日本でも報道が続いているMERS(中東呼吸器症候群)。
韓国でも連日マスコミの報道が続くものの、6月上旬のパニック状態の時期に比べると小・中・高校の休校措置も解除となったこともあり、市民の反応は若干の落ち着きを見せつつある。ただ、やはり街中にはあちこちに注意を喚起するポスターや貼り紙が。
韓国のとある雑居ビルで見かけたMERS注意の貼り紙。韓国語で「MRES拡散防止のためにひじでボタンを押して下さい」と書かれている。
「MERS 必ず知っておかなければいけない10のこと」が書かれた、保健福祉部のポスター。
こちらは中東呼吸器症候群として、主要な症状と注意事項が書かれた疾病管理本部のポスター。右側にある、「ラクダとの密接な接触を避ける」「ラクダの乳や肉を食べないように」という注意事項は日本の一部マスコミも報道した通り、市民の失笑を浴びることになった。
25日11時現在、韓国保健福祉部の公表した「MERS患者が発生した医療機関及び患者が経由した医療機関等」(潜伏期間(14日)が経過していない医療機関)は以下の通りだ。
MERS患者が発生した医療機関及び患者が経由した医療機関等
(25日11時現在/韓国保健福祉部公表)
【患者が発生した機関】 (〔 〕内は接触期間)
1 ソウル市 広津区 建国大学病院(応急室、入院)〔6月16日~19日〕
2 釜山市 水営区 チョウンカンアン病院(入院)〔6月11日~12日〕
【患者が経由した機関等】(〔 〕内は接触期間)
1 ソウル市 蘆原区 シウォナン耳鼻咽喉科医院(外来) 〔6月12日〕
2 ソウル市 江南区 ココ耳鼻咽喉科(外来)〔6月12日〕
3 ソウル市 江東区 モクチャス内科医院(外来)〔6月11日~12日〕
4 ソウル市 江東区 インソンダン韓医院(外来)〔6月12日〕
5 ソウル市 江東区 ボン耳鼻咽喉科(外来)〔6月15日〕
6 ソウル市 江東区 江東神経外科医院(外来)〔6月15日~16日〕
7 ソウル市 江東区 江東聖心病院(入院)〔6月17日~22日〕
8 ソウル市 江南区 スソ第一医院(外来)〔6月17日〕
9 京畿道 九里市 ソクピョン韓内科(外来)〔6月20日〕
10 京畿道 九里市 カイザー再活病院(入院)〔6月19日~20日〕
11 京畿道 平澤市 セウリ医院(外来)〔6月17日、19日〕
12 京畿道 平澤市 博愛病院(応急室)〔6月18日、20日、21日〕
13 その他 聖母慈愛福祉館(江南区)〔6月15日〕
※確定患者の救急車搬送中の感染例2人、調査中の5人は含まず
※6月25日基準とし、最長潜伏期間(14日)が経過した6月10日以前の期間は終了処理
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