来る2014年11月7日(金)~9日(日)(全6回公演)東京・六本木ブルーシアターにて、韓国ミュージカル「太陽を抱く月」が開催されることとなり、9月18日(木)GINZA K-PLACE by BAGUSにて、主人公のイ・フォン役を演じる超新星のソンモが登壇し会見が行われた。
韓国ミュージカル「太陽を抱く月」は、2013年夏に韓国で初めて上演された作品。日本ではキム・スヒョン主演のテレビドラマがNHK-BSで放送され、ドラマファンの人気を集めた大人気ドラマ。その原作のベストセラー小説の要素をベースにミュージカル化され、韓国演劇界の中で大きな話題となった。朝鮮時代を舞台にしながらバラードやラテン等、現代的なメロディがふんだんに取り入れられた斬新な音楽、伝統的な美しい色彩溢れる舞台セットと衣装、そして何よりも、運命の恋人たちを取り囲む切ないドラマの思わず胸がキュンとする場面の連続に、ミュージカルファンだけでなく、初めてミュージカルに触れる層からの支持を受け、母娘で鑑賞したり、リピーターが続出したりと、幅広い観客層から支持を集めた。日本では、主人公の王様役を超新星・ソンジェが演じた2013年に引き続き、今回再び日本で上演されるととなり、超新星・ソンモを中心に韓国の実力派ミュージカル俳優が、登場人物に素晴らしい息を吹き込むことが期待され、大盛況で終えた前作とは全く違う作品として生まれ変わった「太陽を抱く月」が楽しめる予定だ。また、「Summer Snow」でも共演したJewelも出演することが決まっている。
会見場に白いワイシャツとネクタイ姿で爽やかに登壇したソンモは「皆さん、こんにちは、超新星のソンモです。今日はよろしくお願いします」と挨拶すると、「今回ミュージカルが時代劇で、言葉も難しいし、僕が少し日本語を喋れるのは知っていると思いますが、今日はミュージカルについて話したいこと、思っていることや、気持ちをちゃんと皆さんに伝えるようにMCさんに通訳をお願いしたいと思います」と前置きし、韓国語で率直な気持ちを伝えたいとの意向で会見が始まった。
―今回、この作品に出演が決まった時、どう思われましたか?
ソンモ:この作品は韓国でも本当に大人気作品で、僕もドラマを見ていました。僕も今までいろいろなミュージカルや演劇をしてきましたが、一度、こういった重々しくてかっこいい王様の役をいつかやってみたいなとドラマを見ながら思っていました。そう思っていた矢先に、今回キャスティングされたことは本当に光栄に思っています。今回はファンの皆さんに僕の新しい姿をお見せ出来るのではないかと凄く心がときめいています。
―台本を初めて読んだ時の印象は?
ソンモ:やっぱり…(日本語が出てしまい、笑)セリフが長いと思いました。チョー長いです。今回、台本を読みながら場面が浮かんだというのは初めてのことだったので、早く演じたいと思いました。今回日本に来るときに飛行機の中で台本を読んでいたのですが、静かに台本を読んでいると、本当にその場面が浮かんできて、場面ごとに自分が演技している姿も見えてくような感じがしました。早く練習して舞台に立ちたい、早く皆さんにお見せしたいという気持ちがどんどん沸いてきました。
(続けて日本語で)僕がどのくらい表現できるか分からないけど、台本は100点です、感動しました。
―ソンモさんが演じる朝鮮王朝の王様のイ・フォンは、どんな役柄になりますか?
ソンモ:このイ・フォンは、最初は全然至らない皇太子だったのですが、ヨヌという一人の女性を知ることになって、成長したり、いろいろな事件が起こることになる構成の作品になっています。僕が今回このキャラクターを演じるにあたって、素晴らしい台本に忠実に演技をしたいと思っています。それだけとても面白くて、反転もあるような作品になってくると思います。
―自分の性格とイ・フォンの共通点は?
ソンモ:一人の女性に嵌ってしまうと、その女性以外は何も見えなくなるという「純粋さ」は僕と同じだと思います。…女が好きとかではなく(笑)「純粋」が重要です!
―では違う部分はありますか?
ソンモ:イ・フォンという人物は、愛する人を失ってしまうことで、二面性を持つようなキャラクターで、人に背を向けたりする状況や行動も取るのですが、僕がもしそういう状況に陥ったとしても、イ・フォンと同じ行動を取るだろうなと推測しますので、台本を読んだ今の段階では、違うと思うようなところはなく、共感する部分がとても多いです。
(続けて)1個あるのですが…イ・フォンはこの世で自分が一番かっこいいと思う人で、自分の口で表現したりするのですが、そこが違うと思います。それはジヒョクです。(笑)
―ソンモさんは、自分でこの世で一番かっこいいと思うことはありますか?
ソンモ:それは本当にないです。何百位?に入るくらいと思ったとこはあるのですが、この世で僕が一番だと思うのは、たぶんジヒョクとかグァンスとかで(笑)…僕はないです、本当です。
―ズバリ、この作品の見どころは?
ソンモ:今回この作品で、代表の方や演出家の方とかと、しっかりいろんな話をしているのですが、特に「歌」「演技」「ダンス」が全て完璧だと思います。他の共演者の方々も、その分野それぞれのプロの素晴らしい方々がキャスティングされていると聞いています。とても皆さん素晴らしい方々ばかりですので、今回の作品は、目と耳が本当に満足するというくらい最高なミュージカルだと自負していますので、僕自身も凄く期待しています。
―初の時代劇ミュージカルということで、役作りで参考にしたドラマや作品、キャラクターはありますか?
ソンモ:僕は時代劇が個人的に好きで、このミュージカルのドラマのほうも本番から見ていたのですが、今も参考にしながら見ているんです。一番重要だと思うのは「言葉」で、今の時代では使わない言葉だと思うので、それが難しくて先輩たちや先生に、イントネーションを聞いたり、今いろいろ勉強しています。 最近、韓国で大ヒットしている時代劇の映画もちゃんと見てるし、日本の時代劇も見ます。SMAPさんが出演された映画やドラマ、「七人の侍」や忍者のドラマとか日本の歴史も好きです。
―切ない恋の物語ですが、自分の経験で活かせるような部分は何かありますか?
ソンモ:僕はまだ若いし…(笑)痛かった経験というのはないんですが、高校のときに、彼女とかではなくて、好きだった女性がいて、大学で僕が釜山からソウルに来て、離れてる時があって一か月くらい心が痛かった時があります。
―切ない別れといったら、ソンジェさんが兵役に行きましたが、今も切ないですか?
ソンモ:ソンジェ君は彼女じゃないけど(笑)、悲しくて…正直言うと。その時ソンジェ君と、「ずっと笑顔で見送りしょう」と約束したのですが、ソンジェ君が中に入って、その背中を見ながらすぐ涙が出てしまい、僕一人で駐車場に行ったら、そこにファンの皆さんが来ていてビックリしたんです。その時は本当に悲しくて涙が出ました。昨日もソンジェ君に手紙を送りました。ソンジェ君から先にメンバー達に手紙が来たので、「10日間位過ぎたけど、いろんなお兄さんたちがいて…それで良かったと思うし、僕もここで超新星のため、自分の力も成長するように頑張るから、ソンジェ君もいろいろ経験して、もっと強い男になって帰って来てほしい」と書きました。
―超新星というアイドルとしてのソンモさんと、ミュージカル俳優としてのソンモさん自身にとっての位置づけは?
ソンモ:超新星はアイドルではないけど…グループとしてのソンモは、歌手から始まって、そこから今のミュージカルが出来てると思います。最近映画も撮ったのですが、そのいろいろが、超新星のソンモだと思うから、そこに意味があると思います。これからもずっと超新星のソンモも俳優としてのソンモも全て、一緒にいきたいと思います。
―前作主演のソンジェさんから何かアドバイスはありましたか?
ソンモ:今回の作品は、前回のソンジェ君の作品の「太陽を抱く月」というタイトルは同じですが、歌やパフォーマンス、セリフの全てが変わります。100%同じところが一個もないので、ソンジェ君にアドバイス聞きたいけど、それが出来ないです。作品の全てが変わったから、今回は、僕と俳優さんたちや監督さんとスタッフさんが、これから作りながら、皆さんにもっと良くなった作品を見せることが出来ると思います。
―最後にファンにメッセージをお願いします。
ソンモ:皆さん、超新星のソンモです。今回もこんなに大きなミュージカルに僕がキャスティングされて、本当に光栄で皆さんのおかげだと思います。本当にありがとうございます。皆さんの愛に、がっかりさせないように僕が100%以上頑張って努力してきますから、皆さんもぜひ時間があったら見に来てください。よろしくお願いします。
■最後は超新星ポーズでフォトセッション。初めは本人の希望で韓国語で答えていたのですが、時々日本語が出てしまったり、後半は、ほとんど日本語で答えてくれました。作品を重ねるごとにどんどん頼もしくなっていくソンモさんの新しい「太陽を抱く月」に期待大です!
11月7日(金)~9日(日)≪全6回≫六本木ブルーシアター
全席指定 13,000円(税込)※未就学児童の入場不可。韓国語上演、日本語字幕あり。
チケットは、10月4日(土)10:00より、チケットぴあ・ローソンチケット・イープラス・東京音協にて発売開始!
公演に関するお問い合わせ:株式会社 東京音協 TEL:03-5774-3030(平日11:00~17:00)
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