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- 韓国の名節には欠かせないジョン(煎)が大人気の元祖麻浦(マポ)ハルモニピンデトク!韓国B級グルメ
韓国の名節(ミョンジョル)といえば、秋夕(チュソク)と旧正月(ソルラル)。日本で言えばお盆と正月といったところですね^^。
名節は韓国語では명절(ミョンジョル)と書きます。
名節(ミョンジョル)シーズンといえば、韓国のお嫁さんたちは本当に大忙しです。なにしろ親戚中が大集合するので、大量の名節料理を準備しなくてはならず、さらには朝・昼・晩と1日3食の食事+間食のセッティングから後片付け、洗い物설거지(ソルゴジ)まで、その量たるやハンパなく大量でまさに大忙し。
姑さん、お舅さんはもちろんのこと親戚への気遣いや人間関係、さらには名節(ミョンジョル)シーズンの民族大移動による交通渋滞のストレスまで加わり、名節症候群명절증후군(ミョンジョルチュンフグン)なる言葉もよくニュースで目にします。意味は、韓国の名節(ミョンジョル)前後に起こる体調不良のことを差します^^;。
・・・と話が少しそれてきましたが、名節(ミョンジョル)に欠かせない料理といえば、餅떡(トッ)と전(ジョン/煎)。
ジョンとは、野菜、肉、魚、貝などに小麦粉をまぶして卵の衣をつけて油で焼いた韓国料理。
その種類たるや定番のジョンから、様々なアレンジの加わったジョンまで数百種類もあるとも言われています。
そして、毎年、名節前になると大混雑することで有名なのが、麻浦区(マポグ)孔徳洞(コンドットン)にある、「元祖麻浦(マポ)ハルモニピンデトク원조 마포할머니빈대떡」。
ピンデトク빈대떡とは、緑豆粉の生地で丸く焼いた韓国料理で、普段は店内でピンデトクやジョン、揚げ物튀김(ティギム)を食べることができます。
名節前には、名節用に大量のジョンが用意され、お店にはたくさんのお客さんがジョンを買い求めにやってきて大混雑します。
写真は2月8日(旧暦の1月1日)の前日である、2月7日夜撮影。夜にも関わらず、たくさんの人で活気にあふれていましたよ。
看板には「名節 ジョン、ピンデトク(店内でも)販売しています」と書かれています。
24時間営業の元祖麻浦(マポ)ハルモニピンデトク원조 마포할머니빈대떡。「孔徳(コンドッ)市場のピンデトクの店の元祖店です」と書かれています。
ピンデトク、ジョン、揚げ物づくりに大忙しのアジュンマたち。垂れ幕には「幸せな名節を願います」と書かれています。
その場で焼きたてを買うことができます。
量り売りで、キロ単位で約○万ウォン~ということで3種類のパックが用意されています。手前にはビニール手袋があります(黄緑色の箱)。自分の買いたい量のパックを手にしたらビニール手袋をつけて、いざ店内にずらりとならぶジョンの方へ移動!
↑こちらは揚げ物。トッポキのお店に行くとメニューにあるお馴染みの揚げ物튀김(ティギム)とともに、ペットボトルに入ったシッケも。
↑こんな風にビニール手袋をはめてお好みのジョンを入れていきます。
お店の奥にもジョンが待機中。
道路側には大量の油の缶が並んでいます。
こちらは店外の販売の様子。道路側はもちろん、店内、そして路地側でも販売中。
路地側には焼きたてピンデトクも。本当にたくさんの人でいっぱいでした。アジュンマたちが手際よくピンデトクを焼きながらお客さんをさばいていきます。そして、こちらはすぐ隣のお店。こちらも夜なのにたくさんの人が列をなしていました。 旧正月の前日の韓国の一コマをお届けしてみましたがいかがでしたでしょうか?
韓国人から見るとそこまで目新しい風景ではなくても、日本人から見ると大量のジョンやティギムはなんだか圧巻に見えてしまうのではないでしょうか?
近くにお越しの際には、ひと味違った韓国グルメを楽しむべく、立ち寄ってみるのもいいかもしれませんよ^^。
원조 마포할머니빈대떡
住所:ソウル市麻浦区孔徳洞256-30(孔徳市場5号)
電話番号:02-715-3775/010-2772-7639
交通アクセス:地下鉄5号線5番出口からマンリ洞方面に約150m。孔徳市場入り口に位置。