韓国版 ミュージカル『モーツァルト!』 イ・ジフン、チョン・ドンソク、キュヒョンさん(SUPER JUNIOR)のウィッグをアデランスが技術協力!

アデランスが、6月10日(金)から8月7日(日)に韓国の世宗文化会館大劇場(韓国・ソウル市)にて公演が予定されているミュージカル『モーツァルト!』のウィッグ製作に技術協力する。

主演のヴォルフガング・モーツァルト役を務める、イ・ジフン、チョン・ドンソク、キュヒョン(SUPER JUNIOR)のウィッグ製作を、アデランスの文化芸能部門を担う「スタジオAD」が担当する。

アデランスの「スタジオAD」は、ウィッグとヘアメイクのエキスパート集団として1985年に発足した。以来30年以上に渡って、舞台や映画、ドラマ、コンサートなどの幅広い場面で、機能性・芸術性に優れた芸能用ウィッグを提供している。演出を手掛ける小池修一郎氏は、1989年の『天使の微笑・悪魔の涙』(制作:宝塚歌劇団)より数多くの作品でスタジオADのウィッグを使用、2002年からの日本版『モーツァルト!』(製作:東宝)でも使用していた縁から、今回の協力へと結びついた。

主演のヴォルフガング・モーツァルト役を務める3名の俳優

モーツァルト

『モーツァルト!』の主役、ヴォルフガング・モーツァルトは、作品の時代感の中では、いい意味でその時代を持て余した人間であり、飛び抜けた感性の持ち主であった。そうした部分を表現するため、現代の要素をウィッグデザインに取り入れつつ、華やかなウィッグ文化の中でも、その作品の時代感に負けないものをと考えている。(ヘアメイクアーティスト岡田談)

『モーツァルト!』~作品について

終わらない感動、 永遠のレクイエム 2016『モーツァルト!」
韓国でヨーロッパミュージカル旋風を巻き起こしたミュージカル『モーツァルト!』が2年ぶりに戻ってくる。『モーツァルト!』は2010年の韓国初演当時、世宗文化会館大劇場で連日全席売り切れを記録し、その年のあらゆるミュージカル授賞式で総計11部門の賞を席巻した作品。

その後も再公演を続け、イム・テギョン、パク・ヒョシン、キム・ジュンスなどミュージカル界のスター誕生でも注目を集めてきた。
『モーツァルト!』は、天才音楽家の人間としての苦悩、自分自身との葛藤など、深みのある主題を多様な人物との関係で語っていく脚本、そしてクラシックでありながら大衆的なミュージカルナンバーと華麗な舞台美術で描いていく大作ミュージカルである。

原作者から最高の激賞を浴びた日本最高のミュージカル演出家、小池修一郎

2016年、韓国版ミュージカル『モーツァルト!』の演出を日本の代表的な演出家の小池修一郎氏が務めることが発表され注目を集めた。

日本の宝塚歌劇団の演出家である小池氏は2002年『モーツァルト!』の日本初演当時、演出と脚色を手がけ、特有の繊細かつ劇的な演出で読売演劇大賞優秀演出家賞、菊田一夫演劇賞大賞を受賞した。日本で最も評価の高いミュージカル演出家の一人である。

小池修一郎氏は、ヴォルフガングの天才性を象徴する子役「アマデ」を、テキストの劇的効果を極大化する存在として描き、原作者たちから『彼は台本の中のアマデを舞台の上で完成させた』と激賞を浴びた。ドレッドロックス(dreadlocks)のヘアスタイルにデニムのジーンズを着た自由なミュージシャン姿のヴォルフガングと、彼の周辺に影のように存在し続ける「アマデ」の関係性を描く繊細な演出が、2016年度『モーツァルト!』の観劇ポイントだ。

デニムを着たモーツァルト!ドレッドロックス(dreadlocks)のヘアスタイルに赤いジャケット、 ジーンズのスタイルで自由なミュージシャンを象徴

2011『モーツァルト!』韓国初演当時、最も印象的だったのはドレッドロックスのヘアスタイルにジーンズ、赤くて派手な宮廷服を着たヴォルフガングのイメージだった。今年の『モーツァルト!』には初演当時の純粋で自由を欲しがっていたミュージシャンの姿で戻ってくる。

演出の小池修一郎氏は『Gパンに長髪というのは、60年代に始まったロック・ミュージシャンの象徴です。「既成概念からの自由」を象徴します。原作のクンツェ=リーヴァイのコンビは、この時代に実際に一緒に活動していたロック・ジェネレーションの申し子です。今回の公演でヴォルフガングをGパンに長髪のコンセプトにする理由は、彼らに敬意を表すると同時に、青春時代の彼らのファッションは、50年後の今も「自由」を象徴であり続けているからです。そこに、18世紀のモーツァルトの生き方をオーヴァーラップさせたところが、この作品の最もユニークな視点であると思います。 』と韓国の舞台にジーンズに長髪のヴォルフガングが再登場する演出意図を語った。

『モーツァルト!』主演キャストのプロフィール

イ・ジフン

ヴォルフガング・モーツァルト役 イ・ジフン
出演作品の一例
ミュージカル
『ラ・カージュ・オ・フォール』(2015~2014) アルバン役
『プリシラ』(2014) ティック役
『ウィキッド』(2014~2013) フィエロ役
『エリザベート』(2013) ルイジ・ルケーニ役
『エビータ』(2012) チェ役
『三銃士』(2011) ダルタニャン役
『ジャック・ザ・リッパー』(2011) ダニエル役
『スリル・ミー』(2010) 彼役
『ハムレット』(2008) ハムレット役
『アルターボーイズ』(2006) マシュー役
ほか多数

映画
夢精期2 (2005) カン・ボング役
ラブリー・ ライバル(2004) クォン・サンチュン役

ドラマ
KBS 大河ドラマ『チャン・ヨンシル』(2016) チャン・ヒゼ役
KBS 『最高だ、 イ・スンシン』(2013) キム・ヨンフン役
tvN 『ガラスの仮面』(2013~2012) キム・ソンゼ役
SBS 『私の娘コンニム 』(2012~2011) ウン・チェワン役
KBS 『近肖古王』(2011~2010) ヘゴン役
ほか多数
受賞

2013 第19回 韓国ミュージカル大賞 助演男優賞 ほか多数

チョン・ドンソク

ヴォルフガング・モーツァルト役 チョン・ドンソク
出演作品の一例
ミュージカル

『フランケンシュタイン』(2016~2015) ビクター・フランケンシュタイン役
『エリザベート』(2015~2013) トート(死)役
『マリー・アントワネット』(2015~2014) フェルセン伯爵役
『太陽を抱く月』(2014/2013) イ・フォン役
『ノートルダム・ド・パリ』(2013/2009) グランゴワール役
『エリザベート』(2012) 皇太子ルドルフ役
『ウェルテル』(2012) ウェルテル役
『二都物語』(2012) チャールズ・ダーネイ役
『ハムレット』(2011) レアティーズ役
『モーツァルト!』(2011) ヴォルフガング役
『モンテクリスト伯』(2011/2010) アルベール役
『ロミオとジュリエット』(2009) ロミオ役 ほか

演劇
『恋愛戯曲』(2010) 向井正也役
アルバム
2013 Two of Us

コンサート
2015 The Greatest Vocalist (Tokyo)
2014 世宗文化会館 年末コンサート
2014 VOICE OF WONDERS (Tokyo)
2013 クリスマスコンサート(Tokyo)
2013 K-Musical Stars Concert (Tokyo)
2012 シアタークリエ 5th Anniversary ONE-HEART MUSICAL
FESTIVAL(Tokyo) スペシャルゲスト出演

受賞
2013 第19回 韓国ミュージカル大賞 新人男優賞
2005 第16回 音楽ジャーナルコンクール 1位 ほか

キュヒョン

ヴォルフガング・モーツァルト役 キュヒョン(SUPER JUNIOR)
出演作品の一例
ミュージカル

『ウェルテル』(2015) ウェルテル役
『ロビン・フッド』(2015) フィリップ役
『あの日々』(2014) ムヨン役
『SINGIN’ IN THE RAIN』(2014) ドン・ロックウッド役
『太陽を抱く月』(2014) イ・フォン役
『三銃士』(2013/2011/2010) ダルタニャン役
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2012) フランク役

コンサート
2015 ソロコンサート 『そして、 また秋』

アルバム
2015 デジタルシングル 『遠ざかった日』
2015 ソロ・ミニアルバム 『再び、 秋が来れば』
2014 ソロ・ミニアルバム 『光化門で』 ほか多数
OST
2015 SBSドラマ 『君を愛した時間』 僕たちが愛し合った時間
2015 tvNドラマ 『ホグの愛』 キミの星に届くまで
2012 SBSドラマ 『大風水』 Just Once
2012 SBSドラマ 『花ざかりの君たちへ』花ざかりの君たちへ ほか多数
放送
MBC 覆面歌王 (2015)
KBS 2TV ドキドキインド (2015)
KBS 2TV マンマミーア MC(2013)
MBC ラジオスター MC(2011~)
KBS 2TV 不朽の名曲2-伝説を歌う(2011) ほか多数

受賞
2016 第30回 ゴールデンディスクアワード デジタル音源部門 本賞
2014 MBC 放送芸能大賞 ミュージック・トークショー部門優秀賞
2012 MBC 放送芸能大賞 ショーバラエティ男性新人賞 ほか多数

韓国版 ミュージカル『モーツァルト!』

期間:2016年6月10日(金)~8月7日(日)
会場:世宗文化会館大劇場
(ソウル特別市鍾路区世宗路81-3)
製作:(株)EMKミュージカルカンパニー
脚本:ミヒャエル・クンツェ
作曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出:小池修一郎




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