チョン・イル、10周年記念ファンミーティング 来日記者会見【取材レポート】

  • 2016/4/22
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チョン・イル2

『美男<イケメン>ラーメン店』『黄金の虹』『太陽を抱く月』『夜警日誌』などに出演し、幅広い演技力でアジアを席巻している俳優チョン・イルが、ドラマ『シンデレラと4人の騎士(原題)』の撮影の合間を縫って俳優生活10年目を記念したアニバーサリー・ファンミーティングの開催を前に記者会見が行われました。

パッチワーク風のジャケットとジーンズでファッション誌から抜け出したような着こなしで登壇したチョン・イル。限定のファンも見守るなか会見がスタート。

Q.一年ぶりの日本でのファンミーティングで今年は俳優デビュー10周年ということで、アニバーサリー的なファンミーティングに向けての意気込みをお聞かせください。

チョン・イル「早いものでデビューして10年が経ち、このように10周年のファンミーティングをすることが出来てとても感慨深い気持ちです。昨年みなさんとお会いして、また1年後にこうしてみなさんとお会いすることが出来て、とても幸せで嬉しいです。韓国では数え歳で30歳になりますが、20代をいろいろ振り返ってみると、辛いこともありましたし、幸せなことも本当に沢山ありました。でもいつもファンのみなさんがそばにいてくださったおかげで、これまでいろんなことを乗り越えて、こうして活動してこられたと思うので、この場をお借りしてファンの皆様に、あらためて心から感謝を申し上げたいという気持ちです。」

Q.ドラマの撮影の真っ只中のファンミーティングですが、内容を自身でいろいろと考えて、アイデアを沢山出されていましたが、チョン・イルさんにとって、この日本のファンとふれあうのはどのような意味を持たれるのでしょうか?

チョン・イル「みなさんともっと頻繁にお会いしたのですが、ファンミーティングはこれまで一年に一回しか出来ていなくて、ただ、僕が辛い時はみなさんにお会いすると本当に癒されてヒーリングをして帰ることが出来ますので、単純にファンミーティングというよりも、みなさんから癒されて、僕もみなさんに癒しを届けるような時間にしていきたいと思っています。ファンミーティングというものは、ドラマの撮影の準備以上に、いろいろ大変なような気がするんです。毎回ファンミーティングのたびに“ファンのみなさんに新しい姿や、新しいものをお見せしたい”と思って続けているので、もし、10年前からずっと見てきてくださっているファンの方がいらっしゃるとすれば、チョン・イルは本当に成長したなという風に思っていただけるんじゃないかなと思います。」

Q.今回のファンミーティングは特にどんなところを見てほしいですか?

チョン・イル「今回はステージと客席の距離をなるべく縮めたいと思い、客席で行う演出もあり、ファンのみなさんと楽しめるイベントを準備しています。私は俳優ですので、あるパフォーマンスも準備しています。一昨年からずっと一緒にやってきてくれているバンドの仲間たちと今回は一緒なので、みなさん2時間退屈しないと思います。」

チョン・イル1ここで「うしろに座っているのはファンのみなさんですね?」と見学しているファンに声をかけると「今日初めて来た方はいらっしゃいますか?大変なことになりましたね~今日、僕にすっかり惚れてしまうかもしれません。そこから抜け出せないと思います。」照れくさそうに語りファンを喜ばせた。

Q.撮影中のドラマ『シンデレラと4人の騎士(原題)』の撮影のための役作りについて。

チョン・イル「今回のドラマに出演を決めたきめ手はとなったのは、前作の『夜景日誌』や『黄金の虹』などがドラマ的にも重厚感があって、キャラクター的にも重いものだったので、20代を終える前にロマンティックなドラマをやっておきたいという気持ちがありました。今、10話まで撮影を終えたところですが、これまで演じてきたキャラクターとはスタイルが大きく変わっていると思います。以前は演技をするときに、とにかくがむしゃらに頑張って、自分のキャラクターを打ち出して見せていきたいという気負いがあったのですが、今はもっと自然体で役に溶け込むように努力をしています。みなさんご覧いただければ新鮮な感じで見ていただけるんじゃないかと思います。僕は日本では『美男<イケメン>ラーメン店』の時が最高潮に人気があったと聞いているのですが、ここではっきりと申し上げられるのは、間違いなく今回の新作は『美男<イケメン>ラーメン店』よりも面白いと思いまので、みなさんが大きな関心を持ってドラマを見ていただければと思います。」

Q. ドラマ撮影ではチョン・イルさんはじめ、アン・ジェヒョンさんなど、素敵な方が沢山いる中での撮影現場の雰囲気など教えてください。

チョン・イル「今回の撮影は同世代の役者さんたちとの共演もしているのでとても楽しいのです。でもプレッシャーにもなるのが、同年代の俳優さんたちの中で私が一番先輩なので、後輩のみんなから演技についていろいろ聞かれるのですが、教えるよりも自分自身しっかりとやらなきゃなという気持ちになります。現場は本当に和気あいあいとしています。このドラマは全て事前制作で撮られるので、そのおかげで俳優同士いろんな話をする時間もたっぷりありますし、役作りにかける時間も十分にあるので、今回のドラマは本当に期待していただいていいと思います。」

Q.これまで日本で行ったファンミーティングで、どのようなことが一番思い出されますか?

チョン・イル「昨年のイベントで壁ドンをやったことがとても記憶に残っています。ファンミーティングはこれまで日本だけでなく、他の海外の国も合わせて20回近くやってきていますが、回数を重ねていくことでファンのみなさんがどんなことをすれば喜んでくださるか、だんだん分かるようになってきました。今回はデビュー10周年のファンミーティングということで、時間が少し短くドラマの撮影もあったので、準備の時間がたっぷり取れなかったのが残念ではありますが、ファンのみなさんとの“コミュニケーション”や“ふれあい”を一番大事に考えながら準備してきましたので、これまでとはまた違ったファンミーティングになるのではないかと思います。」

Q.俳優として、精神的にも体力的にも大変なことが多いと思いますが、日頃の習慣や心の支えになっていることがありましたら教えてください。

チョン・イル「僕自身、演技をするスタイルがこれまでと大きく変わってきたと思うんです。今回の作品は、よりリラックスして演技が出来るようにと考えていました。いつも演技をする際に気を付けているのは、セリフのトーンや表情、キャラクターの分析、役作りを考えています。いつもドラマをやるときには自然体でリラックスして演技をするように努めているのですが、役作りのために普段から心がけているのは間接的な体験を多く積むように努めています。例えば、本を読んだり、映画を観たり、ドラマを見たり、美術館に行って絵を見るのも好きなんです。旅行もとても好きで昨年12月には日本に来て、20日間近く東京や名古屋やその他の地方を廻って新幹線に乗って一人旅をしたのですが、20代最後の時間を日本で締めくくったんです。
俳優生活をしながら心の支えになってきたものは、これまでスランプも多く経験していますし、演技を続けていくうえで辛いことも多くありました。健康面を少し悪くした時にはファンのみなさんが送ってくださった手紙も読み返して涙を流したこともあったのですが、やはり辛い時に心の支えになってくれたのはファンのみなさんの存在でした。いくら忙しくてもこうして日本のみなさんに会いたいという気持ちになります。特に日本のファンのみなさんは、本当に昔から僕に会いに来てくれるファンの方もいて、小さな会場でやっている時から足を運んでくださって、今となってはこんな大きな会場で大勢の方が来てくださるようになりましたが、長い時間かけて日本のファンのみなさんとの間には義理のような感情が積み重なってきたんじゃないかなと思っています。」

チョン・イル3

フォトセッションでは、要望に応えて沢山のポーズを作ってくれました。この後にイベントでは、会見で話してくれたように、出来るだけ多くのファンと触れ合えるような演出で終始佐楽しませてくれたチョン・イルさん。撮影中のドラマも期待大です!




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