【独占インタビュー】ソンモ(ex超新星)主演ミュージカル「リフレインする君の声〜encore 2023〜」1/19からいよいよ開幕!ソンモ×山田恭×松浦司×中野智行(演出)にインタビュー!

ソンモ(ex超新星)主演、中野智行(PaniCrew)演出のミュージカル「リフレインする君の声?encore 2023?」が2023年1月19日(木)~22日(日)に東京・六行会ホールにて上演される。

この度、主人公の志音(しおん)役のソンモ(ex超新星)さん、バンド仲間で結弦(ゆづる)役の山田恭(円神)さん、バンドのプロデューサー黒澤役の松浦司さん、そして演出の中野智行(PaniCrew)さんにインタビューさせていただきました!

「リフレインする君の声~encore 2023~」ソンモ×山田恭×松浦司×中野智行(演出)インタビュー

Q.「リフレインする君の声~encore 2023~」はどんな作品ですか?

中野「ロックバンドが題材のミュージカルで、主人公の志音はバンドをやっていて、そのバンドから外れることになったのですが、音楽はやめたくなくて、もともと体のハンディキャップを持ってる設定で、ボーカルとして凄い才能を持っている志音をマネージャーの黒澤(松浦)が見つけてきて、自分のプロデュースするバンドに誘って、新しいチームをキャスティングしていき、そこに集まってくる人たちの群像劇です。同じく重要な役で、持病を持っている結弦役をやるのが山田君です。手術しないと目が見えなくなるという病気で、お兄ちゃんと一緒に音楽をやっていて、お兄ちゃんは音楽をやめて治療に専念させたかったんですが、100%成功する手術じゃないので目が見えなくなる前に、やりたいことがあるんだと志音と同じバンドに入るんです。どうしてもやめさせたいお兄ちゃんは、自分が勝ったら手術を受けて音楽をやめるようにと対決することになって…ということから起きていく物語です。」

―前回、RUI(ex CODE-V)さんとやった作品ですか?

中野「そうです、一緒に音楽を通じて何か出来ないかなと話し合って、ミュージカルを一緒にやろうと楽曲プロデュースしてもらったのがきっかけで、産声をあげた作品です。」

Q.今回、ソンモさんを起用された経緯は?

中野「いやもう、ラッキーですね!(笑)本当に出会えたのが全てラッキーで、ソンモ君に会わなかったらこの作品はやらなかったですね。ソンモ君とはこれまでの縁もあって、一緒に作品が作れるかも?と機会をいただいて、とにかく会わせてくれと、ラブコールはずっとしてました。会えた時に“出ます”と言ってくれたので、もしだめだったらやってなかったです、他の人でこの作品はやる予定はなかったので。ソンモ君でなかったらこの作品は諦めようと思ってました。」

Q.ソンモさんは、このオファーを受けていかがでしたか?

ソンモ「中野さんとは、自分のファンミが終わって、日本にそんなにいる時間がないから、少しですが挨拶しましょうかと、会ったら人柄がめちゃいいなと思って、すぐ“やってみます”と伝えました。次の日すぐ韓国に帰ったので、“今度日本に来る時まで準備するね”ということで、昨日僕が2か月ぶりくらいに日本に着いたんですが、準備してくれました。」(と手元には分厚い台本が2冊)
中野「僕らの台本はもっと薄いです。」
ソンモ「これは、韓国語での読み方とか、意味とか全部、中野さんやスタッフさんが頑張って会えない時間に作ってくれた大事な台本です。」

Q.今回、日本のミュージカル作品は初めてということですが、どんな思いですか?

ソンモ「楽しみでもあるし、自分のもう一つの夢が叶えられるんだと気分もいいし、正直悩みや不安感もあります。もちろんやる気と頑張りたいという気持ちは100%なんですけど、僕が出来るかどうかという不安感は、毎作品ごと同じ気持ちです。そして今日は(キャストの)みんなではないですが、初めて2人(松浦さんと山田さん)に会いました。」

Q.今日初めて会った印象はどうですか?

「ハハハ…」と顔を見合わせて笑い、すでに和気あいあいの雰囲気の3人。

ソンモ「逆にどう見えますか?」

―もう何日か前から会ってるかのように見えますね。

ソンモ「ですよね?僕たちも今そういう気持ちです。」
松浦「今まで、もしかして会ってたっけ?って思うくらいです。最初の15分くらいは、“どうも…”くらいだったんですけど、どこかのタイミングでスイッチが入って、全員で壁を崩していった感じです。」
ソンモ「そこですね!(と、写真撮影した場所を指さし)一緒に撮影しながら似てるところもあったり、お互い興味もあった感じで話をするようになりました。」
山田「2人(ソンモさん、松浦さん)は、自分にないものを持っていて、ソンモさんだったら韓国の事で話が弾んだり、松浦さんは面白い一面もあったりで」
中野「(松浦さんに)そこしか言われてないね(笑)」

―松浦さんのどういうところが面白いですか?

山田「最初、写真で見た時にすごくクールで怖い方かなと思ってたんですけど、(会ったら)いや、これ違うぞ!と。すごい陽気な方で面白くて面白くて」

―ムードメーカー的な感じですか?

山田「そうです!自分がグループ(円神)では、ムードメーカーのキャッチフレーズが付いてるくらいなんですが、(松浦さんは)僕を超えてきました!(笑)」
松浦「次の稽古からは山田君がムードメーカーになってると思います!」
山田「会ったら凄くしっかりした誠実な方だなと思って、凄くギャップがありました。素晴らしい、いい意味で!(笑)これからすごく楽しみです。」

―ソンモさんから見たお二人はどうですか?

ソンモ「今まで話してみて、僕も日本語が少し喋れるけど、ちょっと壁はあるじゃないですか。すぐ仲良くなれるか、何を考えてるか、僕はどんな人だと思われてるのかとか、いろいろ気になることがいっぱいあるんですけど、何もそんなこと思わなかったくらい、めちゃくちゃいい雰囲気で始まったなと思うくらいです。冗談になるのか事実になるのか分からないですが、今日の取材の日がいちばん良かったなと思うのか(笑)そのくらい話してみて楽しかったです。今朝は8時から呼ばれて、びっくりしたんですけど」(全員笑)
中野「だって、今日ソンモ君が来るってなったら、いっぱいスケジュール入れようってなるもん(笑)申し訳ないなと思いながら」
ソンモ「なのに、今(夕方で)もう外が暗くなったじゃないですか。時間が早かったというか楽しかったってことじゃないですか。いい意味で良かったってことで、結末までいい雰囲気でいきたいですね。」
中野「あとは喧嘩しないように千秋楽を迎えられるように願うばかりです。(笑)みんな役者一本と言うわけじゃなくて、シンガーだったり、ダンスもやって、役者もやってて、共通の会話が多くなってるから、打ち解けるのが凄く早かったのかもしれないですね。」

Q.役柄について、どんな風に演じていこうと考えていますか?

ソンモ「僕は前作を動画で見たんですけど、自分が思っている志音のキャラクターの性格とか人柄とか言い方とかあって、これは日本の演技と韓国の演技が違うとも思ったことも、もちろんありますね。日本だから、日本のスタイルでやらなきゃいけないんだったらやるんですけど、中野さんに“これはちょっと迷いますね”と言ったら、“じゃ自分のスタイルを作ってみましょう”ということなので、これからが楽しみです。志音がどんなキャラクターになるのかも楽しみだし、どんな結弦が生まれるのか、どんな黒澤が生まれるのかも楽しみになりました。」

―ソンモさん流のキャラクターを作っていくということですね

中野「もちろんそれがベストだと思っていて、人が変わればもちろん性格とかも変わっていくだろうし、みんな触れ合っていったら、キャラクターが育っていくだろうから、過去にやったものであろうと、基本は“無”から生み出していくものだと思っているので、まず自分たちが物語で感じたことをやってもらう方が僕は好きです。前回とは全く違うものになるはずです。」

山田「僕は今回、歌もお芝居も自分の大好きなことが両方出来るので凄い嬉しかったです。結弦というキャラクターをどう演じるかについては、今まで自分がやったことないような役なので、自分の新しい挑戦でもありますし、やっていきながら、いろいろ話し合って、素晴らしい作品に出来たらなと思ってます。」

松浦「黒澤は、プロデューサーの位置でみんなを支えたりする部分がある役なんですけど、稽古の段階でも、今回年下の人たちも沢山いる中で、得意ではないですけど、役もそうですし、稽古場でもすごく信頼されるような、みんなの空気作りだったり、その中で作品をみんながやりやすいようなポジションとして、繋がるような感じでやっていきたいなという思いがあります。そういうのがまた作品にも活きる瞬間というのがあるのかなと思うからこそ、これからの稽古もみんなでストイックになる部分はストイックにやって、演出をしてくださる中野さんの思いに寄り添いながら頑張っていけたらいいなって思います。」

松浦さんはリーダー的にまとめてくれる感じでしょうか?

松浦「いや(笑)リーダー的ではないですが、空気作りというか、ピリついた空気というよりは和ませる空気を作るような位置でもあったりするので、重なる部分があればそれはそれでいいのかなと思います。」
山田「今日話してみて、黒澤が松浦さん色が出るのかなって凄い楽しみですね。」
松浦「自分なりの黒澤を演じさせていただいて、いい掛け合いが出来たらいいかなと思ってます。」

Q.この作品で見てほしいシーンや部分はありますか?

中野「シーンということで言うと、まず2人の友情のところ。志音と結弦から生まれていく友情と、その仲間たちが“一緒にチームって素敵だね”とか“友達って素敵だね”って思えるような。それでひとつひとつのキャラクターたちが愛されるような作品にはしたいなと。みんないろんな活動されてるからこそ、音楽だけを見せる舞台じゃなくて、いろんな形で楽しめる、こんなミュージカルの形があるんだという一石は投じたいなと思ってます。“だからこのキャスト達なんだ!なるほどね!”と、みんなの個性とか武器とかをこれから稽古でさらにブラッシュアップしながら作品を育てないなと思います。こんなに何でも出来る人たち、勿体なくないですか、使わないと!」

Q.これから本格的な稽古ということですが、お正月も?

中野「(笑)正月はさすがに実家とかに帰ってもらって。でもソンモ君の台本はこんなに分厚くて、僕らは1行で済むのを3行書いてあるので、それを考えたら僕らも手を抜いてられないなと思って、万全の体制で迎えられるようにしたいです。」
松浦「不思議なもんで、ソンモ君の台本を見ると“きゅん!”ってなります(全員笑)なんかゾワゾワするんです。そのくらい2倍3倍やらないといけないですね。」
中野「本と言うか、辞書ですね。」

Q.ソンモさんは、台本はどうやって覚えていくんですか?

ソンモ「僕はひとつが終わってから、すぐ次を頭に入れるタイプなんですが、今、ファンミが終わって韓国に帰ったら、ずっと正月もこれ(台本)をやるんじゃないかなと(笑)思います。」
中野「正月もやるって!(2人に)」
松浦「え?正月、ここ(稽古場)空いてます?」(全員笑)

松浦「(ソンモさんに)実際、セリフは入りやすいほうですか?」
ソンモ「そうですね、韓国語だったらですね。めちゃくちゃアドリブをするタイプなんです、毎回変えながら。でも日本語ではちょっと難しいかもしれないです。自分のソロ曲も日本語の曲で頭が真っ白になっちゃうと…韓国語だったらどんな単語でも入れてしまうんですけど、日本語だと1秒遅かったら全部後ろが無くなるから、それが自分は一番不安です。」
松浦「もし、うわ~っやばい!って歌の場面になったら、自分に指さしてくれたら俺が日本語で歌いますよ」(笑)
ソンモ「そこまで考えました!(共演シーンが多い)結弦も?」
(とっさにうなづく山田さん)
ソンモ「今度会った時、僕の歌詞までちょっと覚えておいてください(全員笑)目線を送ります!」
山田「超困るじゃないですか~」(全員笑)

松浦「ちなみに以前、中野さんの舞台をやった時に、僕が真ん中で後ろに10人くらいいて、僕がソロで歌い終わったら後ろを向いて、全員が歌い出すシーンのとき、自分の歌が全然出てこなくて、“出てこない、でも感覚的に歌えるだろう”と思ったら、ついオリジナルで歌を歌ってたんです。それで振り向いてバトンタッチして中野さんのチームの人が歌うところで、オリジナルやってしまったので面白すぎて(笑いをこらえて)肩を震わせてました。」
ソンモ「それを想像するだけでもやばいです!」
中野「それが外国語ってなったら怖いですね。」
ソンモ「セリフだったら、間があっても次のセリフを共演者が投げてくれればどうにかなるけど、歌は…」
(なにかいい対策はないかと、あれこれ提案する4人。話が尽きませんが、そろそろ終了ということで…)

Q.最後に意気込みをひとことずつお願いします。

ソンモ「僕も日本で初めて挑戦するジャンルなので、自分も頑張りたいと思うんですけど、みなさんに沢山応援してほしいなと思います。みんな頑張って準備すると思いますので、みなさん新しい年の始まりを僕たちといっしょに過ごしてほしいなと伝えたいです。みなさんと一緒にいい思い出を作りたいと思います。」

山田「今回僕にとっても初めてのミュージカルなので、新たな挑戦というか、新たな可能性を見い出せるような機会だと思っていますので、そんな僕の挑戦をぜひ見に来てください。そして必ず最高のエンターテイナーをお送りします。」

松浦「新しい年の最初のミュージカルということで、自分たちもいいスタートを切れるように、そして見に来てくれたお客さんもこの舞台を見て、素敵な2023年を過ごしてもらえるように、素敵な作品を作れるように頑張っていくので、ぜひ楽しみに待っててください。」

中野「キャストのみんなも、スタッフのみんなも、見に来てくれる皆さんにも、かけがえのない時間にしたいなと思います。」

顔合わせ初日から意気投合していたキャストの3人。それぞれの個性とチャレンジ精神で、新しい年のスタートとともに、どんな舞台を見せてくれるのか期待が膨らみます!

「リフレインする君の声~encore 2023~」ゲネプロも取材しました!

MUSICAL「リフレインする君の声~encore 2023~」

出演:ソンモ(ex 超新星) / 山田恭(円神) / 松浦司 / 真田貴裕 / 上枝恵美加 / 鈴木亜里紗 / 森重秀太(Zero PLANETグループ) / 森脇梨々夏 / 高畑元翔/ 古畑恵介 / 水田達貴 / ミヤタユーヤ / 高橋なな / 望月こと葉 / みそ。 /田中優希 / 豊原皇介 / 川代峻平 / 内海大輔 / 五十嵐啓輔

原案・演出 : 中野智行(PaniCrew)
音楽プロデュース:RUI(ex CODE-V)
脚本 : 平野建(アフリカ座)
脚色 : DrG.YOU
主催・企画・製作 : BIG UP
協力:株式会社EARLY WING / 株式会社R&J / 株式会社 サンミュージックブレーン / スペースクラフト・エージェンシー株式会社 / 株式会社2PS / 合同会社Tripod Bishop / 株式会社パルムプロモーション / 株式会社プラチナムプロダクション / 株式会社ミューズエンタープライズ / 吉本興業株式会社 / 株式会社和奏AGENCY / 株式会社ワタナベエンターテインメント (50音順)

◆日程
2023年1月19日(木)~22日(日)

1/19(木) 14:00公演★ / 18:30公演★
1/20(金) 13:00公演★ / 18:30公演★
1/21(土) 13:00公演 / 18:30公演
1/22(日) 12:00公演 / 16:00公演
※全8公演
※開場時間:開演の30分前予定
★の回はアフタートーク開催

◆会場
六行会ホール(東京都品川区北品川2丁目32?3)

◆ストーリー
不幸な境遇で育ちビッグになることを夢見るボーカル「志音」
徐々に視力が奪われていく網膜色素変性症を抱えるギターリスト「結弦」
そしてふたりに共感し共に音楽を追求する
メンバーやスタッフ達が織りなす奇跡の物語
彼らの追求する命(ライブ)の先にあるものは何なのか…




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