9月6日(土)順次公開となる『ある優しき殺人者の記録』は『ノロイ』や『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!史上最恐の劇場版』などの白石晃士監督の最新作。
P.OV.(Point of view:主観映像)方式を取り入れ、86分ワンカット映像として撮影された本作は見るもの誰もが驚く表現手法となっている。8/29(金)大分県の湯布院にて行われた第39回湯布院映画祭にて舞台挨拶が行われ、主演のキム・コッビも来日、白石監督とシンポジウムに登壇した。
8月29日(金)、第39回湯布院映画祭の会場である、湯布市湯布院公民館にて日本初お披露目となった。韓国からこの日の上映のために来日したキム・コッビと、白石監督が舞台挨拶に登壇し、歴史のある湯布院映画祭での上映できることの喜びを、会場に集まった若い映画ファンから往年の湯布院映画祭ファンの幅広い層の観客に伝えた。
上映後は会場を移し、湯布院映画祭恒例の観客とのシンポジウムが行われ、白石監督、キム・コッビが 観客からの感想、質疑応答が行われた。老若男女入り混じった観客からは、その衝撃的な内容に賛否両論の感 想が伝えられ、監督には、その独特なストーリー、登場人物、撮影手法に対し、物語に没入し終始緊張感が途切れなかったと絶賛する者もいれば監督の倫理を問う鋭い質問も投げかけられ、本作品が多くの観客に驚きを持って受け止められたことが伺えた。
【日時・会場】
9月13日(土) 新宿バルト9
23:00より 上映 ¥3,500一律
・「ある優しき殺人者の記録」(本編86分)
・白石監督×ゲスト トーク
・「コミック雑誌なんかいらない!」(国内上映版:本編127分)
・「素晴らしき哉、人生!」(本編130分)~05:40(予定)
◇著名人からのコメントが届きました!
「またやってくれました!強烈な白石メソッドが全編にわたって炸裂した圧巻のスペクタクル。 見た者はみなドギモを抜かれ、やがて涙ぐむことでしょう。」 黒沢清(映画監督)
「フィクションが現実を凌駕する瞬間に立ち会って下さい!!本当に凄い!!」新井英樹(漫画家)
「紛れもない白石監督の最高傑作だ。恐怖と狂気のファンタジーを、独自の手法で書き続ける白石晃 士監督の一貫した姿勢に敬服します」向井秀徳(ミュージシャンZAZEN BOYS)
【ストーリー】
場所は韓国。障害者施設を脱走し18人を殺害した疑いのある男パク・サンジュンから一本の電話を受け、ジャーナリストの キム・サンヨンと日本人カメラマン田代が呼ばれたのは、古びた廃屋マンションの一室。「これから起こる全てを記録してほしい」というパク・サンジュン。カメラはその一部始終を撮り続けていく。「自分は、人殺しなんて本当はしたくない。」神様の声 が聞こえるのだと言う。人殺しを続ける目的とは?なぜここにキム・サンヨンと田代が呼ばれたのか?そして新たな予言・・・。 次第に真実の証言がカメラに収められていく。そして彼の予言通りに現れる、何も知らない日本人カップルの米村凌太と米 村ツカサ。密室は衝撃の殺害現場と変貌していく。カメラには、その全てが記録されていく・・・。これは偶然なのか、奇跡な のか、そしてカメラが撮り続けた映像の結末は、誰もが想像できない驚きのクライマックスへと展開していく。
出演:ヨン・ジェウク キム・コッビ 葵つかさ 米村亮太朗
監督・脚本・撮影:白石晃士 製作:日活、ZOAFILMS
配給:ティ・ジョイ、日活 CNIKKATSU、ZOAFILMS
9月6日(土) 全国順次公開