『Re:Born』番組統括Pによる番組制作秘話インタビュー 11月4日17:00 ファイナルステージのYouTube生配信も決定!

MCのチャングンソク/©Re:Born製作委員会

スペースシャワーTVとABEMAで毎週金曜22:00~放送中のリアリティサバイバル番組『Re:Born』。
韓国で一度はデビューしたものの、スポットライトを浴びることができなかったK-POPボーイズグループ12組(AIMERS、BeMAX、BXB、DIGNITY、DKB、DXMON、EASTSHINE、E’LAST、L5ST、WAKER、WEUS、XODIAC)が正式日本デビューをかけて真剣勝負を繰り広げている。日本、韓国だけでなくグローバルファンたちからも熱い反響を呼んでいる。

番組では、韓国で行われる11月4日のファイナルミッションの撮影に合わせて、同日17:00から公式YouTubeにてファイナルステージの生配信が急遽決定した。優勝チームは日本の視聴者投票によって決まるため、日本からもRe:Bornボーイズの最後のパフォーマンスを生で見てほしい、ぜひ見られるようにしたいという日韓の制作陣の思いで実現したものだ。

10月12日~11月3日までの通常の投票期間に加えて、11月4日の17:00~19:59の3時間に追加の投票受付(Re:Bornファイナルミッション投票)を行うことも同時に発表された。
そして、このほど『Re:Born』統括プロデューサーのジャン・ヒョクジンが番組制作秘話を語るインタビューが公開となった。

ジャン・ヒョクジン/©Re:Born製作委員会

― 韓国でも日本でもサバイバル番組がたくさん誕生していますが、そんな中で『Re:Born』を立ち上げたきっかけは何ですか?

ジャン:このタイミングで『Re:Born』をなぜ企画したかというと、本当はもう少し早くやりたかったんです。ちょうど2020年から世界がコロナ禍になってしまいまして、デビューをしたもののプロモーションの機会も与えられず、そのまま埋もれてしまった子たちが非常に多くて、彼らを復活させる機会を与えられないのかなと思ったときに、この『Re:Born』という番組を考えました。せっかくならば韓国の方でそれほど予算もない中小企業のアイドルたちに機会を与えたいなと思ったので、この番組を企画しました。本当はコロナが終わったタイミングで番組をスタートしたかったんですが、実現するためには資金を集めなどありまして、今のタイミングでようやく放送となりました。
番組を制作していく上で、最初は否定的なご意見がすごく多かったんです。一番たくさん言われたのが、「一度デビューしたのにも関わらず埋もれていた子たちを復活させることは、新人を売り出していくよりはるかに難しい」ということだったんです。当然ながらプロジェクトを進める人間としては、少しでも成功する可能性が高いことを選択するのが理性的には正しいことだと考えましたが、せっかくデビューしたのにタイミングが悪くコロナ禍にはまってしまって、機会さえも与えてもらえなかった子たちをこのまま見捨てるわけにはいかないなと思い、あえて番組企画を変えずにこのプロジェクトを製作委員会に名を連ねている各社様のご協力をいただいて立ち上げて、ようやく放送することができました。
今、世の中的に韓国も日本もたくさんのオーディション番組が同時進行で走っているのにも関わらず、『Re:Born』を見てくれて、応援し投票してくださる人がいること、正直感謝しかないと思っています。

—チャン・グンソクさんのMCも話題を集めていますね

ジャン:チャン・グンソクさんはアーティストとしても最も日本で成功している方のひとりです。今回、チャン・グンソクさんにMCをお願いした理由は『Re:Born』の番組企画意図自体が埋もれている子たちを復活させて日本で活躍できる場を提供するということなので、日本で成功された先輩からのアドバイスがいただけるのではないかというところと、彼のMCとしての進行能力の高さ、柔軟性に関しても非常に大きな信頼感があったのでMCをお願いし、快く引き受けてくださいました。

—ボーイズグループのパフォーマンスの審査員もKARAのギュリさん、ニコルさん、g.o.dのキム・テウさんなどK-POPのレジェンドの方たちが勢ぞろいですね

ジャン: g.o.dのキム・テウさん、シン・ユミさん、ヒョジン・チョイさんに加えて、セカンドミッションからはKARAのギュリさん、ニコルさんに審査員としてご登場いただいています。キム・テウさんは韓国で元祖アイドルと言われているg.o.dのメインボーカルで、歌唱力に関しては韓国でトップクラスの方です。非常に長い間アイドルの経験をされているので、誰よりも音楽に関するアドバイスや芸能界で生きていくための助言ができるのではないかと思い出演をお願いしました。シン・ユミさんに関しては、K-POPファンの方々はよくご存じだと思いますが、歌手としてもそうですがボーカルトレーナーとしても有名な方です。「PRODUCE 101」シリーズもそうですし、とくにサバイバル番組の常連で、非常に的確にアドバイスしてくださり、業界でも非常に評価が高い方です。ボーカルトレーナーとしてはBLACKPINKを指導するなど、かなり活躍されています。
韓国で数年前に「STREET WOMAN FIGHTER」という女性ダンサーがスキルを競うサバイバル番組が大ヒットしたんですね。ヒョジン・チョイさんはこちらの番組から有名になった方で、ダンサーであり振付師としても活躍されています。かなり厳しい審査をすることで有名な方でして、ダンスパフォーマンスの方でたくさんアドバイスをいただけるのではないかと思い起用させていただきました。
セカンドミッションのJ-POP対決から参加されたKARAのギュリさん、ニコルさんに関してはもはや私の方から説明するまでもないですが、みなさんご存じの通り日本におけるK-POPの火付け役をされた方々です。
今もKARAのファンの方は日本にたくさんいらっしゃいますが、単純にK-POPアーティストとしての技術だけではなくて、メンバー全員が必死に日本語を勉強して日本の方々と直接コミュニケーションできるところまで努力して成長されたことが印象に残っている方が多いと思います。そのように日本で努力したお二人だからこそ、出演ボーイズグループに特別なアドバイスができるのではないかということで、セカンドミッションからお二人に参加していただきました。

—12組のボーイズグループの出演はどのように決まったのですか?

ジャン:ボーイズグループのキャスティングに関しては、撮影に入る前の段階でかなり時間をかけました。番組意図としては単にアーティストが持っている技術や能力だけではなく、彼らが持っている人間的な魅力やストーリーを最大限生かしたいと思ったので、時間をかけて韓国のいろいろな事務所やアーティストとお話をしつつ、そこで番組出演者を決めるプロセスを持ちました。
ですので、今回『Re:Born』に出演した12組のチームというのは、それぞれのストーリーを持っています。私自身も撮影現場に入って彼らと接していますが、カメラが回っていないところでも話をする機会があり、その際に非常に感じるのがみなさん“切実さ”を持っているということです。韓国人メンバーには兵役があるので、兵役が迫っていることもそうですし、またK-POPアイドルになるために外国から来ているメンバーは大きな覚悟を決めて韓国に来ています。
私も日本で仕事をしている一人として、韓国で活躍している日本人アーティストを見ると他人事とは思えないのですが、10代・20代の若い人たちが親元を離れて厳しい環境でもあきらめずに努力を重ねている姿はやはり涙を誘う場面があったりしますね。

ジャン・ヒョクジン/©Re:Born製作委員会

—番組を日本で撮影する選択肢はなかったのでしょうか?

ジャン:今回番組自体は、見ごたえのあるサバイバル番組を作る目的でやはり経験豊かな韓国制作チームと一緒に仕事をした方がいいのではないかという選択で韓国制作をしたのがひとつの背景です。もうひとつの背景としては、韓国でサバイバル番組やオーディション番組を制作する期間は、出演チームの活動をある程度制限するのが一般的なんですね。ただ、『Re:Born』に出演するアーティストの場合はそれほど経済的に豊かな事務所の方々とは言えないので、番組に出演することを条件として活動の制約をかけてしまうとかなり厳しくなるという事情もあり、番組収録期間中にもそれぞれのアーティストの活動制約はしなかったということがあります。日本での撮影・制作になった場合、どうしてもアーティストの活動に多少なりとも制約が出てしまうこともあり、最大限避ける目的で韓国での制作に踏み切りました。
そのような理由から番組制作は韓国で実施することになったんですが、番組を日本で放送し、そしてたくさんの
日本の方に見ていただいており、番組からの優勝チームが日本でのデビューを控えているということで、実際韓国の収録現場に日本の視聴者のみなさんをお招きできないのが非常に残念だなと思っておりました。そこをなんとか少しでも実現できる方法はないのかなと制作陣と何度も協議した上で今回決定したのが11月4日のYouTube生配信です。本来11月4日に実施するファイナルステージは11月29日の番組最終回で視聴できるものなのですが、番組を応援してくださっている方々にとっては11月4日収録のパフォーマンスだけでも生で見たいと思ってくれている方が多いと思いましたので、決定しました。せっかくなら、その日も投票できたらいいよねということで投票も実施することになりました。
出演アーティストたちは今すごく頑張って課題曲を仕上げているんですね。もちろん生配信ですので、アーティストは非常にプレッシャーも大きいと思いますし、デビューして間もないチームに関してはとても緊張することもあると思うんですが、だからこそライブでしか見られない一回きりのパフォーマンスが見られるチャンスだと思います。ですので、この番組を見ていただいている視聴者のみなさんは11月4日は祝日でもありますので、ぜひ見ていただけたらありがたいです。

― アーティストや番組ファンにはうれしい試みですが、生配信で優勝チームがわかってしまうのですか?

ジャン:11月4日の生配信はあくまでもステージパフォーマンスのみ公開する形です。優勝チームの発表は11月29日放送の番組最終回で行いますので、ぜひ楽しみにしてください。
生配信後も放送は続きまして、#7以降からは5チームそれぞれの裏側のストーリーにフォーカスしてお届けします。今までステージでかっこよく番組を進行してくださっていたチャン・グンソクさんがステージから離れて、出演ボーイズグループと非常に近い距離でアーティストとしてのアドバイスをする場面も出てきますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。
視聴者のみなさんからの投票で選ばれた『Re:Born』の優勝チームは来年の春に日本デビューをすることになりますが、優勝チームに選ばれなかった11組にも引き続き応援をいただけるとありがたいです。

 

【Re:Born ファイナルミッション パフォーマンス生配信】
11月29日放送の『Re:Born』最終回#10の放送に先駆けて 番組公式YouTubeにてファイナルミッションパフォーマンスのライブ配信を行います。 11月4日(月・祝)17:00 スタート予定
【Re:Born ファイナルミッション投票方法】 投票期間:11月4日(月・祝)17:00~19:59
①Re:Born番組公式サイト内の投票ページの「投票はこちら」のボタンをクリックする
②Rakuten IDでログイン
③5組の中から投票したいアーティスト1組に投票する
※通常の投票は11月3日23:59まで実施しております。

プロデューサー ジャン・ヒョクジン/©Re:Born製作委員会

■ジャン・ヒョクジン プロフィール
株式会社DalcomSoft Japan取締役事業本部長
サバイバル番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」チーフプロデューサー
【JO1】 1st、2nd、3rd、4th、5th シングル
1st、2nd アルバムをプロデュース
【INI】 1st、2nd、3rd シングルをプロデュース

■『Re:Born』番組概要
グローバルに定着し、世界中の人々を魅了するK-POP。韓国では毎年数十組がデビューしているものの、生き残るのはほんの一握り。まさにK-POP業界は光と影、巨大な資本、様々な思惑がうごめく弱肉強食の世界です。『Re:Born』はK-POPのオモテ側<ステージ>だけではなく、ウラ側<リアリティ>にもフォーカスしてディープな人間ドラマを追っていく今までありそうでなかったリアリティサバイバル。 「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」「SHOW ME THE MONEY」を手掛けた日韓トップクラスの制作陣が集結し、お贈りします。正式日本デビューをかけたK-POPボーイズグループの真剣勝負をお見逃しなく!
2024年9月27日より放送スタート。毎週金曜22時放送中。
話数:全10話 / スペシャルエピローグ 1話
出演:【MC】
チャン・グンソク
【審査員】
シン・ユミ(シンガーソングライター)、キム・テウ(歌手)、ヒョジン・チョイ(振付師)、
KARA ギュリ(歌手)、KARA ニコル(歌手)

シン・ユミ/©Re:Born製作委員会

ヒョジン・チョイ/©Re:Born製作委員会

ギュリ/©Re:Born製作委員会

ニコル/©Re:Born製作委員会

ギュリ/©Re:Born製作委員会

ニコル/©Re:Born製作委員会

【出場ボーイズグループ12組】
AIMERS、BeMAX、BXB、DIGNITY、DKB、DXMON、EASTSHINE、E’LAST、L5ST、
WAKER、WEUS、XODIAC(※アルファベット順)
【最終選抜5組】
AIMERS、DKB、DXMON、EASTSHINE、E’LAST(※アルファベット順)

AIMERS/©Re:Born製作委員会

BeMAX/©Re:Born製作委員会

BXB/©Re:Born製作委員会

DIGNITY/©Re:Born製作委員会

DKB/©Re:Born製作委員会

DXMON/©Re:Born製作委員会

EASTSHINE/©Re:Born製作委員会

E_LAST/©Re:Born製作委員会

L5ST/©Re:Born製作委員会

WAKER/©Re:Born製作委員会

WEUS/©Re:Born製作委員会

XODIAC/©Re:Born製作委員会

制作:Re:Born製作委員会

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