７０万部のベストセラー、新堂冬樹の純愛小説『忘れ雪』が待望の実写映画化。１１月７日（土）に一般公開に先駆けての特別上映会が１０月２３日（金）シネマート新宿で行われ、日本映画初主演となる2PMのチャンソン、ヒロイン役の大野いとらが登壇し、舞台挨拶が行われました。

映画上映後の舞台挨拶には大歓声に包まれながら、主演でテオ役のチャンソン、ヒロインの深雪役の大野いと、テオの友人、鳴海役の久保田悠来、深雪の少女時代を演じた村山優香、原作者の新堂冬樹、監督のハン・サンヒ監督と豪華なメンバーがステージに登壇。

写真左から、新堂冬樹、久保田悠来、チャンソン、大野いと、村山優香、ハン・サンヒ監督

『忘れ雪』が初めての恋愛小説であり、「黒新堂」「白新堂」と言われるきっかけとなった思い出深い作品という原作者の新堂冬樹は「おかげさまで凄く人気のある作品になり、映像化までに10年以上かかったのですが、今日、このようにチャンソン君が主演をやってくれるサプライズと、大野いとさんと、新堂作品3作目で、もはや新堂ファミリーでもある久保田君、これが初デビューの村山優香ちゃん、そしてなんといってもピュアな感動を作らせたら、私の中では、世界一のハン監督というチームに巡り合えて、ここまで待って良かったと思っています」「自分の中でも一番の代表作だったので、1ファンとして観ました」と映画化になった喜びを語り、ヒロイン役に大野いとに熱いラブコールをしたことについて「深雪というのは凄く透明な感じで、大野さんの透明な感じは、たぶん右に出るものはいないと思います。まなざしで演技が出来るところが良かった」と絶賛した。

全編日本語のセリフに挑戦した主演のチャンソンは「セリフや韓国の人以外は全部日本人なので、全部日本語なのはちょっと難しかったです。役も獣医なので発音で難しい単語がありました。例えば「診察室（しんさつしつ）」とか難しくて…何回もNGがありましたけど、いろいろ助けてもらって良かったです」

熱いラブコールをうけてヒロイン役となった大野いとは、そのヒロイン深雪役について問われると「台本を読んで、犬が好きというところに私はドキってしてしまって(笑)…私、犬があまり触るのが苦手だったので、まずそこからでしたけど…ドックカフェとか、犬のドックランとかに犬好きの友達と一緒に行ったりして、犬と触れ合うのが楽しくなるようにしたりしました」現在は「撮影中は凄く大好きになったんですけど、撮影が終わるとやっぱり犬と道ですれ違う時、こう（避けて）しまいますね」と答え、映画での自然な演技に周りを驚かせた。

テオの友人役としてチャンソンと共演した久保田悠来は、撮影のエピソードを聞かれると「裸の付き合いが出来たのが一番良かったです（チャンソン「一番良かったのがそれ？(笑)」）と会場を沸かせ「シャワーを浴びるシーンで、僕も浴びていて、お互いの体を見せ合いながら、筋肉の見せ合いでしたね(笑)それが一番覚えてます。チャンソンの白い肉体を僕が一番間近で見ました！(笑)それしかないです、野獣ボディが！」に会場からは悲鳴と歓声が沸き、恥ずかしそうに笑うチャンソン。

深雪の少女時代を演じた村山優香は、高校生のテオからプロポーズされるという場面について聞かれると、「台本を読んで、“二人で惹かれ合う”と書いてあったのですが、撮影の時まだ私は小学６年生で、チャンソンさんは25歳の大人なので、大丈夫かなと心配だったのですが、実際に撮影の時に、チャンソンさんの制服姿を見て、凄く似合っていて、チャンソンさんが高校生に見えるかなと心配してたのですが、バッチリ高校生に見えたので良かったです」と答え、会場の笑いを誘うと、チャンソンは「ありがとうございます…」と照れさそうに答えた。

２人の男女の繊細な心を丁寧に描いた本作についてハン監督は「深雪がずっとテオを待っていて、会いたくてもすれ違う心は、どこの人でもそういう思い出があると思います。原作のその気持ちを映画化にするのに、あまり説明がなく、観客と一緒にお互い考える方向で作りました」と作品へのこだわりを語った。

ここでマスコミのフォトセッションが行われ、最後にチャンソンさんから挨拶。
チャンソンは「『忘れ雪』という映画は、ちょっと悲しいストーリーでありますけど、この映画を見て家に帰るとき、悲しいけど、深雪とテオのお互いの純粋な愛を思いながら家に帰ってください。ありがとうございます。よろしくお願いします」と日本語でアピールし、舞台挨拶を終えた。
本作は11月7日(土)から全国順次公開される。

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