写真：オフィシャル提供

音楽イベント「Soothing by スカパー!　Vol.1 ソン・シギョン×加藤和樹」が、3月9日（木）昼夜２公演に渡り東京・豊洲PITで行われた。

ソン・シギョン＆加藤和樹 音楽イベント「Soothing by スカパー!」で共演

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2000年に韓国デビューし新人賞を受賞以降トップ歌手として活躍を続け、2017年からは日本でも積極的に活動を続ける“バラードの皇帝”ソン・シギョンと、2006年にアーティストデビューし、現在ではミュージカル俳優としてだけではなく、歌手・声優など様々な分野で活躍中の加藤和樹という、唯一無二の歌声を持つ２人アーティストが出会った「Soothing by スカパー!」。

“心が安らいで癒される”という意味を持つイベント名のとおり、国・世代を超えた夢のコラボレーションで会場に駆けつけた観客の心を癒す特別な時間となった。

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ラジオブースをイメージしたステージに登場した、今回のイベントMCでありラジオDJとして数々の番組で活躍する古家正亨の紹介で、ソン・シギョンと加藤和樹が登場すると会場からは大きな拍手と歓声があがる。この日のリハーサルで初めて会ったという２人は、最初こそぎこちなさも見られたが韓流ファンにはお馴染みの古家の軽快なトークに導かれ次第にリラックス。

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ソン・シギョンは、大ファンだという玉置浩二の楽曲で自身のYouTubeでもカバーした「メロディー」を、母国語ではない歌を歌っているとは思えないほど完璧な日本語でステージを披露したり、「18年前の僕の最大のヒット曲でこれを超える曲がなかなか出ません」と、やや自虐気味に紹介してから披露した名曲「みちで〜on the road〜」では、笑顔でファンと一緒に歌う場面も見られた。

その後も、ソン・シギョンが作曲した美しいメロディーと、優しい歌詞に涙を浮かべる人も見受けられた楽曲で、大ヒットドラマ「星から来たあなた」のOST「君の全ての瞬間」など全５曲のソロステージを披露。流暢かつ絶妙なワードセンスの日本語で、緊張気味の加藤和樹を和ませたり、旧知の中の古家正亨との息のあった掛け合いを見せたりと、ベテランらしい姿で会場を訪れたファンを魅了した。

そんなソン・シギョンのステージを嬉しそうに見ている場面も多く見られた加藤和樹は、自身で作詞した希望溢れる歌詞と疾走感溢れるメロディーの楽曲「Still alive」はパワフルに、以前行ったイベントでファンの方からのリクエストで歌唱し、この歌を歌い継いでいきたという想いになったという、

さだまさしの「奇跡～大きな愛のように」では語りかけるようなステージを披露。
さらに、自身が出演したミュージカル「フランケンシュタイン」の楽曲で、親友の代わりに罪を被った男が処刑台に向かう際の心情を歌った壮大なナンバー「君の夢の中で」では、まるでミュージカルを見ているのではないかと錯覚してしまうほどの、迫力のステージで観客を魅了した。

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また、ソン・シギョンとも不思議な縁があるという楽曲で日本でも広く知られるシン・スンフンの「I Believe」のステージでは、以前韓国語はほとんど話せない時期にも歌ったことがあったが、今回のイベントでリベンジをしたいと思い、韓国語の先生に指導を受け一生懸命準備してきましたとの加藤和樹の言葉通り、ソン・シギョンもお墨付きの素晴らしい韓国語で名バラードを歌い上げるなど、多彩な楽曲をさまざまな声色、歌唱で披露し楽しませてくれた。

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素晴らしいステージの合間には、「自身が影響を受けた楽曲について」、「日本と韓国の音楽について」、「声について」をテーマに、ソン・シギョンと加藤和樹の音楽のルーツや音楽との向き合い方に迫るディープなトークを展開。

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「日本と韓国の音楽について」では、ミュージカル俳優としても活動する加藤和樹が、劇中歌が終わるごとに大きな反応がある韓国と、全編を通じて静かに見る没入型の日本と観客の違いを話すと、ソン・シギョンは初めて日本でステージを披露した時に観客の方があまりに静かで「僕はもう終わったな、、、」と思ったが、今ではバラード歌手として集中して見てくれる日本の観客の反応をありがたく思っていると語るなど、改めて日韓の音楽の楽しみ方の違いについて語った。

お酒が大好きなソン・シギョンがお酒があまり強くないという加藤和樹に自身のお酒塾の入塾権利をプレゼントしたりと、音楽を愛するアーティストとして、国や世代を超え絆を築いていく姿も見られた。

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昼夜２公演の共演を通じてすっかり意気投合した2人は、イベント最後にソン・シギョンのデビュー曲「僕に来る道」を韓国語で披露。この日初めて会い、初めて歌を合わせたとは思えないほどの美しいハーモニーでステージを締めくくった。

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その声とステージで、これまでも多くのファンを楽しませてきたソン・シギョン×加藤和樹の夢の初共演となった「Soothing by スカパー!　Vol.1」。なぜこんなにも2人の声に多くの人が魅了されるのか、その理由が改めてわかる時間であり、音楽を通じてのこの美しい交流がさらに長く、深く続いて欲しいと願いたくなるそんな時間となったのではないだろうか。

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ソン・シギョン イベントの感想コメント

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加藤さんが今回の舞台で韓国語の歌を歌ってくれて、言語を勉強して文化を愛してくれて、本当に嬉しいです。このご縁を続けていけたらいいなと思います。楽しい時間でした。次回一緒に歌う機会があったら、もっと事前に交流してより良いステージを作りたいです。放送をご覧になる方は、楽曲によって異なる加藤さんの声や歌唱方法にぜひ注目して欲しいです。

加藤和樹 イベントの感想コメント

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シギョンさんがとても温かく受け入れてくださり、シギョンさんの歌声を間近で聞くことができ、アーティストとしてとても貴重な経験をさせていただきました。シギョンさんのトークもとても楽しかったので、ステージと合わせてその心地よい時間もぜひ放送でもご覧になって欲しいです。これからもシギョン先輩と共に日韓を音楽で繋いでいけたらと思っています。

なお、本イベントの模様は６月に 衛星劇場にて放送されることが決まっている。

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