故チョ・ミンギの遺書が見つかる 韓国のネットユーザーの反応は…

  • 2018/3/10
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韓国俳優故チョ・ミンギの自筆の遺書の存在が明らかになった。

10日、広津警察署は「チョ・ミンギが死亡した場所で自筆の遺書を発見した」と発表した。
遺書はA4サイズの紙6枚分で、学生たちと家族に申し訳ないという内容が書かれていたという。警察は、遺族の立場を考慮して遺書は公開しないとコメントした。

故チョ・ミンギは、9日午前、外出中だった妻に「風にあたってくる」というメッセージを送った後、連絡が途絶えた。
連絡が取れなくなった妻は、マンション管理人に夫を探してほしいと要請し、管理室の職員が建物内を捜索した。

一方、妻は地下駐車場内にある倉庫の鍵2個のうち1個がなくなっていることに気づき、倉庫に行くと息途絶えた状態の故チョ・ミンギを発見した。

警察の監視カメラの分析結果、故チョ・ミンギは、9日午後1時20分にエレベーターに乗って地下1階に降りたことが明らかになった。
1回目の検死の結果により、死亡時刻は午後3時頃と推定されている。尚、他殺などの疑わしい点がないことから検死解剖は実施されない。

故チョ・ミンギのセクハラ疑惑は、本人による「(セクハラ暴露投稿に)関連した内容は明白なデマだ」との否定後に、清州大学卒業生たちの暴露が殺到、最終的に自身の非を認めて謝罪することになった。
しかし、その後も被害者が次々と現れ、その中の1人の女性からはカカオトーク(スマホアプリ)のわいせつメッセージが公開された。その後、女性はメディアインタビューでセクハラ発言や裸の写真が送られてきたことなどを赤裸々に告白し、騒動はさらに大きくなった。
そして、今月12日には、忠清北道地方警察庁で調査を受ける予定となっていた。

韓国のネットユーザーからは、家族に対する同情のコメントや「力を出してください」などの応援メッセージが多数寄せられる一方で、亡くなった故人に対しては「同情する気持ちになれない」「自殺することで社会的な雰囲気が免罪になるのは違うと思う」「亡くなったことは残念だが、途中で逃げるというのはどうか」など、冷ややかな反応が多い。

故チョ・ミンギの出棺は、3月12日午前6時30分に行われ、ソウル・追慕公園に埋葬される予定であることが伝えられている。




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