橋本さとし、韓国ソウルでミュージカル「シャーロックホームズ」コンサートに特別ゲスト出演!
今月15、韓国ソウル、ユニバーサルアートセンター 大劇場(1082席)にて、俳優の橋本さとしが、初めて韓国のミュージカルファンの前で歌を披露した。
橋本は今年1月、韓国で大ヒットを記録した人気ミュージカル『シャーロック ホームズ~アンダーソン家の秘密~』の日本版初演で、主演のシャーロックを演じ、繊細かつスケールの大きな表現力と、豊かな歌声で好評を博した。(日本版公演:2014年1月、東京芸術劇場プレイハウス、他全国公演 出演:橋本さとし、一路真輝、浦井健治、他 製作:東宝芸能、キューブ)
同公演は、2011年に韓国で初演、多くの演劇賞を受賞し、再演を重ね、今年3月にはシーズン2の『シャーロック ホームズ2~ブラッディゲーム~』も上演、更に来月11月13日からは『アンダーソン家の秘密』の5度目の再演も決定している。
韓国での再演の開幕に向け、同シリーズに出演する俳優が総出演し、作品のナンバーを歌う『シャーロック ホームズ コンサート』を開催。今回、橋本は韓国のカンパニーから特別ゲストとして招待を受けた。
橋本は、『レ・ミゼラブル』ジャン・バルジャン役、『ミス・サイゴン』エンジニア役、『ジェーン・エア』ロチェスター役など、グランドミュージカルの主演を多く務め、ストレートプレイや映像でも活躍している俳優だが、韓国でのステージ出演は初。
同作品のドラマティックで美しい曲の数々を、シーズン1,2でシャーロックを演じたソン・ヨンジン、キム・ドヒョン始め、高い歌唱力を誇る韓国ミュージカルの人気俳優が一堂に会し共演するとあって、会場には満員の熱烈なシャーロックファンが集まった。コンサートでは、13人編成の生演奏と50人以上のコーラス&アンサンブルをバックにキャストが次々に登場しハイライトナンバーを披露。舞台上総勢約90名による迫力のステージが展開された。いずれのキャストも高い歌唱力を遺憾なく発揮し、贅沢な空間となった。
橋本さとしは、コンサート中盤、韓国シャーロック役のソン・ヨンジン、キム・ドヒョン、アン・ジェモ(新キャスト)に呼び入れられる形でステージに登場。橋本は韓国語で挨拶。韓国シャーロックのトリプルキャストと橋本、日韓4人のシャーロックが顔を揃えトークが繰り広げられた。
今年1月、日本版初演を観劇したソン・ヨンジンと橋本さとしは10ヶ月ぶりの再会。「今まで演じた役と比べて、シャーロックというキャラクターの魅力は?」「日本のお客様の反応は?」「好きな場面は?」等、3人の韓国シャーロックからの質問に、橋本は、本能で謎を解くキャラクターとして捉えたシャーロック役へのアプローチについて、共演者との舞台上のエピソードなど、軽妙なトークで笑いを誘った。
さらに客席へのメッセージとして、
「このミュージカル『シャーロック ホームズ』が生まれた韓国の地に来られた事を、本当に光栄に思います。エンタテインメントを通じてこうして皆さんと一緒になれるということは、僕にとって本当に喜びです。日本へは、皆様の熱い”キモチ”と、本場の“キムチ”をお土産にしたいと思います!」と語ると、会場は爆笑と喝采に包まれた。
そしてトークコーナーが終了し、橋本さとしが歌を披露。シャーロックが自らの推理と心情の狭間の葛藤するソロの大ナンバー「悲しい真実」の日本語バージョンを美しく伸びのある歌声で歌い切った。圧倒的な“日本版シャーロック”の熱演に、耳の肥えた韓国ミュージカルファンからは、大歓声と惜しみない拍手喝采が鳴り響いた。
ステージ上では橋本から、日本では来年2015年4月に、日本版『シャーロック ホームズ2~ブラッディゲーム~』が上演されることも発表され、ソン?ヨンジン、キムドヒョンも、日本版シーズン2に期待を寄せた。
『ブラッディゲーム』では、“切り裂きジャック”を名乗る人物の出現に、ホームズとワトソンが更なる難事件に挑む。橋本ホームズ&一路ワトソン、一風変わった男女コンビの名推理が再び見られる日も近い。
好評を得た『アンダーソン家の秘密』の続編とあって、期待は高まる。
日韓実力派ミュージカルスターの共演で一層盛り上がりを見せた『シャーロックホームズ』、両国カンパニーの躍進はまだまだ止まらなさそうだ。
■韓国版『シャーロック ホームズ~アンダーソン家の秘密~』(製作:レヒ、R&D WORKS)
2014年11月13日~
韓国ソウル 斗山(トゥサン)アートセンター ヨンガンホールにて上演
■日本版『シャーロック ホームズ2~ブラッディゲーム~』
出演:橋本さとし、一路真輝、他。
2015年4月上演予定。
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