今年の春に放送された日本でのドラマ「Eye Love You」に出演し、爆発的な人気を集めたチェ・ジョンヒョプが、日本で初のファンミーティング『2024 CHAE JONG HYEOP 1st FANMEETING in JAPAN [First Love]』を開催。6月1日・2日に幕張メッセで行われた東京公演では、2日間で計3万人を動員し確かな人気を証明した。
6月2日（日）の幕張メッセ2日目の様子をレポートします。

チェ・ジョンヒョプ ファンミーティング 幕張2日目レポート

前日の余韻が漂う雰囲気の会場。開演時間になると「皆さん、こんにちは、チェ・ジョンヒョプです。僕がみんなに会いに来ました！」という本人のアナウンスに会場は大歓声に包まれた。グレー系のジャケットを爽やかに着こなしたジョンヒョプがトロッコに乗って客席に現れると、さらに嵐のような歓声が沸いた。ドラマ「Eye Love You」の主題歌が流れる中、ファンに手を振ったり、ハートや作ったり、投げキスをしたりと、幸せオーラを振りまきながら会場を移動。一気に熱気に包まれ大興奮のオープニングとなった。

ひまわりの花を持ってステージに登壇すると、Krrの「Saryeoni」を爽やかに歌った。
公演2日目となった気分を聞かれると「めっちゃ緊張しています。ドキドキです」そして「昨日より緊張はなくなりましたか？」に「いいえ…なぜなら、（幕張公演が）最後の日だからです」と、まだまだ緊張が残る様子。ひまわりを花瓶に挿し、白いソファに座り―トークへ。「今回皆さんと直接会えるのがとても不思議な気がします」と、いつも温かく歓迎してくれるファンに感謝を伝えた。

ファンミのタイトルの「ファーストラブ」については、初めての“ファースト”という単語と、初恋（ファーストラブ）というのは、忘れることが出来ない、忘れたくないという思いが込められていると説明。
前日に決まったファンの名称「CHAEst（チェスト）」については、「苗字が“チェ”で、皆さんは僕にとっていつもベストな存在の方々。さらにお互いが〝初めて（ファースト）の存在〟という意味も込めてCHAEstにしました」と説明した。ＭＣからのお願いで「ウリ～チェスト～あいしてるぜ！」と叫び、昨日覚えたという最後に「ぜ」を付けると男らしいということで「男ですから！」と言ってファンを熱狂させた。

「チェ・ジョンヒョプをロック解除」コーナー

BSJapanextで7月5日から放送のドラマ「社長をスマホから救い出せ！～恋の力でロック解除～」より、ファンの質問に答えて、いろいろなジョンヒョのロックを解除しようというもの。

質問で多かったのが、「Q.昨日１回目のファンミーティングの後に何をされましたか？」に、「余韻が消えなくて、なかなか寝付くことができませんでした」と語り、食事は牛丼と天丼を食べたという。ファンから“肉まん”をおススメされると「肉まん大好きです」と笑顔で語った。

「Q.ファンから呼ばれて嬉しい呼ばれ方は？ジョンヒョプさん、ヒョプさん、チェさん？」には、全部大丈夫とし、少し悩んで「ヒョプさん」と答えた。両親からは「息子」、友人からが「ジミー」と呼ばれていることを明かし、ファンからの「ジミー！」の掛け声に「はーい」と照れくさそうに返事していた。

「Q.休みの日の過ごし方について」は、最近嵌っているのはWebアニメで「“スパイファミリー”が僕の日本語の先生です」という。

ボーリングが、かなりの腕前ということで「Q.何歳くらいからボーリングを極めたんですか？」には、デビュー前に役者を目指す友達と一緒にボーリングを始めたそうで、「日本でも時間を作って行きたい」と、ボーリングをした時の未公開写真を公開し、投げ方をアドバイス。「前の方の矢印のようなものを観ながらボールを投げなければいけません」と、ファンをピンに見立てて投げるポーズを披露した。

「Q.今日はどんな曲を聴いてきましたか？同じ曲を聴きたいです」には、숨비（スムビ）の「부동（不動）」という曲をおすすめ。カラオケはあまり行かないそうで、今回のために沢山練習してきたという。

最後は「Q.願いを叶えてもらうとしたら何ですか？」という質問に「僕は願い事をしなくても大丈夫です。もう願いは叶いましたから」「皆さんに会いたかったです」と、ファンと直に会えることが願いだったという。「本当に会いたいなと思っていたんです」「今は（他の）願い事が思い浮かびません」と笑顔で答えた。
CHAEstの存在について聞かれると「皆さんにとっての僕への思い、存在が、僕にとっての皆さんへ思い、存在と全く同じです」と、お互いに相思相愛ということでロック解除となった。

「CHAEst シーン」ファンと一緒に作品の名場面を観ながらトーク

まずは、「ストーブリーグ」での野球選手役のシーン。この作品で初めて野球をやったそうで「本当に沢山一生懸命練習しました」と振り返った。他にどんなスポーツをやっていたか聞かれると「水泳、バスケ、サッカー、テニス、皆さんご存じのバトミントン、そしてラグビーもやったことがあります」中でも、「水泳、バトミントン、バスケ」が得意とし、「もしスポーツ選手なら？」に、一度ちゃんと習ってみたいと“バスケ選手”を選んだ。

「魔女食堂にいらっしゃい」では年下役を演じたが「自分が演じたものをこうして観るのは、本当に恥ずかしいです」と照れながら答えた。「ジンさんより大きいけど…これくらい（自分の方が背が高い）」と言うセリフをMC相手に日本語で披露。家族でも末っ子だからなのか、年下キャラが似合うということで「ヌナ！」と叫んでファンを喜ばせた。

「無人島のディーバ」からは相手を心配して感情的になるシーン。「いろいろ考えることが多く、本当に難しいシーンでした」と語り「どんな感情を演じるのが難しいか？」と聞かれると「少し恥ずかしいところ（シーン）が一番難しい」「僕がすごく恥ずかしがり屋なんです」と回答。「この作品は、僕にとっては本当に難しく、楽しく、幸せだった作品。役者にとって僕をさらに深めてくれた作品だと思います」と振り返った。

そして日本中で話題となったドラマ「Eye Love You」について、「日本の作品にチャレンジしてみようと思ったきっかけは？」と聞かれると「新しい経験をしてみたい、韓国だけではなく、日本で役者として新しい経験をしてみたいという思いもありました」ミーティングでチームの皆さんが温かく迎えてくれて、「ここならできるなと思い、やりたい、ぜひやらせてください」と言って出演を決心したという。

今でも共演者とコンタクトを取り合っているそうで、「皆さんにはキャラクターの名前で言ったほうが親しみやすいと思いますので、役柄名で言います。ふみさん…すみません、ゆりさんでした（笑）小野田先輩、そして唯一韓国語が出来る仁科さん達と一緒にご飯を食べました」と今回の来日で再会したことを報告。撮影最終日の打ち上げには韓国で用事があって参加出来なかったそうで「一番会いたいのは、監督やスタッフの皆さんです」と、すっかり打ち解けている様子。

ここで、亀井役の“ゴリけん”と知り合いというＭＣの藤原氏が、メッセージを預かってきたと代読。

「お元気ですか？食事会したと聞きました。僕は福岡にいるのでなかなか参加出来ませんが、福岡で食事会をするときは、ラーメンぐらいならおごります。僕の永遠の弟、テオ氏」

というメッセージに「お互いにもう一度会う日を楽しみにしているといったメッセージを取り合って終わりました」最後の“永遠の弟”という言葉に「兄弟になることにしました！」（笑）と嬉しそうに答えた。

一旦退場し、「クッキングヒョプ」と題して、韓国の料理のスンドゥブチゲの作り方をＶＴＲで披露。
再び白いシャツに着替えて登場し、料理について問われると「出前で頼んだ方が楽なので、最近はよく出前しています」と言って笑わせた。

ファーストチャレンジ　コーナー

後半はL・O・V・Eのアルファベット４つにそれぞれにミッション（チェレンジ）を全て成功するとファンに何かプレゼントされるというゲーム。まずは「L」のミッションを選択しスタート。

「Ｌ」…「はいキュー！100秒チャレンジ　リレーミッション」
３つのチャレンジミッションを100秒以内に成功すればクリア。
『日本語で数字を数えながら愛犬のブロちゃんの絵を描く』『MCとバトミントンラリーを3回以上』『指でパンチ（デコピン）のおもちゃで850点以上を出す』にチャレンジ。

入念に数字を読む練習をしてスタート。９の次が12になったりとお茶目な数え方と、かわいい愛犬の絵が完成。続いてバトミントン3回連続もすんなり成功。最後のパンチは1度で850点以上をたたき出し難なくクリアした。愛犬の絵を描くのは３回目で「まつ毛が上がっているのポイント」と溺愛っぷりを語った。

「Ｏ」…「胸キュン！CHAEstにモーニングコール」
リクエストで「優しい」と「ツンデレ」のバージョンをやることに。優しいバージョンでは「おはよう、今日もがんばろう」と優しく語り、ツンデレバージョンでは「起きないと怒るよ！だから…早く起きて！」続けて韓国語で「起きないんですか？皆さん早く起きてください、早く起きないと怒られますよ！」と、ファンには嬉しいモーニングコールとなった。「僕は日本語が上手じゃないです」と言うジョンヒョプにＭＣが「（日本語が）心地いいですよ～」と言と「ウソつきです」と照れる姿にファンも胸キュン。

「Ｖ」…「キュートチャレンジ」
TikTok で流行している「もしもしチャレンジ」のダンスを恥ずかしそうに真似てクリア。

「Ｅ」…「愛してるゲーム with CHAEst」
会場で選ばれたファンとお互い見つめ合いながら「愛してる」と言い合い、リアクションや笑ったら負け。「あいしてるぜ」「サランヘヨ」「あいしてます」の言葉にファンもつい笑顔になってしまい、ジョンヒョプが勝利という結果に。

全てクリアしたのでプレゼント決定。購入したというフィルムカメラで撮影した写真にサインをしたものを20名、自分が使っているのと同じ香水にサインをして1名に抽選でプレゼント。「気持ちは全員にあげたいんですけども、申し訳ありません」という言葉にＭＣから「ここに居るだけで素敵なプレゼントです」と言われると「僕もです」と答え、会場は温かい拍手に包まれた。

ここまでの感想を聞かれると「沢山の会話を交わすことは出来なかったのですが、お一人お一人を見ながら話しをすることが出来て、とても楽しかったです」「楽しかったせいか、時間があっと言う間に過ぎてしまいました」と振り返った。そろそろエンディングの時間と案内されると、もっと一緒にいたいというファンの声に「僕もです」と名残惜しそうにしながら「皆さん、今までチェ・ジョンヒョプでした」と退場。

すぐにアンコールの拍手が起こり、しばらくすると「みなさーん」と再びトロッコに乗って登場。客席にサインボールを次々投げ、バズーカでサインボールを放ち会場は大熱狂に。休みなくボールを投げ入れたジョンヒョプは「僕は一人で本当に難しいです」と苦笑い。「皆さんの気持ちが十分理解出来まして、本当に素晴らしい時間でした。本当にありがとうございます」と会場の盛り上がりに感謝を伝えた。

幕張でのラスト公演の感想を聞かれ「本当に余韻が沢山残るファンミーティングだったと思います。言葉その通り、ファーストラブ、初恋、僕にとっての初めてのファンミーティング。皆さんとの初めての出会いでもありましたので、本当に忘れることが出来ない公演になると思います。」と笑顔で答えた。

ＭＣが去り、1人残るジョンヒョプは「本当に時間があっという間に過ぎてしまいますよね。時間が過ぎなければいいんですけども…。僕に日本でのドラマ、日本での経験をさせてくださいまして、日本でのエネルギーを感じさせてくださって、本当にどうもありがとうございます。皆さん！僕の本業は役者であるということはご存じですよね？でも歌を準備しました。最後の曲なので真心を込めてお届けしたいと思います」と語り、Weather Forecastの「君さえいれば」を優しく包むような歌声で歌った。この曲は2004年、日本で最初の韓流ブームが起きた頃のドラマ「東京湾景」の主題歌。在日韓国人と日本人の運命のラブストーリーということから、日本での出会いやファンへの思いを込めて選んだということなのかもしれない。

「僕は韓国から来た俳優のチェ・ジョンヒョプです」と目が潤んでいる様子だが「僕はぜんぜん大丈夫です。涙は流していません。昨日は歌を歌うことも出来ませんでした。僕は言いたいことがあります」と切り出すと「この瞬間を絶対一生、忘れません」に温かい拍手が起こり、「僕は皆さんのおかげで毎日とっても幸せです。だから僕も皆さんに力を差し上げます。元気をあげます。」「皆さんのそばに行ってご挨拶してもいいですか？」と言うと、客席に降りて「ありがとうございます」と挨拶しながらファンの近くを歩くというサプライズに、会場は再び大興奮の時間となった。

ステージに戻り、さらに撮影ＯＫのサプライズ。ファンの熱い声援に手を振ったりハートを作ったり。あまりの歓迎ぶりに涙をこらえながら「カムサハムニダ」「いつも皆さんのベストになるために、素敵な姿を沢山見せたいと思います」と、自分のカメラで撮影したり、ファンと一緒に撮影する際にドラマの挿入曲が流れると、「最後に悲しい曲をかけるんですね」と嘆く場面も。

「本当に心の底から忘れません！ありがとうございます。」と涙をこらえながらファンに感謝を述べ、鳴りやまないファンの声援になかなか去れないジョンヒョプ。「皆さん本当にありがとうございます。」と絞り出すような声で挨拶し「今日は、僕は男だから泣かないって言ったんですが、これは監督のせいだと思います」と泣き笑いの表情で「心からありがとうございます」とお辞儀した。

「今、かなり雨が降っているそうです。天気も悲しいみたいですね。気を付けて帰ってください。」と優しい気遣いを見せ「また会いましょう。それまで皆さんお元気で！」最後は「あいしてるぜ！ありがとうございます」と名残惜しそうに何度も手を振ってステージを後にした。

連日3時間近く行われたファンミーティングは大盛況で終え、タイトルどおり忘れられないファンミーティングとなったに違いない。

（チェ・ジョンヒョプ日本公式：https://chaejonghyeop-official.jp/）