【取材レポ】知英「新しい自分を見つけていくことが今の夢」稲葉友、原桂之介監督登壇!「私の人生なのに」完成上映会舞台挨拶

Q.その2人が、お互いにかけがえのない存在になっていくということですが、今のご自身にとってのかけがえのない存在は?(監督から話すことに)
監督「考えてきちゃったのばれちゃうかもしれませんが、(笑)こうやって映画を見に来てくださるお客様がいらっしゃらないと、映画って作っても意味がないので、自分にとってかけがえのない存在は、自分だけじゃなくて、スタッフ、俳優もみんなそうなんですけど、あと、日本で映画を作ってるみんなそうだと思うんですけど、お客様においでいただけることがかけがえのない存在です。」

知英「私から言えばよかった~。こんな素敵なこと話されたら、“私は猫だ”と。どうしよう。猫飼ってて、2匹、レオン君とニニ君。それを答えようと思ってたら、こんな素晴らしいこと…すみません。」
―癒されてますか?
知英「癒されてますね、もちろん。みなさんにも…すみません、遅くなりました!(会場笑)そこは当たり前のことで!」
稲葉「なんなら俺も監督と言おうとしたのが被ったからどうしようかなと。先に言えばよかったと。でも今日、両親とか来てまして、この映画が家族というところがすごく大きなひとつのものになってるんですね。この映画見てあらためて家族って大事だな、かけがえないなと…ごめんね、急に真面目に喋って(笑)と思うんですけど、こういうところに来てくれるのもそうですし、兄弟もうちは男3兄弟の末っ子で、兄たちもすごく良くしてくれて、その兄貴には子供が生まれて甥っ子が出来てとか。本当にこの人たちがいないと生きていけないなと思う今日この頃なんで…家族ですね。(客席の遠くから笑い声が聞こえ)めっちゃウケてんな(笑)あと、足を運んでくださる皆さまがやっぱり。」

Q.瑞穂はオリンピック候補のスター選手であったにもかかわらず、下半身麻痺ということになってしまって、でもその中に音楽と出会うことによって、あらたな夢を見つけて、少し勇気を持って…というようなのがこの映画の感動ポイントだなと拝見して思ったのですが、みなさんにとって今持ってる「夢」はありますか?
(監督が先だと、いいこと言うから~ということで、今度は知英から言うことに)

知英「私は、今、本当にありがたく歌手としても女優としても両方やって、そしてこの映画にも参加できた理由も、そうやって歌えたり、お芝居が出来たりということもあったり、身体がたまたま柔らかく動いて、新体操の役を出来たり、本当にいろんなことに感謝する毎日なんですけど。また、自分にとって新しい作品に出会うことを毎日夢見てます。そして新しい自分を見つけていくというのが、今は自分の夢としてあります。」

稲葉「この映画がとにかく広がってほしいというのがすごくあって、1人でも多く、どうしたらいいかというのもあるんですけど、(記者の)みなさんが広めてくださったりだとか、(みなさんが)こうやって足を運んでくださって広めてくださったりとか…もちろんしてくださると思うんですけど(笑)そういうのも期待しつつ、この作品に出て、作品を見てほしい、自分は何が出来るんだろう?と思うんですけど、やっぱり続けることしかできない。だから死ぬまでこの仕事をしてたいなというのが大きいところの夢で、近いところはこの作品をどれだけ広められるか。やっぱり大変です、そこに今賭けてます。広げたくてしょうがない。」

監督「稲葉さんがちょっと良いこと言うから…近いかな?もっと稲葉さんより近いこと言っちゃうかもしれないですけど、今日みなさんに足を運んでいただいてご覧いただくので2時間後くらいに楽しんで帰っていただきたいというのが本当に夢ですね。」

Q.ここは見逃さないでという、おすすめのシーンは?

稲葉「一秒たりとも見逃さないでほしいですよね」
監督「シーンと言われると本当にこんなに困ることはなくて、限定しちゃうと“そこなんだ!”ってなるのも違うと思って。これ逃げてもいいですかね。真正面からちょっとズレて、ご覧になったみなさんそれぞれが感じられるところは違うんじゃないかなと思っていて、ここがいいなと思うところがあるとしたら、本当にそこをそう思っていただいたことを自分は大事にしたいなと思いながら…おります、です。(笑)」

稲葉「本当におっしゃる通りで。各世代いろんな世代の方が来てくださってると思うんですけど、本当にどの年齢で見ても、人生のどのタイミングで見ても、どこかで何かが引っかかる映画だなって気がして、それぞれ全然響き方とか違うと思うんですけど。どうなんだろうな、やっぱりギターで歌ってるところも見どころとしてはあるし。あとはネタバレかどうかも分かんないレベルで言うと、たいやきくんの話をしていることころがすごい好きで、あそこは喋ってて楽しくてとか。でもやっぱり新体操をしている知英がすごくキレイなので、みなさんぜひそこを見どころと思って見ていただけると。」
知英「さいごにそんな!」(会場から拍手が沸く)

(ここで監督にヒソヒソ話をする知英)
知英「信じられないかもしれないですけど、この3人が同じシーンで出てくるんですよ」
稲葉「(監督も)出てるんですよ」
知英「監督出てるんですよ(笑)だから、私がさっき監督に聞いたのは、“監督が出たの言っていい?”と聞いたら、“そこはちょっと~”と言ったんですけど、言っちゃいました!(笑)3人が出てくるシーンがありますから」
稲葉「結構重要なシーンですよね」
知英「そうなんですよ、大事なシーンですよね。映画の中だと全然違う人なんですよ」
監督「いや、まあ、あの、お話します!これは話さずにいられない。別に出たがりじゃなくて、ようはちょっと、稲葉さんをちょっと傷つけてしまうかもしれないのもあったので、傷つけるなら自分だと思って」
稲葉「“傷つけるなら俺だ!”も愛情でしかないですね。終わってどこだったかなと思うくらいがちょうどいいと思うんですね」
知英「ほんと、そのくらいですね」

Q.最後に知英さんからメッセージをお願いします。
知英「短い時間だったんですけど、いろいろ話せたと思うんですど、まだまだいろいろ話したいんですけど、映画を観てもらうのが一番いいかなと思います。今回この映画では今までやったことのないことに挑戦して、本当にやりがいを感じたりするんですけど、そういうもの以外も、本当に家族だったり、周りの大切な友達だったり、周りの人の愛もあらためて感じられたって私もこうやってまたあらためて思うんですけど、この映画が終わって、みなさんそれぞれ感じることもそれぞれ違うと思いますし、この映画が終わって、とにかくいい映画だったなってなればそれが一番かなと思いますし、また、主題歌や歌を聴いて勇気をもらってほしいです。今日は、最後まで楽しんでってください、ありがとうございました。」

3人の仲の良い和気あいあいなトークで舞台挨拶は終了、その後上映会へ。
知英が新体操にも挑戦し女優としても注目を集めている映画「私の人生なのに」は7月14日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー。

映画「私の人生なのに」

出演:知英 稲葉友 落合モトキ 蜷川みほ 江田友莉亜 深沢敦 野中隆光 飯田孝男 根岸季衣 高橋洋 赤間麻里子

監督・脚本:原桂之介
原作:清智英・東きゆう『私の人生なのに』(講談社刊)
製作:瀬井哲也 プロデューサー|行実良、柴原祐一 共同プロデューサー|長井龍
撮影:加藤十大 照明|志村昭裕 録音|小林武史 美術|田口貴久 編集|相良直一郎
衣裳:岡本華菜子 ヘアメイク|及川奈緒美 キャスティング|あんだ敬一 助監督|岩坪梨絵
制作担当:金子堅太郎 ラインプロデューサー|傳野貴之
音楽:山本加津彦  主題歌|JY「涙の理由」

制作プロダクション:ダブ
協力:J-Workout、幸和義肢研究所、松永製作所、コ・イノベーション研究所、Chacott
配給:プレシディオ 宣伝|MUSA
©2018『私の人生なのに』フィルムパートナーズ
2018年/日本映画/日本語/カラー/103分
http://watashinojinsei.com/




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