19日午後2時頃、韓国の地上波放送局であるKBS、MBCとケーブルテレビのYTN、そして大手銀行である新韓(シンハン)銀行、農協系の金融機関などの電子システムが一斉に麻痺状態となった。

同時間帯に一斉に複数の電子システムが麻痺したことから、ニュース速報でこれが伝えられるとともに一部放送局では北朝鮮によるサイバーテロの可能性も提起された。

大統領府は今回の事態についてハッキングによる不正プログラムによるものとし、サイバーテロの可能性を念頭にこれらの追跡調査に着手したことを明らかにした。

被害にあった放送局では、社内のパソコンの電源が一斉に落ちるとともに再起動も不可能に、業務に大きな支障が出ることとなった。また銀行などではすべての電子システムが使えなくなったため出入金・送金・記帳等すべての銀行業務が停止する事態に陥った。

写真：ダウンしたKBS公式サイト