映画『ベイビー・ブローカー』是枝裕和監督、ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン(IU)、イ・ジュヨンがカンヌのレッドカーペットに登場!

ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED

是枝裕和監督の映画『ベイビー・ブローカー』が、第75回カンヌ国際映画祭 「コンペティション」部門に正式出品されたことを受け、是枝裕和監督、ソン・ガンホさん、カン・ドンウォンさん、イ・ジウンさん(※IU)、イ・ジュヨンさんの5人がカンヌ入りし、レッドカーペットを歩き公式上映の会場に入った。

第75回カンヌ国際映画祭 レッドカーペットに登場!

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既に現在開幕中の第75回カンヌ国際映画祭(5月17日(火)~5月28日(土)開催)【コンペティション部門】への正式出品決定でも話題を呼んでいるが、是枝監督作品がカンヌ国際映画祭【コンペティション部門】に選出されるのは、最高賞のパルムドールを受賞した2018年の『万引き家族』以来4年ぶり、6回目(同映画祭への出品自体は8回目)となる。

映画『ベイビー・ブローカー』は、韓国の製作・俳優陣と長年温めてきたオリジナル企画を映画化した是枝監督初の韓国映画となり、2020年アカデミー賞作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』のソン・ガンホが主演を務めている。

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レッドカーペット レポ

カンヌの澄み渡る空の下、大勢の取材陣や観客が注目する中、レッドカーペットに黄色い歓声と共に迎え入れられたのは、アルマーニのタキシードにサングラスをかけた正装の是枝裕和監督と、同じくタキシードにサングラスの出で立ちでひげをたくわえ、さすがの貫録を見せるソン・ガンホ率いる『ベイビー・ブローカー』チーム

2人に続くのは、ルイ・ヴィトンのスパンコールタキシードで長身を生かしたスタイルの良さが一段と目を引くカン・ドンウォン

そして、最も注目を集めたのは、胸元にポイントのおかれたオフショルダーのグレーのロングドレスにショーメのアクセサリーでエレガントに登場したイ・ジウン(IU)だ。
アップにしたヘアスタイルと透明感のあるメイクがその可憐さをさらに際立たせる。

さらに、胸元が大きく開いたシンプルな白いロングドレスに身を包んだイ・ジュヨンも横に並ぶ。

イ・ジウンはファンサービスにも丁寧応じ、アジア、そしてヨーロッパの観客からはIUコールも起こり、一目見ようと木に登ったり、中には泣きくずれるファンもいて世界的な人気ぶりがうかがえた。

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全員が一列に並んだタイミングからは、『ベイビー・ブローカー』の音楽を手掛けたチョン・ジェイルの美しいピアノの旋律にのせ、ゆっくりと階段をあがる監督とキャスト陣。

パルムドールを受賞した『万引き家族』の是枝裕和監督と『パラサイト 半地下の家族』のソン・ガンホがタッグを組んだ作品ということで、世界から集まったメディアや観客からの注目度は非常に高く、盛り上がりを見せるレッドカーペットとなった。

会場に向かう直前に心境を聞かれた是枝監督は「毎回持ってくる作品も違いますし、チームも違うので、何度来てもいつも新鮮な思いで臨んでいます。今回は特に会場へ向けての出発場所となるホテルの壁に作品の垂れ幕がかかっているので、ちょっと背筋が伸びる思いです。でも、作品の出来上がりには自分的にとても満足しているので、そんなに何かが負担になったり、過剰な期待をしたり、それで落胆したりという、今回はそこは卒業できたのかなと思っています。あとはみんなと楽しみたいと思います。」と語っていた。

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また、レッドカーペット上のインタビューでは、
「言葉を越えてつながれたという印象がスタッフともキャストともあるので、自分でも納得ができる作品でまたここに帰ってこられて本当にうれしいです。」
「ベイビー・ボックス自体は韓国だけでなく、日本にもあるのですが、今回はベイビー・ボックスがあるなしにかかわらず、生まれてきた命に対して大人たちがどう関われるのか、それを旅を通して描いてみたいなと思いました。」
と語り、さらに大好きなケン・ローチと同じようにもう一つパルムドールを獲ってしまうのでは?という質問に対しては「そんなことが起きたら、本当にうれしい」と素直な思いを伝えた。

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海外のプレスの本編鑑賞後の感想

<帽子をかぶったフランス語の男性>
「すばらしい!とても偉大な映画でした。感動的な(衝撃的な)家族の話でした。とても感動しています。」

<眼鏡をかけた英語の男性>
「素晴らしい作品だね。 彼(是枝監督)は、最高の作品を生み出した。新しい家族のかたちを考え出し、
巧みに人生の物語を描き出すんだ。この素敵な映画に最高に感動しているよ。」
インタビュアー「では、是枝監督が、またもや傑作をこの世に送り出したと?」
「もちろん!彼にしかできないようなワザだよ。とても独特な語り口なんだ。物語自体もとても強いメッセージをもっている。是枝監督らしいね。僕はこの映画を堪能したよ。」

<英語の男性>
「キャラクターが見事に描かれている。特に母親役がね。とても奥深い素敵な映画だ。」

<英語の女性>
「とても気に入ったわ。是枝監督は、感情の達人ね。特に最後の部分は、とても感動的。
彼はいつも、家族をテーマにした作品を作り出す。血のつながった家族、今ある家族、そして、自分で選ぶ家族を描くの。どれが本当の家族なのかと私たちに語りかけるのよ。 」

第75回カンヌ国際映画祭

開催期間:5月17日(火)~5月28日(土)

世界中から選りすぐりの映画、そして映画人が集結する世界最大級の国際映画祭。

今年は、コンペティション部門の審査員長にフランスの俳優ヴァンサン・ランドン(『TITANE/チタン』※第74回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作)を迎えている。
「コンペティション」部門に選出される計21本の中から各賞が選出され、28日の授賞式で発表される。

是枝監督は、『そして父になる』で第66回カンヌ国際映画祭 審査員賞を受賞、『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門で最高賞となるパルムドールを受賞している。

『ベイビー・ブローカー』第75回カンヌ国際映画祭 今後のスケジュール~

実施日:5月26日(木)
正式上映 実施時間=19:00~ (日本時間5月27日AM02:00~)
場所=@GRAND THÉÂTRE LUMIÈRE

実施日:5月27日(金)
フォトコール 実施時間=11:30~ (日本時間5月27日18:30~)
場所=@PALAIS DES FESTIVALS

公式記者会見 実施時間=11:45頃~(日本時間5月27日18:45~)
場所=@PALAIS DES FESTIVALS

実施日:5月28日(土)
授賞式 実施時間=20:30頃~(日本時間5月29日AM03:30~)
場所=@GRAND THÉÂTRE LUMIÈRE

是枝裕和監督のカンヌ国際映画祭出品 作品歴

『DISTANCE』(2001年第54回コンペティション部門)
『誰も知らない』(2004年第57回コンペティション部門/最優秀男優賞受賞(柳楽優弥))
『空気人形』(2009年第62回ある視点部門)
『そして父になる』(2013年第66回コンペティション部門/審査員賞受賞)
『海街diary』(2015年第68回コンペティション部門)
『海よりもまだ深く』(2016年第69回ある視点部門)
『万引き家族』 (2018年第71回コンペティション部門/パルムドール受賞)

『ベイビー・ブローカー』

■監督・脚本・編集:是枝裕和『万引き家族』
■出演:ソン・ガンホ  カン・ドンウォン  ペ・ドゥナ イ・ジウン イ・ジュヨン
■製作:CJ ENM
■制作:ZIP CINEMA
■提供:ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.
■配給:ギャガ

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6月24日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー




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