個性豊かな工房も、ぜひのぞいてみたい、お勧めのエリアです。

■基本情報
名称:嘉会洞(カフェドン)ギル
住所:ソウル市鐘路(チョンノ)区嘉会洞(カフェドン)31番地
電話番号:02-3707-8388
交通アクセス:地下鉄3号線安国(アングク)駅


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