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キャスト スタッフ  

スパイダーフォレスト
>> INTRODUCTION
韓国の新しい才能が放つ、ある男の失われた14日間の記憶をめぐる、戦慄のサスペンス・スリラー!

スパイダーフォレストの写真交通事故に遭い、脳の手術を受けた男、カン・ミン。14日間の昏睡の後、目を覚ました彼は、殆どの記憶を無くしていた。覚えているのは、森の別荘で見た男女の他殺体だけ。バラバラになった記憶をなんとか一つに紡ぎ、真実に迫ろうとする。そして彼は、見知らぬ男から電話で呼び出され、森へ行ったということを思い出す・・・。

『スパイダー・フォレスト/懺悔』は、ある男の失われた14日間の記憶をめぐるサスペンス・スリラー。
主人公が次第に取り戻していく記憶は、亡き妻の想出や、幻想に似た不可解な出来事など、謎に次ぐ謎ばかり。本作は単なるミステリーではなく、次々と複雑に変わっていく状況と己の過去に翻弄される、主人公の極限の感情と恐怖を描いた映画である。

監督は長編デビュー作『Flower Island』(01)で釜山映画祭、東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞したソン・イルゴン。ポーランドの国立映画大学で映画製作を学んだ彼は、監督作品のいずれにおいてもその芸術性の高さを、評価されている。また、短編映画『The Picnic』(99)ではカンヌ映画祭短編コンペティション部門で審査員特別賞を受賞。

スパイダーフォレストの写真主人公のカン・ミンを演じるのは、『結婚は狂気の沙汰』(02)で、青龍映画賞最優秀新人男優賞を受賞したカム・ウソン。最新作の『R-Point』が2004年夏に本国で封切られると、あっという間にサマーシーズンのナンバー1を獲得するなど、主演作が軒並みヒットを飛ばしている。

カン・ミンの亡き妻と、森の近くの写真館の女主人の2役を演じるのは、キム・キドク監督作品の『魚と寝る女』(00)で ひと言も言葉を発しないヒロインを演じ、世界中から注目を浴びたソ・ジョン。彼女はこの映画で韓国国内の映画賞の新人賞を総ナメにした。若手監督と、今の韓国映画界代表する2人の実力派俳優の共演によるコラボレーションが、 詩的で深い感慨を呼ぶ作品へと転化させている。


スパイダーフォレストの写真>> STORY
電話をかけてきたのは誰なのか
送られてきたフィルムには何が写っているのか?
俺の記憶は確かなのか
クモの森の言い伝えは本当なのか?
なぜ2人は殺されたのか
森で見かけた少女は誰なのか
亡き妻に生き写しの女はどこへ消えたのか

「"蜘蛛の森"へ行かなければ・・・。2人の死体が、ある・・・。」
テレビプロデューサーのカン・ミン(カム・ウソン)は、森で不可解な交通事故に遭い、意識不明の重体で発見された。脳の手術を受け、14日後に昏睡状態から目を覚ます。強いショック状態で、記憶障害を負ったカン・ミンが、目覚めてすぐに口にしたのが、森の中に遺棄された男女の死体のことだった。
カン・ミンの友人のチェ刑事(チャン・ヒョンソン)が現場に急行し、証言通り、森の中の別荘に男女の惨殺死体を発見する。別荘で発見された男女の死体は、カン・ミンの上司、ジョンピルと、カン・ミンの婚約者のスヨン(カン・ギョンホン)だとわかり、カン・ミンは一瞬にして事件の第一発見者かつ、重要参考人になってしまう。そしてカン・ミンは、徐々に驚愕の事実を思い出し始める。

「俺の言うことを信じてくれるか・・・?」
断片的に蘇った記憶を整理しながら、カン・ミンはチェ刑事に自分の身に起きたことを話し始める。自分の担当する「ミステリー劇場」という番組で危うく放送事故を起こしそうになった日の夜、見知らぬ男から奇妙な電話がかかってきたこと。"蜘蛛の森"伝説の情報提供者の女性が、飛行機事故で死んだ亡き妻ウナに瓜二つの、スイン(ソ・ジョン)という女性であったこと。再び謎の男から電話があり、指示通りに"蜘蛛の森"へ行ったところ、婚約者と上司の惨殺死体を発見したこと。そしてカン・ミンは、常に森の中に居る"誰か"に見られていたという、はっきりとした感覚を思い出す。一体誰が?何のために?自分は何者かに陥れられようとしているのか?スインから聞いた"蜘蛛の森"の伝説が関係しているのか?亡き妻の飛行機事故が関係しているのか?
全ての答えは、失われた14日間の記憶にあった・・・!!


>> PLODUCTION NOTES
森 - - 暗くて深い、不思議な空間。

スパイダーフォレストの写真森は、明るい昼間だとこの世で一番快適な場所であるが、一度夜の帳が降りると、この世で一番不気味な場所にもなる。木々は迷路のように入り組み、森は決して人間に本来の色を見せない。我々を畏れさせるのに十分不気味で閉ざされているのだ。
そういった意味においても、悲劇が起こり、ショッキングな事実が隠されている場所として、ここよりいいところがあるだろうか?ソン・イルゴン監督がポーランドに留学していた時にも、寮の近くに森があったという。
昼間は近くを通るのが気持ちが良いのだが、夜になると森の近くを歩きたくなくなる、そんな体験が本作の脚本・演出にも活かされた。そして映画の中で重要な役割を果たす、伝説の"蜘蛛の森"を忠実に再現するために、クルーは、人の手が入っていないような、 撮影に適した森を韓国中探し回った。森探しは主役探しに次ぐ重要なファクターだったのだ。そして、最終的には映画全体の6割にも及ぶシーンを美しくも陰鬱な森の中で撮影することになった。

実力派俳優たちによる緻密なコラボレーション

主人公のカン・ミンを演じるのはカム・ウソン。彼は本役を「俳優ならば誰もが演じてみたいと思う難しい役どころ」と評する。脚本を読み、すぐに参加を決めたカム・ウソンは3ヶ月の撮影の間、まったく役になりきってしまったという。「主人公と同じ、抜け出せない記憶の罠に自分もはまってしまった」と撮影時を振り返る。亡き妻のウナと森の近くにある写真館の女主人スインという2役を演じるのは、『魚と寝る女』の一切セリフのない演技で、 世界中のジャーナリストから絶賛を受けたソ・ジョン。主人公に対して別のベクトルを持つ2つの役をこなすために、ソ・ジョンは撮影の前からダンスのレッスンに通い、 亡き妻のキャラクターを作り上げ、またミステリアスなスインを演じるために、 撮影がない出番待ちの時でも森の中で瞑想に耽るなどして2つの人格を見事に演じ分けた。またカン・ミンの婚約者であるスヨン役でスクリーンデビューを飾ったカン・ギョンホは、 初のベッドシーンも体当たりで演じ「冷たくなってしまった男の心を温める切ない女を演じる」ことに集中したと語る。

イントロダクション あらすじ プロダクションノート
キャスト スタッフ  

 
DATA
【CAST】
カム・ウソン/カン・ミン役
飛行時期事故で最愛の妻を亡くし、 不可解な事故で14日間の記憶を無くす 主人公カン・ミンを演じる。1970年10月1日生まれ。韓国ではテレビドラマ「I Loveヒョンジョン」などで 人気を博す俳優。
映画デビュー作は2002年の『Marriage Crazy Thing』。 初出演、初主役の同作が大ヒットした後、 次々と新作のオファーが来る。本作の直後に撮影を開始した『R-point』(04)は、 2004年韓国のサマームービーでNo.1のヒット作となる。 今後が期待される若手俳優の一人。

ソ・ジョン/ウナ、ミン・スイン 2役
カン・ミンの亡き妻ウナと、 蜘蛛の森の近くの写真屋の女主人、ミン・スインという、 物語の重要な鍵を握る2役を演じる。1972年6月10日生まれ。1999年に『ペパーミント・キャンディー』で 劇場長編映画デビューを果たす。その後、キム・キドク監督の『魚と寝る女』(00)での セリフを一切話さない釣り場の女主人の主人公を演じ、一躍有名になる。ヴェネチア国際映画祭をはじめ、 世界の名だたる映画祭に次々と招待された同作で、 国内の主要映画賞の新人女優賞を総ナメにする。

チャン・ヒョンソン/チェ刑事役
カン・ミンの同級生で、 意識を取り戻したカン・ミンに蜘蛛の森の 殺人事件の捜査依頼をされるチェ刑事を演じる。1970年8月25日生まれ。韓国では有名な舞台俳優だが、 近年、その活動の範囲を映画に広げている。主な出演作は『The Butterfly』(01)、『Breakout』(02)、 『Spring Breeze』(03)、『Rewind』 (03)。

カン・ギョンホン/ファン・スヨン役
カン・ミンの婚約者で、カン・ミンの勤める テレビ局のアナウンサーを演じる。1977年3月14日生まれ。
カン・ギョンホンは、KBSのテレビドラマ「太陽の南側」などで 活躍する女優。本作が映画初出演となる。初出演で体当たりのヌードを披露し、 公開前から韓国でも話題に。今後の活躍が期待される女優の一人。


【STAFF】
ソン・イルゴン/監督・脚本
1971年、ソウル生まれ。ソウル芸術大学を卒業した後、 ポーランドはウッジの国立映画大学に留学。
99年に監督した短編映画『The Picnic』が、 カンヌ映画祭短編コンペティションで審査員特別賞を受賞。カンヌ以外にも世界の17の映画祭にて上映され、絶賛を受ける。
2001年、長編デビュー作となる『Flower Island』で、 ヴェネチア映画祭の「現代の映画」部門で上映された後、 釜山映画祭、東京フィルメックスにて最優秀作品賞を受賞。韓国で最も将来を期待される若手映画監督の一人である。監督作全ての脚本も執筆する才能を見せるかたわら、 パク・キョンヒ監督作『A Smile』(03)には俳優として出演している。

キム・チョルジュ/撮影
「本作には2つの異なった時間軸が存在するが、 観客にはちゃんと混乱して欲しかったので、同じトーンで撮るように努めた。
森の伝説のくだりは、過去の出来事ではなく、失われた時間だということを表現するために、 冷たい青い色が出るように撮った」 。
他の代表作は韓国映画『Make it Big』(01)、『So Cute』(03)など。

チョン・ヘジョン/美術
「全てのセットにおいて、2つの時間、2つの異なった世界を表現した。森そのもの、森の中のコテージ、写真館など。コテージは、現実の中では主人公の上司の別荘という顔を持つが、 記憶の中では幼少時の友達の家であり、自分が育った家でもある、といったように。1つのセットが2つ以上の側面を持てるようにした」

ユン・ミナ/音楽
「映画の舞台=森」を意識して、アコースティックやクラッシックの楽曲を作った。
他の代表作に『チング』(01)のユ・オソン主演の『チャンピオン』(02)、『Mutt Boy』(03)などがある。


監督・脚本:ソン・イルゴン
製作総指揮:アン・ミンジュン
製作:キム・デヒョン/フランチェスカ・フェデール
撮影:キム・チョルジュ
美術:チョン・ヘジョン
衣装:キム・ウンスク
特殊メイク:キム・ヒスク
VFX:キム・テヨン
音楽:ユン・ミナ
編集:チェ・ジェグン
原題『SPIDER FOREST』/2004年/韓国映画/上映時間120分/カラー/ビスタサイズ/

第52回サン・セバスチャン映画祭コンペティション部門・新人監督部門出品
第5回東京フィルメックスコンペティション部門出品
第29回トロント映画祭正式上映


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