【取材レポ】グァンス(SUPERNOVA)「自分にとってもターニングポイントになる作品」舞台「私に会いに来て」開幕!囲み取材&公開ゲネプロ

左から 中村優一、グァンス(SUPERNOVA)、藤田玲、栗原英雄、兒玉遥、西葉瑞希

舞台「私に会いに来て」が9月13日に初日を迎え、公開ゲネプロの前に囲み取材が行われた。主演のキム・インジュン刑事役には俳優やロックバンド「DUSTZ」のヴォーカルなどマルチに活躍する藤田玲、チョ・ナンホ刑事役には平成仮面ライダーシリーズに出演した中村優一、パク・ヨンオク記者役にはHKT48卒業後舞台初出演となる兒玉遥、茶房の従業員ミスキム役にはアイドルユニット「きゅい~ん’ズ」の西葉瑞希、そして、キム・セゴン課長役には大河ドラマからミュージカルまで多方面に活躍する栗原英雄、そして容疑者役を演じるのが、韓国出身のダンスヴォーカルグループSUPERNOVAのグァンスが登壇し、舞台への意気込みを語った。

韓国で2003年に公開され、観客500万人を突破した当時としては記録的な大ヒットとなったポン・ジュノ監督の映画「殺人の記憶」。そしてその原作が舞台「私に会いに来て」。実際の猟奇殺人事件の資料をもとに創作され、韓国では1996年の初演から再演を重ね大ヒットとなった。2018年3月に日本初上演され、この度、2019年9月、東京・新国立劇場小劇場、大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。

Q.初日を迎えますが意気込みをお願いします。

藤田「結構ちゃんと、一個一個詰めて稽古出来たので、この韓国の作品に恥じないような日本バージョンが出来たらなと思っておりますので、みなさん楽しみに観ていただけたらなという自信はあります。」

西葉「とても重たい作品ではあるんですけど、みなさんに観ていただきたいなと思って毎日稽古しました。ぜひ見に来てください。」

兒玉「稽古場からみんなで丁寧に一緒に作り上げて、今回、日本版ですけど、すごくいい作品に仕上がってると思います。観に来てくださったら200%良かった!と思ってもらえる舞台だと思うので、ぜひいろんな人に観てもらいたいと思います。」

栗原「今日まで3週間ちょっと、気力、体力、集中力をすごく必要とする稽古でした。それが今日、ついに初日ということで、淡々と出来たらいいなと思ってますので、多くの方に観ていただきたいと思います。よろしくお願いします。」

グァンス「もともと原作の作品がすごくいい作品で、今回あらためてヨリコさんの演出、そして演者のみなさんの芝居でまた新しい世界感がたっぷり入ってる作品だと思いますので、自分自身もその演者の1人として、丁寧に演じてみなさんに届けたいなと思っています。」

中村「公演日数が、東京は今日入れて4日間、19日から大阪も2日間しかないので、本当に限られた公演数となってるので、ぜひ早く。というか、来ていただきたいという気持ちでありますね。終わってしまうので。終わった後に気付いても遅いので、とにかく来たいなと思ってる人は来てほしい。そういう作品です。お願いします。」

Q.藤田さん、栗原さん、結構重たいお芝居だと思うのですが、3週間の稽古はどんな雰囲気でしたか?エネルギーを全部使い果たした感じとか?

藤田「毎晩ぐっすり寝れましたね。」(笑)
栗原「嫌な夢を見ない日がないみたいな…」
藤田「そうですね!寝れるんですけど、悪夢にうなされるっていう毎日でしたね。でもほんと、メンバー同士は和気あいあいで、稽古になったら集中してという感じです。別にとてつもなく体を動かす舞台ではないんですが、まあ若干1名は動かす方(中村)は、いるんですけど、それでもどんどん痩せていくというか、脳みそがカロリーを使ってるのがすごい分かるので、たぶん見に来られる方も、すごい考えて、重いテーマだというのもありますけど、心にも頭にもいい意味でストレスがかかる舞台がこの稽古で仕上げられたんじゃないかなと。」

栗原「それと人の苦悩、僕たちが苦悩してる姿という、よく人の姿を見るとちょっと笑えてしまうのがあるじゃないですか、そういう人間の滑稽さとか真剣になるがゆえの愚かさとか。そういう意味でのコメディタッチなところもありますので、ちょっと肩の力を抜いて観に来ていただければなと思います。」
-見どころは悩んでる姿や人間関係でしょうか?
栗原「そうですね。それぞれのキャラクターがありますけど、どれかしらに観に来たお客様が共感出来たり、自分に当てはめたりとか、一緒に事件を解決していくことに参加出来るような作品になってると思います。」

Q.グァンスさん、もともと韓国の作品を今回日本で上演して、そこに出演する心境はいかがですか?

グァンス「グループがデビューする前から、子役で、韓国でお芝居の仕事をやらせていただいたんですけど、当時高校生のときに、この作品を初めて観て、それからすごく大好きになって100回以上観たくらい、すごく自分にとっては一生忘れない作品の中の1つなんですけど、その大好きだった作品に今回あらためて日本版のリメイクの舞台に出演が決まったときには、すごく嬉しかったし、すごく光栄と思っておりますし、自分が大好きだった作品で生きていられる自分が、今もすごく楽しみでワクワクしてるんですけど、頑張って演じたいなと思ってます。」

Q.兒玉さん、今回、HKT卒業後初のお仕事で初舞台ということですが、練習も重ねてみて、あらためて心境を教えてください。

兒玉「稽古中は上手く出来なくて悩んだ日々もあったんですけど、(共演者の)みなさんや(脚本・演出の)ヨリコさんや(演出助手の)石田さんが丁寧にアドバイスくださったり、協力もしてくださったので、今まで練習してきたこととか、稽古場でやったことを信じて本番に挑もうと思います。」

-自信のほどは?
兒玉「自信はあります。出来ますって自己暗示してます!」(笑)

-ここにいるキャストから、印象深かったり、今日からそれを意識してって覚えてるアドバイスがあれば教えていただけますか?
兒玉「何を言えばいいんだろう…(と考える兒玉に、栗原「覚えてない?」藤田「1つももらってないですって」というツッコミに一同爆笑)そんなことないです!(笑) でも気持ちの流れだったかな、シーンを抜いて稽古するときに、感情を持っていけないことがあるので、そこをちゃんと強調してお芝居するっていうことです。」
栗原「すごい努力してますよ。本当に変わったコジマさんを…」
兒玉「コジマさん!?(笑)(周りから「コジマじゃねーよ」「コダマだよって」と言われ大爆笑)
栗原「変わったコジマさんを。(兒玉「コダマです!」)コダマさんを観ていただければと思いますので」(笑)
兒玉「はい、こんな感じで和気あいあいとしたメンバーでやりますけど、作品はとても真剣に挑みますね。楽しみにしててください。」

Q.HKT48のメンバーとかも会いに来ては来れそうですか?

兒玉「はい、メンバーも何人か来るって連絡してくれてます。“私に会いに来て”って言いました。」(笑)

Q.兒玉さん(活動の)第2章みたいな感じになりますが、あらためてこういう風になりたいとか目標があれば教えてください。

兒玉「今まで、いろんな方、ファンのみなさんに支えてもらって今の自分があると思っているので、特別に女優になったからこう変わろうというのはないんですけど、そういった方々に恩返しができるように頑張ろうと思ってます。」

Q.グァンスさんは、日本でも1人でやっていく最初の作品ですが、意気込みを教えてください。

グァンス「ちょうど今年の7月に1人で、グループ活動以外にソロで役者としていろいろ活動がしたくて、正式にプロダクションと契約したんですけど、今回の作品は自分にとってもすごくターニングポイントになると思いますので、これをきっかけに来年から日本で活発的にいろんな作品に出演しながら、日本で役者の活動をやってみたいなって思ってます。」

Q.大阪公演の初日の19日は兒玉さんのお誕生日ですが…
兒玉「そうです。23歳になります。」
栗原「23歳?おめでとう」(笑)
-何か(共演者の方に)ねだっておけばもらえるかもしれないとかは?
栗原「藤田君から」
藤田「なんで僕なんですか、先輩お願いします」(笑)
兒玉「お芝居が上手くいったらご褒美でプレゼントもらえるように頑張ります。(何がほしいか?と聞かれ少し考え)マグカップ!」
藤田「なにそれ、旅行のお土産みたいなの(笑) マグカップなら10個買ってあげます。」(笑)
兒玉「やったー」

Q.あらためて最後に藤田さんからメッセージをお願いします。
藤田「舞台、私に会いに来て、新国立劇場でやっておりますので、みなさま僕たちに会いに来てください!」

重いテーマの舞台とは違い、和気あいあいな囲み取材となりました。
このあとは公開ゲネプロへ。
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