駱山公園(ナクサン・コンウォン)
- 2014/1/18
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駱山公園(ナクサン・コンウォン)
駱山公園は眺望が良く夜景や夕日の名所として知られている、総合公園です。それもそのはず、朝鮮王朝時代には両班(ヤンバン:朝鮮王朝時代の貴族階級)達が、夕日を眺めながら休憩していたスポットともいわれています。広場やあずまやなどの休憩スペースをはじめ、展示館、バトミントンやバスケットボールのコートなど各種施設も有する総合公園として、2002年に開園しました。
公園がある駱山は標高約100mの山で、ソウル内四山(ネササン)のひとつです。内四山とは、特に朝鮮時代に、風水地理で、ソウルを守護するとされた山のこと。ソウルを囲むようにそびえる山の中でも、4つの山が代表され、駱山のほかに、北岳山(プガクサン)、南山(ナムサン)、仁王山(イナンサン)などがあります。駱山はラクダの姿に似ていることから以前には「駱駝(ラクダ)山」と呼ばれていて、後に今の駱山となリ、そこにある公園にも「駱山公園」の名が付いた、といわれています。
駱山公園では、遺跡と歴史も楽しんでみましょう。園内には、約2キロの散策路があるのですが、これは昔の城郭として活躍した、恵化門(ヘファムン)と興仁之門(フンインジムン)が残る道とをつないだ道。特に恵化門へ向かう小道沿いは、絶好の撮影スポットとして愛好家にも高い人気を集めるスポットなんです。散策路沿いに長くのびた城郭とソウル市街地が織り成す美しい風景を見ることができます。
また、庇雨堂(ピウダン)と呼ばれるわらぶきの家があります。庇雨堂(ピウダン)とは「雨だけようやくしのげる家」という意味で、つつましく暮した先人達を追慕するために建てられました。朝鮮王朝時代の市民が暮らしていた家屋によく見られた、わらぶき屋根の家です。駱山公園は、市民の憩いの場であるとともに、歴史散歩を楽しめる、総合公園です。
駱山公園(ナクサン・コンウォン)の基本情報
名称 | 駱山公園(ナクサン・コンウォン) |
住所 | ソウル特別市鍾路区(チョンノグ)駱山(ナクサン)ギル54 |
電話番号 | 02-743-7985 |
営業時間 | 24時間利用可能 ただし駱山展示館は9:00~18:00 (冬期9:00~17:00) |
交通 | 地下鉄4号線恵化(ヘファ)駅2番出口から徒歩10分 地下鉄6号線昌信(チャンシン)駅3番出口 または地下鉄1号線東大門(トンデムン)駅5番出口からそれぞれ03番バスに乗り換え駱山終点で下車 |