旅客船セウォル号沈没で、韓国中が悲しみに包まれる中、芸能界も哀悼の意を示し、スケジュール中止などが続いている。

BIGBANG(ビッグバン)のリーダー、G-DRAGON(ジードラゴン)は、20日午後、自身のInstagramに、「Pray For South Korea」というコメントと共に写真を掲載した。写真には「 Pray For South Korea 」というフレーズと共に大きな十字架が入っており、セウォル号沈没の犠牲者を哀悼し、行方不明者の無事帰還を願う気持ちを表している。

その他にもキム・チャンニョル、MissA(ミスエイ)のジア、2AM(トゥエーエム)のチョ・グォン、SUPER JUNIOR(スーパージュニア)のリョウク、2PM(トゥピーエム)のチャンソン、ニックンなど多くの芸能人がSNSを通してセウォル号沈没事故について追悼文を書き込んだ。

韓国芸能界はアルバム発売の延期やスケジュール中止が相次いでいる。当初21日に、ミニアルバム「Overdose(中毒)」を出す予定だったEXO(エクソ)は、発売日を延期した。G.NA(ジナ)もこの日発表予定だった新曲「綺麗な下着」の公開を後に延ばした。また、イ・スンチョル、イ・ムンセ、ユ・イクジョン、イ・ジョンなどは公演をキャンセルしセウォル号の犠牲者追悼の意を示した。

セウォル号沈没事故に伴う国全体の悲しみを反映し、音楽、バラエティ番組も相次いで放送自粛となった。先週は、音楽、バラエティ番組に代わりニュース速報が放送されたが、今週も概ねその傾向が続くものと見られている。天安艦沈没事故の際には、約3週間番組放送が延期されており、同様あるいはそれ以上の放送自粛が続くのではないかという予測が出ている。

済州島への修学旅行に出発した安山(アンサン)市檀園(タンウォン)高校の学生など476人を乗せた旅客船セウォル号は、16日午前珍島(チンド)海上で沈没、現在も多数の行方不明者の捜索が続いている。