北村チョッデ工房(プッチョン・チョッデ・ゴンバン)

北村チョッデ工房(プッチョン・チョッデ・ゴンバン)
北村(プッチョン)には個性豊かな工房がいっぱい!北村チョッデ工房(プッチョン・チョッデ・ゴンバン)もその1つです。「チェッデ」とは、日本では聞きなれない言葉ですが、テグム(大笒)、チュングム(中笒)、ソグム(小笒)を指す韓国固有の単語で、伝統竹笛のことを意味します。北村チョッデ工房(プッチョン・チョッデ・ゴンバン)はその伝統竹笛、チョッデを作るキム・ガイ巨匠の工房で、建物は、オンゴジェ(温故齋)と名付けられた「ㄷ」字型の韓国伝統家屋です。

チョッデは、1500年前から伝わる韓国の伝統楽器です。竹で作られていて、その音色は美しく、12音階すべての音を出すことができます。そのため国楽(韓国伝統音楽)はもちろんのこと、西洋音楽から現代の歌まで、多様な音楽を演奏することができるそうです。その中でも、この工房で作られるチョッデはとても優れたものだそうです。

工房には別棟もあり、国音展示館として楽器を作るときの材料が種類ごとに展示されています。主材料は絹糸、皮、金属、木など、8種類に分類されるそうです。また、ピョンギンと呼ばれる、石で作られた楽器も見ることができます。

北村チョッデ工房(プッチョン・チョッデ・ゴンバン)の魅力は、展示だけでなく、キム・ガイ巨匠から、直接指導をうけることができること。1時間教わるだけで、「アリラン」の演奏ができるようになります。ただ、基本は団体を対象にしている予約制なので、事前に問い合わせてください。

韓国伝統家屋で、韓国伝統楽器にふれることができる北村チョッデ工房(プッチョン・チョッデ・ゴンバン)。日本語の説明も可能だそうなので、気軽にたずねたい工房の1つです。

■基本情報
名称:北村チョッデ工房(プッチョン・チョッデ・ゴンバン)
住所:ソウル市鐘路区(チョンノク)嘉会洞(カフェドン)11-39
電話番号:02-747-1191 
営業時間:10:00〜17:00
定休日:月曜日
交通アクセス:地下鉄3号線安国(アングッ)駅2番出口徒歩10分


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