【取材レポ】「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督、Ryu、イ・ヒムン、チョ・ドンヒ、キム・ナムホ、イ・ジス登壇「Darma Original Sounds Korea 2018」記者会見

11月3日(土)代々木・山野ホールにて「Darma Original Sounds Korea 2018」が開催され、『冬のソナタ』のOSTを歌ったRyuをはじめ、イ・ヒムン、チョ・ドンヒ、キム・ナムホ、イ・ジスの実力派アーティストと、ユン・ソクホ監督をスペシャルゲストに迎え、イベントが行われた。またイベントの合間には記者会見が行われた。

2004年に日本に紹介され、空前の大ヒットとなり一躍韓流ブームとなったユン・ソクホ監督の『冬のソナタ』。それから今年で15年目を迎え、現在の日本では沢山の韓国ドラマが放送され、さまざまな文化交流が行われている。

会見では、その韓流の立役者となったユン・ソクホ監督とともに韓国ドラマとOSTの魅力、ドラマの映像とともに、日本でも人気のある韓国の実力派アーティストがOSTやパフォーマンスを披露した。

左から、キム・ナムホ、イ・ヒムン、Ryu、ユン・ソクホ監督、チョ・ドンヒ、イ・ジス
1部公演を終え、ステージに登壇すると各自挨拶へ

キム・ナムホ「みなさんこんにちは。韓国のミュージカル俳優 キム・ナムホと申します。よろしくお願いします。」

イ・ヒムン「みなさんこんにちは。私は韓国で伝統民謡を歌っているイ・ヒムンと申します。よろしくお願いします。」

Ryu「みなさんこんにちは。Ryuです。よろしくお願いします。」

ユン・ソクホ監督「こんにちは。冬のソナタの監督のユン・ソクホです。よろしくお願いします。」

チョ・ドンヒ「みなさんこんにちは。シンガーソングライターのチョ・ドンヒと申します。お会い出来て嬉しいです。」

イ・ジス「こんにちは。私は作曲家、そしてピアニストのイ・ジスと申します。」




Q.1部公演を終えての感想をお願いします。

イ・ジス「思った以上に多くの方にお越しいただき席を埋めてくださいました。とても感動的でありがたいと思いました。」

チョ・ドンヒ「客席の前のほうの方は一緒に歌も歌ってくだってとても感動的でした。そして歌を聴いてくださるみなさんの姿がとても紳士的に耳を傾けてくださったので、歌っていてとても気分を良くしていました。」

ユン・ソクホ監督「日本で『冬のソナタ』を紹介された当時は、このようなイベントが沢山ありましたので、イ・ジス音楽監督やRyuさんともよく会っていましたけれども、しばらくお目にかかる機会がなかったのですが、今回このように久しぶりに一堂に会することが出来て、とても嬉しかったです。こういう場を通して初恋の人にまた再会したような気持ちになりました。」

Ryu「私もいろんな公演をやらせていただいて、監督さんがおっしゃったように韓国のいろいろな素敵なアーティストと一緒に公演が出来て嬉しかったですし、無料公演で自分のファンじゃない方々にも聴いてもらったりすることが出来てすごく新鮮な公演でした。またこういう機会を沢山作ってまた来たいなと思っております。」

イ・ヒムン「私はドラマOST(公演)に参加したのは初めてですが、ライブで歌ったのが日本ということがすごく面白くて楽しかったです。あと、伝統民謡を歌っている人がこういう姿で日本で歌ったのも楽しい経験でした。ありがとうございます。」

キム・ナムホ「韓国と日本の合同公演なのが僕にはすごく嬉しい事でした。こんな素晴らしい方たちと、僕はそんな人じゃないですけれども、今回機会が出来て本当に嬉しかったです。ありがとうございます。」

Q.OSTの魅力をどんなところに感じますか?

キム・ナムホ「普通の曲はステージの記憶しかないですが、OSTはあの時の自分が見てた感情を思い出すことが出来るのが、一番の魅力じゃないかと思っています。」

イ・ヒムン「ナムホさんと同じ考えです。」(笑)

Ryu「日本のドラマも特別な魅力がありますが、韓国のドラマのOSTでこんなに沢山の方が聴いてくださっているというのは、ちょっとの文化の違いで表現が若干違っても、愛を通して別の愛を見つけるという楽しみがあるかなと思います。『冬のソナタ』もそうですが、歌手としては監督さんのドラマみたいに映像がすごく綺麗なドラマに出会ったりすると、超ラッキーです。イメージがファンのみなさんにすごく伝わりやすく、すごく良いところがあるので、みなさんぜひ聴いてください。」

Q.日本のOSTは歌があまり載らず、韓国のOSTは歌が入りますが、監督にとってOSTはどんな要素になっていますか?

ユン・ソクホ「日本のドラマのOSTは、ほとんど歌が入らないのは初めて聞きました。私は日本の映画を演出したこともありまして、韓国と文化の違いと少し関係があるのかなと感じました。やはり日本は、押さえる、節制する文化があるんじゃないかなと思います。
例えば韓国は主人公のキャラクターは、あるがままに表現したいと思うところを日本の場合はグッと抑えるという気持ちが働くので、おそらくOSTに歌詞が載ることによって登場人物の感情などの妨げになってしまうのでは?という風に考えるのではないでしょうか。一方、韓国の場合は、キャラクターの感情をもっとはっきりと表現したい、もっと増幅させて感情を見せたいということがあるがゆえに歌詞を載せたOSTを繰り返し使ったりするということがあります。

ドラマを作るに当たって、やはり音楽というものは絶対的に需要な要素であると私は思います。以前ミュージカルで『冬のソナタ』をやった時も、スタートが暗転の状態で『最初から今まで』という曲のイントロが流れ始めると、冬ソナの魔法の世界の入口になるわけです。音楽というのはそれほどに大きな力を発揮します。ですから韓国では音楽を非常に重要に考えて、全ての演出家たちが音楽をどのように使うか、どのような時に使うかということを熱心に研究しています。」

チョ・ドンヒ「やはり音楽自体、強い力を持っていると思いますので、その音楽を聴けば当時のことが思い出され、その時に帰ることが出来るし、香りすらも感じることが出来るんじゃないかと思います。その場面が頭の中に思いだされて、当時はこんな道を歩いたなとも思い出せると思うんです。映画やドラマなどの映像クリップが頭の中に浮かんでくるわけです。

私は映画音楽の仕事もしていますが、作品において演出家がどういうことを意図しているかをしっかり掴んだうえで、音楽を重ねていかなくてはいけないと思いますので、演出家の方とはしっかりと相談する必要があります。その結果、音楽と演出の方が意図していることがぴったりと当てはまった時には、本当に見事にその感情を増幅させる効果があるのではないかなと思います。

今日はいろんなアーティストの方がいろんな曲を聴かせてくださいました。それぞれの作品もそうですし、『冬のソナタ』も言うまでもなく効果が出てると思います。やはりOSTというものは感情をうまく効果的に増幅させる、そして映像は音楽を、音楽は映像をより美しく際立たせる要素があるんじゃないかなと思います。」

Q.イ・ジスさんはどんなところに気をつけて音楽を作っていますか?

イ・ジス「私の場合、映像と音楽の関係というものは、俳優が演技をする以上に重要なものになっていると考えています。というのも実際に俳優の演技では見えてこない、隠れた感情を音楽が上手く表現するということがあるからです。ですから私は常々この音楽に携わりながら、OSTに使われる音楽というものは、もう一つの言葉というふうに感じています。

たとえば、私が音楽を作る作業をしているときには、まだ音楽が載せられていない映像をもらうわけです。その映像を見ただけでは、果たしてこの人たちはどういう感情を抱いているのだろうか?というのが、はっきり分からない部分が大部分であったりします。そこに音楽を載せるのことによって、演じている人たちの感情が見えてくるようにしなくてはいけないので、どんな感情をこの映像に載せていっていいのかを常々頭を悩ませていますので、ある意味、ありふれた表現になるかもしれませんが、音楽というものは、映像においての役割が非常に大きなものがある、重要であると思います。

Q.最後にひとことずつお願いします。

キム・ナムホ「韓国のドラマとOST、文化を愛してくれて本当にありがとうございます。それだけでも嬉しいです。僕ももっと頑張るので応援してください。」

イ・ヒムン「…応援してください」(全員笑)

Ryu「まだまだ沢山のみなさんが見に来てくださったり、記者の方も訪ねてくださって本当にありがとうございます。いろんな日韓関係でなかで複雑なイメージのこともいっぱいあると思いますが、それはそれで置いといて、お互いの文化を楽しんで歩んでいけばいいかなと思っております。これからもよろしくお願いいたします。」

ユン・ソクホ監督「『冬のソナタ』というひとつの文化コンテンツが、国の違う人たちを繋げてくれて共感ができるようなことを作り上げてくれた大きな証拠を残したというふうに思っています。だからこそ、これからもこういった交流が続くように一生懸命仕事をし続けなくてはいけないなと、今日この場であらためて感じました。ありがとうございます。」

チョ・ドンヒ「音楽というものは、言葉という壁を超えて、全ての人たちの胸に染み込むものだと思っています。私はもっぱら映画に関わっていますが、OSTがとても大好きです。遠からず、また別の作品でみなさんとまたお会いできるのではないかなと思っています。韓国の映画やドラマのOSTを愛してくださって本当にありがとうございます。」

イ・ジス「10年以上経っても『冬のソナタ』と音楽を持って、このように公演が出来ることが昔は想像も出来なかったような奇跡ではないかと思います。そんな素晴らしい文化交流の元を作ってくださった監督をはじめスタッフのみなさん、そしてそれを愛してくださった日本のファンのみなさんに感謝を申し上げたいと思います。これから先もずっと、またあらたなコンテンツを提供し続け、両国の交流がこれからも続いていけばいいなと願っています。」

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